【3.0レポート】音楽座ミュージカル「リトルプリンス」
音楽座ミュージカル「リトルプリンス」
音楽座のレパートリーに入っている「リトルプリンス」、何度も上演を重ねてきた。初演時はセットもしっかり作っていた記憶があるが、今回はそういったセットらしきものはなく、舞台にはほとんど何もない状態でいくつかのBOXがあるだけだ。
ストーリーはもちろん、あの話に変わりはない。砂漠に不時着する飛行機、命拾いした飛行士の前に現れたのは、超マイペースで馴れ馴れしくはなしかける不思議な少年。この出会いから物語は始まる。
余分なものを削ぎ落し、作品のエッセンスだけを上手くミュージカルという形式にし、ノンジャンルなダンスパフォーマンスで印象づける。王子様役は初演時から女性が演じているのだが、少年っぽくみせつつも中性的で、その曖昧なニュアンスがこの作品のファンタジー性にマッチする。飛行士役はここ数年は広田勇二が演じているが、困り果て、おろおろとするところはリアリティもあり、当たり役。
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