【レポート】舞台『ACCA13区監察課』
なお、ゲネプロ前に囲み会見があった。登壇したのはジーン・オータス役の荒木宏文、ニーノ役の丘山晴己、モーヴ役の蓮城まこと。
荒木宏文は「この作品はどの角度からでも見られてしまう円形のステージだからこそ、どこから観ても満足して頂ける作品にするために、この1ヶ月間皆で苦労しながら一生懸命取り組んできました。客席がお客様で埋まったことで感じる興奮や喜びが、苦労してきたからこそプラスに働きそうで、初日を迎えるのが心から 楽しみです。1 度観た方にも『また違う角度から観たい』、『今日見られなかった表情を違った席で観たい』と思って頂ける、何度観ても満たされないような、次を期待してしまうような作りこみになっていると思いますので、このまま気を抜かずにどこから観て も大丈夫というパフォーマンスを精いっぱい千秋楽まで努めたいと思います」とコメント、ジーンらしい立ち姿が印象的であった。丘山晴己は「今回、尋常ではないくらいの台詞量で、難しい台詞も多く、僕自身とても大変だったのですが、読んでいるうちにすんなりと覚えることができました。舞台化にあたって、皆様の中にもあると思うのですが、僕の中にあるアニメやマンガから感じたニーノのイメージをどう伝えた らよいのか、また、ニーノの二面性をどう見せていくのということにとても悩みました。精一杯演じさせて頂くので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います」と語るが、ジーンに付かず離れずな位置で物語のキーマンらしい存在感。蓮城まことは「モーヴという役が私自身大好きです。モーヴはとても強い女性なのですが、ちゃんと人間らしい感情があって、弱い部分もあって、でもそれを必死に隠しているというような、強さの裏にあるものを意識して役を作ってきました。マンガ、アニメ原作の作品を演じるのが初めてなので、とても緊張していますが、もうすぐ皆様にお見せできるのが楽しみで、わくわくとどきどきしています」とコメント、宝塚の男役ならではのビシッとしたイメージにプラスして女性らしさを漂わせ、モーヴがそこにいる感じであった。あらゆる角度から見られるのは円形の舞台ならでは。それに対して蓮城まことは「髪の毛まで見られている」と言い、丘山晴己は「どこから見られてもいいという身体、エネルギー、凄い意識しています」とコメント、荒木宏文は「常に見られている、どこから見ても(いいように)見えるようにするのは難しい」と語り「考えながらやっていかなくては」と気を引き締める。
品川プリンスホテル クラブeXというスタイリッシュな空間、場所も役者も揃った作品、ほぼ360度観られる空間でのそのじわじわと来る緊張感を客席でも体感!
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