【レポート】TEEN×TEEN THEATER「初恋モンスター」
歌に芝居に、もう全力!疲れを知らない小学生っぽく、終始、テンション高く、全速力で客席通路を駆け抜ける。原作にもあるエピソードだが、奏がフラフープを200回やるシーンは本気で回す、回す!演じる荒牧慶彦、「1、2、3……100、101……」とガチでカウント、無事回し切って拍手!また、この下宿の住人も個性的、高校生の篠原 耕太(ゆうたろう)は終始、うつむき加減で内気、大学院生の長澤 嵐(田中涼星)はフィギュアが好きなオタクで痛リュックがいかにもだが、優しい性格で面倒見がいい。父親の高橋修吾(郷本直也)は料理が得意そうな人のよい感じだ。見た目が大人な奏のクラスメイト2名、古風な名前の三宮 銀次郎(神里優希)は蝶ネクタイで探究心旺盛、リーゼントヘアの金子 十六(佐野大樹)はいつも元気で気のいい奴、この2人がいい味を出している。そして、病的なくらいに!妹想いの兄、
二階堂 大谷(星乃勇太)の“破壊力”、もう面白過ぎて釘付けだ。「だるまさんが転んだ」勝負シーンは必見!
ただただ、単純に面白い、笑えるだけでない。夏歩に対する奏の想いは本物、その表現は彼なりにストレートで実直、笑って笑って、温かいものが残る。原作はまだまだ続いているので、その後の恋の行方もやって欲しい。
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