【レポート】舞台「イムリ」
さて主人公のデュルク、カーマで、しかも権力者層「呪師衆」の家に生まれたエリートだ。寄宿学校に入学したばかりの新候補生だが、権力者層でもかなりの上流なので、ちょっとおっとりとした世間知らずだが、心優しく他者への思いやりを持つ少年。デュルクは「何故、またこの夢を見るんだ」とつぶやく。普通のカーマにはない現象だ。その夢には1人の少女が登場する。ミューバ(谷佳樹)、彼女は一体、何者なのか……。彼の夢には真っ赤に染まった部屋も出てくる。そんな悪夢にうなされるデュルク、これから始まる冒険とドラマの幕開きだ。ラルド(秋沢健太朗)は優秀な少年で男気もあり、カーマ社会の閉塞感を憂いている。デュルクに惹かれるのにそう時間はかからなかった。ラルドに仕えるイマク(北乃颯希)、ラルドとは志を同じくする。
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