【インタビュー】「ライドカメンズ The STAGE」木津つばささん×山野光さん×新正俊さん×中西智也さん

2025.01.11

「ライドカメンズ」は、『仮面ライダー』をテーマとしたオリジナル世界観・キャラクターによる大ボリュームのシナリオや豪華声優陣が話題のスマートフォン向けアプリゲーム。

本作は「ライドカメンズ」で世界観構築・メインシナリオを手掛ける高橋悠也さんが脚本を、舞台「仮面ライダー斬月」-鎧武外伝- で『仮面ライダー』シリーズ初の演劇化を手掛け、自身も「仮面ライダーリバイス」など、『仮面ライダー』シリーズの多くに脚本で携わる毛利亘宏さん（少年社中）が演出を務め、舞台オリジナルストーリーと、仮面カフェでのライブパートの二部構成でお届け。

出演は、魅上才悟／仮面ライダー才悟役：木津つばささん、伊織陽真／仮面ライダー陽真役：山野光さん、深水紫苑／仮面ライダー紫苑役：新正俊さん、蒲生慈玄／仮面ライダー慈玄役：中西智也さん、荒鬼狂介／仮面ライダー荒鬼役：川上将大さん、神威為士／仮面ライダー神威役：田淵累生さん、阿形松之助／仮面ライダー阿形役：伊万里有さん、高塔雨竜役：湊丈瑠さん、久遠瞬十役：古谷大和さん、藍上レオン役：廣瀬智紀さんら豪華キャスト10名のほか、総勢21名が出演。

本稿では、2025年1月11日（土）東京・サンシャイン劇場にて開幕を迎える本作で、ジャスティスライドのメンバーを演じる木津つばささん×山野光さん×新正俊さん×中西智也さんのインタビューをお届けまします。

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左から：中西智也さん、木津つばささん、山野光さん、新正俊さん

出演のお話をいただいた時の感想

木津：魅上才悟役の木津つばさです。自身としては2度目の「仮面ライダー」への変身ということで、まさかこんな奇跡が起こるのかと。自分自身も驚いています。最初はドッキリなんじゃないかなと思ったりもしていたのですが、現実だったんだなと実感してきているところです（笑）。ビジュアル撮影をさせていただいて、そして明日から稽古が始まるということでドキドキとワクワクがあります。知っているキャストの方や、初めてお会いするキャストの方もいらっしゃるので、どんな座組になっていくのかすごく楽しみです。

山野：伊織陽真役の山野光です。まさか自分が仮面ライダーに変身できるとは思ってもいなかったので嬉しい気持ちでいます。明るくてスーパーポジティブで太陽のような役どころなので、盛り上げてチーム感を出しつつ、もう一つのチーム【マッドガイ】よりも僕ら【ジャスティスライド】の方がメンバーも若いので和気あいあいとやっていければいいなと思いますし、そのきっかけになれたらなと思います。

新：深水紫苑役の新正俊です。誰もが知っている、当たり前のような存在の仮面ライダーを演じられること、すごく光栄に思っております。つばさくんが先程言っていましたが、知っている方や初めてお会いする方もいるので、どういう座組になるのか、どんな作品になるのかがすごく楽しみです。

中西：蒲生慈玄役の中西智也です。事務所の先輩方が「仮面ライダー」シリーズに出演していたので、お話を頂いた時は僕もその一員になれるんだと、とても嬉しく思いました。今回の作品はお芝居や殺陣だけではなくダンスや歌があるということなので、役者としての実力がすごく試される作品になるなと感じています。自分自身の経験にもなる作品なので、クオリティの高いものにできるよう自分としてもしっかり仕上げていきたいです。また、幅広い年齢層のお客様が観に来てくださると思うので、みなさんに刺さる作品にできるよう頑張りたいです。

本作はアプリゲーム「ライドカメンズ」が原案。ゲームをやってみての感想と、台本を読んでみての感想や印象をお教えください

木津：脚本の高橋悠也さん、内藤祐介さん、脚色・演出の毛利亘宏さんが、ゲームにはないオリジナルストーリーとして、僕たちが人間であるということを忘れずに大切に書いてくださっているんだなというのが凄く伝わる台本でした。アプリゲームでは見えなかった人間ドラマが色濃く表現できるのが「ライドカメンズ The STAGE」だと思いましたし、ゲームをやっている方、まだやっていない方も、とても親しみやすい作品だと感じました。「ライドカメンズ」がより広まるといいなという想いを込めて、僕たちも舞台をやらせていただいているので、舞台を観て、もっとキャラクターのことを知りたいと思ってアプリゲームに興味を持ってもらえたら僕たちは嬉しいです。

新：「ライドカメンズ」はいろんなキャラクターの個性が立っていて、人間関係も深く描かれている。それだけじゃなく、物語が現代社会にも通ずる部分が結構あると感じ、どこの世界も変わらないんだなというところが印象的でした。観る方も共感できるところが絶対あると思うので、より物語の世界に入り込めるんじゃないかなと。

山野：共感できるような人間らしさの部分と、仮面ライダーとしての姿がバランスよく描かれているなと感じました。キャラクターへの理解を深めながら、そして愛しながらやっていきたいです。

中西：特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズは顔が隠れていて中の表情は見えないことが多い中、「ライドカメンズ」は戦っている時の表情も見えるので、そこは新しいなと感じました。それが2次元から2.5次元になり、役者が生で演じるということで、僕自身としてもすごく楽しみですし、注目していただけたらと思います。

ビジュアル撮影で仮面ライダーに変身をしてみていかがでしたか？

山野：テンション爆上がりでした！

新：今回の衣装は、テレビシリーズでの衣装も手掛けてくださっている方々にご製作いただいています。なので装飾も完全再現されていますし、僕たちのサイズに合わせて作ってくださった、オリジナルのスーツになっていて。

一同：すごく格好いいよね。

新：細部までこだわっているスーツを着て、撮影に挑んだんですよ。でもその時に、一番最初に思ったこと。動きづらい…でした(笑)。

木津：動きづらいんですよ(笑)。

山野：うん、動きづらい(笑)。

中西：動きづらい(笑)。

木津：テレビシリーズの撮影でも、動きづらかったんだなということがわかりました。こんなに大変な思いをしながら撮影しているんだと、もう尊敬しかないです。このスーツを着て舞台で動き回れるのか不安でしたが、作ってくださった方々が「調整するので言ってください」とおっしゃってくださったので有難いなと感じました。

子供の頃、「仮面ライダー」に憧れていたことは？

木津・山野：もちろんあります。

新：僕は観てなかったんですよ。

木津：珍しいタイプだね。

中西：「仮面ライダー」がやってる時間は何してたの？

新：朝8時くらいにはもう友達と遊んでました。

中西：早い(笑)。

木津：だから観る機会がなかったんだ。大人になってから観た「仮面ライダー」シリーズは？

新：『仮面ライダーウィザード』です。

山野：僕は自分の世代より前なんですけど、『仮面ライダー龍騎』が好きです。

木津：何で『龍騎』に出会ったの？

山野：10個上のお兄ちゃんが観てました。その時のDVDを観て、いろんな仮面ライダーが出てきたりするのも、人間ドラマもすごく好きでした。鏡に入っていくのも好きでした。え、知ってます？

木津：知ってるよ！

新：知らない…。

木津：えっ！？「この鏡の中、入れるのかな？」とか小さい頃やらなかった？

新：わんぱく小僧だったから、テレビ観ないで遊んでたので。

木津・山野：日曜の朝から？

新：日曜の朝から(笑)

木津：もう1人、「仮面ライダー」シリーズ通ってない奴いるだろ。

山野：智也だ。

木津：智也です。

新：仲間だ(笑)

中西：僕らの世代はわんぱく小僧だったのかも(笑)。

木津：でも、まだ通ったことがない人でも仮面ライダーを演じたことで、「仮面ライダーって良いよね」と思ってもらえたら、本当に「仮面ライダー」は最高ってことだよね。

中西：仮面ライダーを通っていなくても、『仮面ライダー電王』に憧れてはいたんです。観てはいたのですがその話をする場がなかったので、外で遊んでました。

木津：自分は『仮面ライダー555』です。泥水をすするような人間ドラマや、仮面ライダーがボロボロになってまで戦っている姿が好きで。各シーンの中で時折現実が見えたりするので、舞台でもそういうところを皆さんにお見せできるんじゃないかなと。

本作の見どころや、稽古で力を入れたい点

新：ライブパートがあるので、そこは普段の舞台とは違うので見どころの一つだと思います。良い曲ばかりですし、光はダンスも得意なのでそこは僕としても楽しみです。キャラクターの関係性を深めることがお芝居の稽古の楽しいところでもあり醍醐味なので、特に意識してやっていきたいです。僕ら【ジャスティスライド】と、もうひとつのチーム【マッドガイ】との対比をしっかりお見せできるようにしたいと思います。

木津：本作は1幕がお芝居で2幕がライブパートという形になっています。仮面ライダーを近くで応援できるので、ヒーローショーの超進化バージョンになるのでは…と思っているので、注目していただけたらと。稽古はこれからなので、まだ1幕も2幕も全貌が分かりませんが、模索しながらやっていきたいです。後は、アクションシーンも見どころです。ヒーローもののアクションとは普通と違っていて、決めて見せるシーンが多いんです。僕らが普段やっている殺陣は、間髪入れずにすぐ次の動きに入って攻防を繰り広げるんですけど、ヒーローアクションは長く余韻を残すような動きになっていて。そこが「仮面ライダー」シリーズのアクションの格好良さだと思っているので、研究しながら、みんなと話し合いながら作っていきたいです。今回、「風都探偵 The STAGE」に出演させていただいた時のアクション部の方たちが居るんです。動きを色々と教えていただいて、みんなで成長していきたいです。

山野：お芝居、アクション、ライブパートについてもいま話してくれたからなぁ…。

中西：全部言ってくれた…。

木津：稽古で楽しみなこととか言う？

山野：そうですね、【マッドガイ】荒鬼狂介役の(川上)将大くんとの2人のシーンがあるので、個人的に楽しみでもありますし、しっかり見せていきたいと思います。

中西：仮面ライダーを演じるので、アクションシーンが格好良くないと説得力がなくなってしまうので、特に力を入れて頑張って稽古をやっていきたいと思います。

本作を楽しみにしている皆さんへメッセージ

中西：僕はどんな人が観ても楽しめる作品にしたいです。また、今作は仮面ライダーが7人登場して、1回だけだと全員は追いきれないと思うので、是非何度でも観に来てください。

新：今回はオリジナルストーリーなので、ゲームをやっている方はキャラクターの新しい解釈や、また違った一面が見られるのかなと思っています。初めての方は、「ライドカメンズ」の世界観を知って、楽しんでいただけるような内容になっていますので、気軽に観に来ていただけたらすごく嬉しいです。劇場でお待ちしております。

山野：「仮面ライダー」シリーズの作品でありながら、ライブパートもある特殊な舞台になっています。ライブパートでの歌の歌詞が、お客さんに投げかけたりするようなものが多くあるので、コミュニケーションをとりながら楽しい時間になると思います。ストーリーも、それぞれのキャラクターの想いが観ているお客さんに響くと思いますので、悩んでいる人は必ず観に来い！っていうので。

一同：(笑)

木津：「っていうので」で終わるのなんか嫌だな(笑)

山野：「っていうので」でやらせていただきます(笑)

木津：エネルギッシュに頑張りましょう。

山野：はい！

新：じゃぁ、(木津さん)最後に一言お願いしてもいいですか。

木津：一言だけ！？

新：はい。

木津：絶対観に来てください。以上。

一同：(爆笑)

木津：仮面ライダーという、誰もが人生の中で1度は聞いたことのある作品を、僕たちが役者としてやらせていただけること、本当に奇跡に近いことだと感じています。2025年の一発目から、僕たちは板の上で汗水流して街の平和とみんなの笑顔を守るために躍動します。苦しいことや悲しいことがあったとしても、僕たちを見て、少しでも前を向いて生きていこうと思ってもらえるように精一杯お届け致しますので、最後までどうぞよろしくお願いします。是非、観に来てください。

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