【オフィシャルレポート】「ライドカメンズ The STAGE」開幕!
2025 年 1 月 11 日(土)東京・サンシャイン劇場にて「ライドカメンズ The STAGE」が開幕。
本作は、「仮面ライダー」をテーマとしたスマートフォン向けアプリゲーム「ライドカメンズ」の舞台化作品。「ライドカメンズ」のシナリオを手がける高橋悠也と内藤祐介が書き下ろした舞台オリジナルストーリーを、舞台「仮面ライダー斬月」-鎧武外伝-、「風都探偵 The STAGE」の演出を担当した毛利亘宏(少年社中)が具現化。魅上才悟/仮面ライダー才悟(木津つばさ)ら人気キャラクターの成長と絆が舞台ならではの熱量と臨場感で描かれていくとともに、第 2 幕では熱気みなぎるライブパフォーマンスで観客の心に火をつける。
ここでは、初日に先駆けて行われたゲネプロをもとに、本作の魅力をレポートする。
エージェントとなって物語を体験する“没入型演劇”
本作の第一の魅力は、練り込まれたストーリーだ。虹顔市に散らばったカオストーンの回収に奔走する仮面ライダーたち。やがて物語は時を遡り、才悟らがライダーアカデミーで過ごす様子が描かれていく。
そこで問われるのは、才悟たちの戦う理由だ。なぜ自分は仮面ライダーとして戦うのか、その先に何があるのか。仲間たちとの関わりや、向き合う現実の中で自身に問いかけていくストーリーは、感動必至。才悟の覚悟に秘められた想いに思わず胸が熱くなる。
もちろんその他のキャラクターの成長も丹念に描かれている。つまり、ゲームファンにとっては、大好きなキャラクターのバックボーンを改めて深く知ることができ、また、ゲーム未プレイの観客にとっては「ライドカメンズ」の世界を知るための入門的シナリオとなっている。作品の世界観やキャラクターの関係性については細かく説明されるので、未プレイでも問題なし。ゲームをしてから舞台を観るか。舞台を観てからゲームをするか。どちらの選択をとっても十分に楽しめる内容になっているので、迷うこと
なく「ライドカメンズ」の世界に飛び込んでほしい。
第二の魅力は、ライブ感あふれる演出の数々だ。第 1 幕では、秘密結社・カオスイズムの策略を阻止するべく奮闘する仮面ライダーの活躍が描かれる。物語の始まりとともに、仮面ライダーと戦闘員が激突。客席を使っての戦闘員の登場に、観客も一気に「ライドカメンズ The STAGE」の世界へ引き込まれていくはずだ。
そんな客席を巻き込む演出が、本作の特色。中でも効果的なのが、会場グッズとして販売されているペンライトを使った演出だ。本作では、観客一人ひとりがエージェント(ゲームにおける主人公)であり、ペンライトをカオストーンに見立てている。ストーリーに合わせてペンライトが点灯。観客自身が参加している感覚を味わいながら作品世界を体験できる“没入型演劇”としての面白さが、本作にはある。
他にも、舞台上のキャラクターが客席に語りかけるシーンが何度もあり、そのたびに観客は拍手や声援で呼びかけに応える。ゲームのシナリオを読み進めるように物語を楽しめるので、没入感も倍増。ぜひエージェントとなって、仮面ライダーたちの戦いをサポートしたい。
第三の魅力は、個性溢れるキャラクターだ。本作では、ゲームから、魅上才悟/仮面ライダー才悟、伊織陽真/仮面ライダー陽真(山野光)、深水紫苑/仮面ライダー紫苑(新正俊)、蒲生慈玄/仮面ライダー慈玄(中西智也)の「ジャスティスライド」、荒鬼狂介/仮面ライダー荒鬼(川上将大)、神威為士/仮面ライダー神威(田淵累生)、阿形松之助/仮面ライダー阿形(伊万里有)の「マッドガイ」、そして高塔雨竜(湊丈瑠)、藍上レオン(廣瀬智紀)が登場。さらに、舞台オリジナルキャラクターの久遠瞬十(古谷大和)がキーパーソンとなって物語を盛り上げる。
クールで無口な才悟。陽気でポジティブな陽真。優しく温厚な紫苑。負けず嫌いで実直な慈玄、と「ジャスティスライド」の性格がはっきり表現されており、口調や立ち姿から“らしさ”が十分に伝わってくる。もちろん狂介、為士、松之助の「マッドガイ」もパワー満点。特にそれぞれの個性が炸裂する特訓シーンはワクワクが止まらない。
本作では変身シーンのない雨竜だが、そのひたむきな性格が感じられる見せ場も用意されているので、ご安心を。レオンもひょうきんなキャラクターでコミックリリーフとしての役割を十全に果たしている。
そして、オリジナルキャラクターの久遠はまさに物語の要。その存在が、ほろ苦くせつない余韻を残した。
また、第 2 幕のライブパートでは、ゲームの主題歌である「GET BACK!!」のステージバージョンに加え、この舞台のためだけの書き下ろし楽曲を多数披露。さらに日替わり要素として、クラスの垣根を飛び越えて 2 名のキャラクターがユニットを組むクラスシャッフルも。文字通り公演ごとの激レアユニットばかりなので、何度も通ってその勇姿を目に焼きつけたい。
「ライドカメンズ The STAGE」は 1 月 11 日(土)から 1 月 26 日(日)まで東京・サンシャイン劇場で上演。さらに 1 月 30 日(木)から 2 月 2 日(日)まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて大阪公演が上演される。生の劇場空間でヒーローの知られざる仮面(カオ)を目撃してほしい。
囲み会見コメント
■木津つばさ(魅上才悟/仮面ライダー才悟役)
「ライドカメンズ」を応援してくださっているエージェントはもちろん、まだ「ライドカメンズ」を知らないお客様にも、「ライドカメンズ」の素晴らしさをお届けできるよう、ここまでみんなで一つのチームとなって取り組んできました。この舞台は、魅力のつまった「ライドカメンズ」のキャラクターと謎の男・久遠瞬十が織りなす物語です。「ライドカメンズ」という作品の可能性を広げられるように、魂を込めてつくった僕たちの演劇が皆様に届くことを心から願っております。どうか「ライドカメンズ The STAGE」チームへの応援を何卒よろしくお願いいたします。
■山野光(伊織陽真/仮面ライダー陽真役)
第 1 幕では盛りだくさんの演劇を、第 2 幕ではライブパフォーマンスでエンタメを十二分にやっております。この作品がより素敵なものとなるよう、一つのピースとして頑張りますので、皆様、何卒よろしくお願いいたします。
■新正俊(深水紫苑/仮面ライダー紫苑役)
こうやって舞台に立てることを幸せに感じます。キャスト・スタッフ全員で最後まで駆け抜けていきたいと思いますので、最後の最後まで応援よろしくお願いいたします。
■中西智也(蒲生慈玄/仮面ライダー慈玄役)
今回は素手で戦うということだったので、役づくりとしてボクシングを始めました。ぜひアクションを見てくださったらうれしいです。あとは、最終稽古で山野光が「ライブパートは光パートだ」と意気込んでいました(笑)。光パートにならないように僕もライブパートも頑張りたいなと思います!
■川上将大(荒鬼狂介/仮面ライダー荒鬼役)
仮面ライダーに変身することは、特に男の子にとって夢。今回、こうして仮面ライダーの世界で生きることができて、夢が叶ったなと思いました。初めて衣裳を着たときはテンションが上がりすぎちゃって、言われてないのに勝手にポーズをどんどんしちゃって、ビジュアル撮影がだいぶ巻きました(笑)。見どころは、僕たちマッドガイです! この作品の最高の最強でマッドなスパイスになっていると自信を持って言わせていただきたいと思います。楽しみにしていてください。
■田淵累生(神威為士/仮面ライダー神威役)
舞台「仮面ライダー斬月」-鎧武外伝-から 6 年、また仮面ライダーの世界に帰れることをうれしく思っています。あのときは変身できなかったんですけど、今回は変身できるということで、さらに気合いが入っております。お芝居、歌、アクション、ライブと盛りだくさんの作品になっているので、みなさんお腹いっぱいになってください。そして、どんなにお腹いっぱいになっても次の日にはまた味わいたいと思ってもらえる作品になっていると思いますので、何度でも楽しんでいただけたらうれしいです。
■伊万里有(阿形松之助/仮面ライダー阿形役)
こんなに愛されている作品の舞台に立てることが本当にうれしいです。この舞台はエンタメ要素のすべてがつめ込まれた“スーパースーパーパック”になっております。大阪公演もあるので、みんな最後まで怪我をしないように走り抜け、大阪では“スーパースーパーミラクルパック”になりたいと思います(笑)。
■湊丈瑠(高塔雨竜役)
何のために戦っているか、それぞれの背景が見えるところが、この作品の面白いところだと思っています。個人的な見どころとしては、雨竜のクライマックスです。雨竜が自分の想いを必死に伝えるシーンがあるのですが、全力で演じますので、ぜひ注目してください。
■古谷大和(久遠瞬十役)
仮面ライダーは、僕のヒーロー。稽古で変身シーンを見てきましたが、何度見てもワクワクするものがあります。舞台上で仮面ライダーが変身し、必殺技を繰り出して敵をやっつける姿を、大人になった今もワクワクしながら楽しめるのが、この舞台の醍醐味ではないかなと思います。長い歴史の中で、仮面ライダーはたくさんの人の心を救ってきました。僕も仮面ライダーに救われた一人です。この舞台でも、仮面ライダーという存在が多くの人の心を救い、温かいものをお届けできるよう尽力します。ご声援の程、何卒よろしくお願いいたします。
■廣瀬智紀(藍上レオン役)
見どころは、才悟の最後のシーンです。仮面ライダーの本質がつまった、心にグッとくるシーンになっていると思います。この重厚なストーリーをぜひ最後まで楽しんでいただけたらうれしいです。個人的には、藍上レオンとしてお客様、いえいえ、ご主人様がこの世界に没頭していけるようにサポートしていけたらなと思っていますので、よろしくお願いいたします。
■毛利亘宏(脚色・演出)
ゲームシナリオも担当している高橋さん、内藤さんと一緒に、どうしたらお客様の心に届く作品にできるか、最後の最後まで粘ってこの本番に辿り着きました。見どころは、限界を突破したアクションとダンスです。舞台上で俳優が、キャラクターが生きていることを実感できるのが演劇の魅力。魂のこもったライダーキックを目に焼きつけてください。
この度、本作品の Blu-ray を 2025 年 9 月 10 日(水)に発売することが決定。
限定予約版は【回替わりユニットシャッフル曲実施組合せ全収録】等を収録したスペシャルディスク付き。
詳細はパッケージ紹介サイトをご覧ください。
https://www.toei-video.co.jp/special/stage-ride-kamens/
公演概要
■原作 石ノ森章太郎
※「ノ」は1/4角の下揃え
■原案 「ライドカメンズ」
■脚本 高橋悠也 内藤祐介
■脚色・演出 毛利亘宏(少年社中)
■音楽 鳴瀬シュウヘイ
■振付・ステージング 本山新之助
■アクション監督 栗田政明
■出演
木津つばさ 山野光 新正俊 中西智也
川上将大 田淵累生 伊万里有
湊丈瑠 古谷大和 / 廣瀬智紀
内藤五胤(世が世なら!!!) / 佐藤誠一 鼓太郎 滝山翔太 西山和輝
中西奨 八巻紀一 夛田将秀 池田優樹 横山慶次郎 吉岡将真
■声の出演 平川大輔
■日程
2025年1月11日(土)~1月26日(日) 東京:サンシャイン劇場
2025年1月30日(木)~2月 2日(日) 大阪:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
■チケット 全席指定 9,800円(税込) ※未就学児入場不可
好評販売中
ローソンチケット https://l-tike.com/stage-ride-kamens/
e+ (イープラス) https://eplus.jp/stage-ride-kamens/
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/stage-ride-kamens/ ※PC/スマートフォン共通
■公演特設HP https://stage-ride-kamens.com/
■公演公式X @st_ride_kamens(https://x.com/st_ride_kamens)
©「ライドカメンズ The STAGE」製作委員会 ©石森プロ・東映 ©BANDAI
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