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OPERA「セヴィリアの理髪師の結婚」

【3.0レポート】OPERA「セヴィリアの理髪師の結婚」

OPERA「セヴィリアの理髪師の結婚」

物語の出だしの楽曲は「フィガロの結婚」より、序曲、そして伯爵の領地にある城の一室。伯爵の従僕であるフィガロは伯爵夫人の侍女であるスザンナとの結婚を控え、城内の一室を与えられたが、これは伯爵のスザンナを手に入れようという下心、彼女からこの事を聞かされたフィガロはびっくり。また、女中頭のマルチェリーナは少々お年を召しているが、美人で頭もいい。フィガロに金を貸した時に書かせた「借金を返せなかったら結婚する」という証文を利用してフィガロと結婚しようと企んでいる、しょうもない“おばさん”だ。しかも浮気者の伯爵、3年前、つまり「セヴィリアの理髪師」ではフィガロにロジーナとの仲を取り持ってもらって結婚にこぎつけたのに、こともあろうにフィガロの“彼女”に手を出そうとしている、しかも権力も使って、というからトンでもない“ダメダメ”な男。ロジーナはそんな浮気者の夫に悩んでいる、もっともな感情だ。

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