宮澤佐江
原作は知らなかったんですが、今まで自分が経験してきた舞台やミュージカルと違ったテイストになる作品だと聞いたので、すごくやってみたいと思いました。私、新しいことにチャレンジすることが好きなんです。植木豪さんは以前ドラマで共演したことがありますし、ACEは高校の同級生なんです。まさかこんなふうに共演できるとは思ってませんでした(笑)。出演者の皆さんから「みんなで新しいものを作っていこうぜ!」感がすでに出ているので、その中に私もいられることがすごく幸せです。あと、久しぶりにバッキバキに踊ってみたいなって思うんですけど、共演者の方たちはダンスが上手な方ばかりなので不安と期待が入り混じってる感じですね(笑)。
伊藤今人(梅棒)
『TOKYO TRIBE』は連載当時に読んでいたので、今回の舞台版に関わることができて嬉しいです。映画版も観ました。すごくエキセントリックな描き方をしているなって印象でしたね。漫画や映画だとスピード感を自由自在に表現できますし、一瞬で時代を超えたり場面を切り替えることもできます。でも、舞台はそういうわけにはいきません。空間を動かしてお客さんにそう思わせないと無理のある展開になったりしますから。そこが舞台の難しさだと思うんですが、逆に面白さでもあると思うんです。今回、僕が演出をする上で、場面だったり、登場人物の心情だったり、そういうものが変わっていく様を舞台ならではのやり方で描いていけたらいいなと思っています。
ACE
『TOKYO TRIBE』は原作も映画版も好きなので、舞台版に出演できることが決まった時は「やっと来たか!」って感じでした(笑)。原作を読んだ時、作品の内容は過激な描写も多かったりするんですが、思わぬ展開があったりして結構ハラハラしながら引き込まれていったのを覚えています。今回の共演者のほとんどが面識のある人たちなので心強いです。あ、でも逆に気まずいのかな?(笑) とにかく、自分は役者として、ラッパーとして、伝えることをメインに活動してきましたが、この作品ではその経験を生かしつつも新しいことにも挑戦できるんじゃないかと。それと、観に来てくれた人に違和感なく、この作品の世界を伝えられる作品にしたいと思っています。
DOTAMA
原作の『TOKYO TRIBE』は、渋谷や池袋あたりの当時のファッションカルチャーを切り抜いて、トレンドをフィーチャーしつつ、東京の若者たちの青春劇というには描写がバイオレンスですが、過激でありながら切なくもあって、すごい傑作だなって当時連載されていたのを読んで思いました。原作も大好きで、園子温監督の映画版にもちょい役でしたが参加させてもらいましたので、今回の舞台版にも出演することができるのは本当に嬉しいです。演出や脚本などはこれから固まっていくところだと思いますが、自分のラッパーとしてのアイデンティティーを出しつつも、作品の世界観を損なわずに、演出としてもご協力できるようなものを提示できるよう頑張ります。
當山みれい
初めて舞台というものに挑戦させていただきます。舞台『TOKYO TRIBE』は出演者スタッフみんなで作り上げていく作品。その過程で「自分の不得意な部分に気付くこともできると思いますし、自分がこれまで一人でやってきたことを生かせる場面もあると思うし、すごく楽しみですね。普段のライブステージでは“當山みれい”として自分自身が思ってること、考えていることを表現し、伝えていますけど、今回、初めて役を演じるので、ちゃんと役に入り込んで、役を演じることで、自分の表現力をより豊かにして、アーティストとしても成長できたらと思っています。
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