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【3.0レポート】DAZZLE結成20周年記念公演「鱗人輪舞 (リンド・ロンド)」

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この公演では、2つの異なる結末を用意し、上演ごとに 観客が選ぶ「マルチエンディング」を採用。こういった複数の結末を用意する手法はゲーム原作の舞台でよく見受けられる。ゲーム原作舞台以外でのマルチエンディングは珍しいのではないだろうか、チャレンジ精神に溢れる企画と言える。
始まりはDAZZLEメンバー全員が一列になって登場する。DAZZLEのダンスはコンテンポラリーとかヒップホップとか、そういったカテゴリーでは括れない独自性がある。舞台は映像、照明を駆使しつつ、時折、台詞が映し出され、モノローグや台詞で物語は進行する。抽象的でありながら具体的、一見相反するように見える表現方法だが、これを融合させ、さらに演劇的な要素を加味させて、物語のテーマをクローズアップさせる。時代設定は近未来なのか、架空の地球の話なのか、様々な解釈が出来そうだが、ひとつ言えるのは、その奥底に潜んでいるものは普遍的だ、ということ。リンドとロンド、ネーミングもなかなか奥が深い。

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