金色のコルダ

【インタビュー】『金色のコルダ』演出の吉谷光太郎さん 特別コメント

生演奏が贅沢で聞き応えがあると評判の音楽劇『金色のコルダ』、この12月公演は第3作目となるユニークかつ魅力的なこの作品について、演出の吉谷光太郎さんから特別コメントが届きました!

--この作品を舞台化しようと思ったきっかけ(発端)は?

吉谷:生演奏とのセッションはずっとやりたかったので、願ったりかなったりの企画でした。視覚でも聴覚でも最大限に楽しめる、そんなステージにしたかったので。

--“部活もの”ではミュージカル『テニスの王子様』を始めとしてほとんどが“運動部”。これはたぶん初の運動部ではない“部活もの”ではないかと思います。この作品(原作)の面白さは?吹奏楽、というのがポイントかな?とも思いますが。 ミュージカルではなく“音楽劇”と銘打っていますね。

吉谷:原作である「金色のコルダ3」は文化部でありながら、運動部のような熱い対決が描かれています。(吹奏楽で対決形式というのはなかなか斬新です)ですので、音楽という『芸術』と『熱血』をうまく掛け合わせているところです。本作をミュージカルではなく、音楽劇にしたのは、登場人物の「歌」ではなく、「演奏」にこだわったからです。あたかもリアルであるように、特に見せる必要があると思ったので。

--ずばり、今回のみどころは?。

吉谷:前作、前々作ではまさに「青春」ストーリーという感じだったんですが、今回はライバルの敵が、高校生とは思えない演奏とソウルを持っていますので、より大人な作りになっています。私も通し稽古で、彼らが学生服を着て改めて「高校生」だと認識しました(笑)。毎度のことですが、聞こえる音楽を限りなく視覚化しようと試みています。キャストの熱い演技とともに、様々な表現をお楽しみいただければと思います。

--このジャンル、『2.5次元ミュージカル』は公演数も一気に増えて盛況となってますが、このジャンルの可能性は?

吉谷:原作をご存じの方には新たな原作解釈、ご存じない方には新たな世界を、と。舞台作品にすることでまた原作の新たな魅力を引き出せるものです。陶芸技術などと同じように、作品は何度も塗り直し焼き直しすることで、新たな可能性が広がるものだと思いますので。人によっていろんな楽しみができることが、このジャンルの魅力であり、強みであると思います。

--決まり質問で恐縮です、”観に来てくださる”お客様に向けてPRを!

吉谷:プロの奏者の演奏と俳優の演技が掛け合わさっている、大変贅沢な舞台です。舞台上で起きる様々な出来事を五感で楽しんでください。

--ありがとうございました。

吉谷光太郎(よしたに・こうたろう)

演出家・脚本家。大阪府出身。ポリゴンマジック所属。
高校在学中より、劇団ひまわり大阪俳優養成所に入所。その後、大阪シナリオスクール、伊丹想流私塾を卒業し、主に人気漫画の舞台化で東京、大阪を中心に人気を博す。2015年刊行の芸術評論紙『ユリイカ』にて、「2.5次元舞台をまかせたら、今一番の信頼度」と称される。
ミュージカル、コント、アクション物など、様々なジャンルをこなし、近年はライヴ演出を手掛けるなど幅広い活躍を見せる。
<主な演出作>
歌劇「明治東亰恋伽~朧月の黒き猫~」
ミュージカル「ハートの国のアリス」
ミュージカル「ヘタリア~Singin’ in the World~」/
舞台「戦国無双」~四国遠征の章~/歌劇「明治東亰恋伽」
音楽劇「金色のコルダBlue♪Sky First Stage」
超歌劇「幕末Rock」 他

金色のコルダ

【公演名】 音楽劇「金色のコルダ Blue♪Sky Second Stage」

【日  程】 2016年12月8日(木)~12月18日(日)全15公演

【劇場】 全労済ホール/スペース・ゼロ (渋谷区代々木2-12-10)
【原作】 アニメ「金色のコルダ Blue♪Sky」
【監修】 ルビーパーティー
【演出】 吉谷光太郎
【脚本】 桜木さやか
【制作】 ポリゴンマジック
【主催】 音楽劇「金色のコルダBS」製作委員会
【チケット料金】 S席 9,500円(税込) ※前方席&非売品グッズ付
A席 7,500円(税込)
【出演者】 如月響也:前山剛久、如月 律:秋元龍太朗、小日向かなで:栞菜、榊 大地:小沼将太、水嶋悠人:高崎翔太
八木沢雪広:谷佳樹、東金千秋:碕理人、土岐蓬生:上田堪大、芹沢 睦:北川尚弥、冥加玲士:井上正大
アンサンブル:下村彩、中野みほ、
【公式サイト】 http://corda-stage.com
【公式Twitter】 @corda_stage
【主催】音楽劇「金色のコルダBS」製作委員会

©星奏学院オーケストラ部 ©音楽劇「金色のコルダBS」製作委員会

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