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新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』

【レポート】安田章大がテント演劇に挑む!新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』本日開幕!

2025年6⽉14⽇(⼟)新宿 花園神社境内 特設紫テントにて、新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』が開幕。

本公演は、唐⼗郎主催の状況劇場における数々の名作の中でも、康⼗郎作品の原点ともいうべき初期作品の、1970年初演「愛の乞⾷」と1966年初演の「アリババ」の2作を連続上演。

新宿梁⼭泊とは、蜷川スタジオを経て、唐⼗郎主宰「状況劇場」で役者として活躍した⾦守珍が1897年に、創⽴した劇団。中国の⼩説「⽔滸伝」に由来する劇団名を掲げ、その名の通り多⽅⾯で活躍中の演劇⼈が集結した劇団で、⽇本の演劇界に失われつつある「物語(ロマン)の復権」を求めて、また、「アングラ演劇」を現代⽇本を代表する「⽂化」として継承し世界へこれを発情していきたいという理念を基に、国内外で積極的な活動を続けている。

本作の演出は、新宿梁⼭泊の代表であり、旗揚げより新宿梁⼭泊公演の演出を⼿掛けるなど演出家として、また、映画監督、役者としても広く活躍している⾦守珍が務める。

出演は、演出を務める⾦のほか、SUPER EIGHTのメンバーで、⾳楽活動のみならず、俳優としてもドラマ・映画・舞台で活躍する安田章大、そして⽔嶋カンナ、藤⽥佳昭、⼆條正⼠、宮澤寿、柴野航輝、荒澤守、宮崎卓真、原佑宜、寺⽥結美、若林美保、紅⽇毬⼦、染⾕知⾥、諸治蘭、本間美彩、河⻄茉祐、芳⽥遥、町本絵⾥、森岡朋奈、とくながのぶひこらが名を連ねる。

本稿では、囲み取材会での開幕コメントと併せてゲネプロの様子をお届けする。

新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』

【左から】演出︓⾦守珍、主演︓安⽥章⼤

開幕コメント

新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』■⾦守珍
安田章大くんの凄さというものを、2年前のミラノ座での公演から何十倍も身に付けられて、稽古場が楽しくてしょうがないです。スペシャルメンバーではなく、劇団の一員として、この4日間ずっとテントの作業をしてくれて。客席は僕と安田くんの2人で作ったので、お客様への愛情がこもっています。
そして、唐さんの初期の作品がこんなに面白いんだということ。改めて、唐さんは回を増すごとにわざと難しくしたんじゃないか、わざと迷うように色んなシチュエーションを持ってきたんじゃないかと。20代から30代にかけての作品をこれから読み直して、僕らがもう一度唐さんの原点を探る、その第一歩は安田くんです。安田くんが分かりやすく説明して演技をしてくれるので、難しくないので楽しんでいただきたいです。自信を持ってお届けしますので、ぜひ皆さん観に来てください。
そして秋には、この作品をオール関西弁でやるBunkamura Production 2025『アリババ』『愛の乞食』の上演があります。関西弁ができる役者を集めて、そこにまた安田章大くんが入ってこなすので、今年1年は安田章大イヤーになります。怪我のない範囲で最後までやり遂げてもらえたらと。よろしくお願いします。

新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』■安⽥章⼤
劇団の皆様が全員で輪になって、丸ではなくジグザグとした大きな渦を作っている中に、入らせてもらえて有難いです。
アイドルがアングラの世界に足を突っ込むことによって、どんな化学変化が起きて、世間が賑わってくれるのか。唐十郎さんの時代は、学生運動があったり色々なことが起こっていたので、そういうエネルギーがたぎっている時代を令和にもう一度呼び寄せられたらと思います。劇団のみんなが居るので、なにひとつ焦らず、平常心で挑めていますので、それをステージの上から伝えたいです。
唐十郎さんが書いてくださった戯曲は、特権的肉体をしっかり使いながら、どんな演じ方をしていくのか、それが特に際立つ作品たちだと感じています。唐十郎さんの戯曲だからこそ、そして新宿梁⼭泊さんのステージだからこそ自分が発揮できる、自分の肉体を使った表現の仕方、大病を患った後の表現の仕方、そしてサードライフに入った自分自身の生き方を投影しながら、唐十郎さんが持っている戯曲の輪と、僕が持っている人生の輪をリンクさせて、皆様と一緒に作っていきたいです。僕が出ている公演もそうですし、若衆公演にもぜひ足を運んでください。この演劇は観るのではなく体験型だと思っているので、お待ちしております。


【『アリババ』あらすじ】
ある町のアパートの一階にひっそりと暮す夫婦、宿六と貧子。宿六は高速道路を駆け抜けて行ったという黒い馬の事ばかり夢見ている。そこへ一人の老人が訪ね、馬を連れて来たと言うが、それは不思議な子供達が曳く赤い馬だった。どんな黒い馬もここに来ると皆、赤くなってしまうという、その町とは・・・。雨の夜、深い闇の中から、遠く忘れ去られた者達が、優しく戸を叩く・・・。
唐十郎の不朽の名作が新たなる物語となって蘇る。
新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』

新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』

新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』

新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』

【『愛の乞⾷』あらすじ】
都内の公衆便所、ここは深夜になるとキャバレー「豆満江」(ズマンコウ)になる。かつては海賊として名を馳せたが、今は社会の隅にひっそり隠れ住む男達の溜り場となっていた。もはや出発すべき船も海もなくし、燻る彼等の元に、「曼珠沙華」という名の少女が現れる。彼女はオウムを肩に乗せた片足の男を待っている。彼と共に遠く海の彼方に旅立つ事を夢見ている。あどけない少女に男達は、かつて海賊として大陸を荒らし回っていた時に出会った一人の女の面影を見出す。彼等もまた、伝説の海賊ジョンシルバーを待ち続けていた。そんな彼等の所にやってきたのは・・・。
裏ぶれた公衆便所から、荒涼たる満州の大平原へ、波濤逆巻く国境の大河「豆満江」へと、時間と空間を飛び越えダイナミックかつ叙情性豊かに繰り広げられる幻想スペクタクルロマン!!
新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』

新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』

新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』

新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』

新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演『愛の乞⾷』『アリババ』

公演概要

新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演
『愛の乞⾷』『アリババ』新宿梁⼭泊 第79回公演 唐⼗郎初期作品連続上演
『愛の乞⾷』『アリババ』

作︓唐⼗郎
演出︓⾦守珍

出演
安⽥章⼤、⾦守珍、⽔嶋カンナ、藤⽥佳昭、⼆條正⼠、宮澤寿、柴野航輝、荒澤守、宮崎卓真、原佑宜、寺⽥結美、若林美保、紅⽇毬⼦、染⾕知⾥、諸治蘭、本間美彩、河⻄茉祐、芳⽥遥、町本絵⾥、森岡朋奈、とくながのぶひこ

⽇時︓2025年6⽉14⽇(⼟)〜7⽉6⽇(⽇)
会場︓新宿 花園神社境内 特設紫テント

チケット料⾦(税込)
⼀般指定席 ⼀般 8,000円 当⽇ 8,500円
桟敷⾃由席 ⼀般 4.500円 当⽇ 5,000円(整理番号付き)
U25 2,500円(当⽇共)*⾝分証明書提⽰

※桟敷⾃由席は整理番号付き
※U25 チケットは、ご観劇時25歳以下対象/当⽇引換券販売(⼀般販売からの取り扱い)/公演当⽇要⾝分証明書
※未就学児の⼊場はお断りしております

公演に関するお問合せ︓shinjukryozanpak@gmail.com
チケットに関するお問合せ︓stage.contact55@gmail.com

公式サイト︓http://www.s-ryozanpaku.com
公式X︓https://x.com/SRyozanpaku

主催/⼀般社団法⼈新宿梁⼭泊

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