【レポート】ミュージカル『パジャマゲーム』制作発表会
この『パジャマゲーム』はいわゆる1950年代のミュージカル黄金期の作品、1953年に発表されベスト・セラーとなった小説「七セント半」が基になっており、作家本人とジョージ・アボットが翌年にミュージカル『パジャマゲーム』としてブロードウェイで上演、大ヒットし、トニー賞、最優秀作品賞等に輝いた。それから『パリの恋人』で知られるスタンリー・ドーネン監督とジョージ・アボットが共同で製作・監督、主演にドリス・デイを迎え、こちらも大ヒットした。作詞はリチャード・アドラー、作曲ジェリー・ロスの出世作となった。21世紀に入り、2006年にリバイバル上演され、こちらも大ヒットし、リバイバル賞、振付賞を受賞した。ちなみに初演の振付はボブ・フォッシー、彼が初めて振付をしたエポックメイキングな作品としても位置づけられている。今回の振付はニック・ウィンストン、『フォッシー』(ロンドン公演)のオリジナルキャストとして活躍後振付家へ転身。 現在、ロンドンミュージカル界で、トップ10に入る振付家として注目を集めている。演出のトム・サザーランドは「彼と関われるのは光栄」とコメントし「フォッシーの振付のイメージは残ったままで新しい振付に」と語った。
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