【レポート】5 Guys Shakespeare Act1:[HAMLET] ゲネプロレポートをお届け!
2020年11月19日(木)品川プリンスホテル ステラボールにて、『5 Guys Shakespeare Act1:[HAMLET]』が幕を開けた。
本作は、ウィリアム・シェイクスピア四代悲劇の一つである「ハムレット」を松崎史也が脚本・演出を手がけ、ミュージカルにアレンジし、男性キャスト5人のみで上演する作品である。
「生きるべきか、死ぬべきか」などシェイクスピアの数々の名言・心理に迫るセリフを、胸に響く歌で綴る、挑戦的かつ刺激的な舞台。
劇中ではオフィーリアをはじめとした女性役も全て男性が演じ、1人のキャストが複数の登場人物を演じ分ける。
主演の岡宮来夢は、2019年8月にミュージカル『刀剣乱舞』~葵咲本紀~で鶴丸国永役に抜擢され大ブレイク中の期待の新星。
立花祐大は、2020年3月にミュージカル『刀剣乱舞』~静かの海のパライソ~で富前江役を務め、主演の岡宮と共演している。
又、最近リモート生配信の出演の多かった橋本真一は、「舞台の上で全力で芝居ができる喜びを胸に、5 人で力を合わせて、繊細かつ熱量のある作品にしたいと思います。」と意気込んでいた。
原作「ハムレット」に思入れがあると語っていた法月康平は作中でどんな役割を果たしてくれるのか、中村誠治郎が担当している殺陣振付も見どころだ。
ハムレットとは
デンマーク王子ハムレットが、父を殺し母を奪い王位を奪取した叔父を討ち、復讐を果たす。シェイクスピアの四代悲劇の一つ。
今回は11月19日に行われたゲネプロの様子を映像、舞台写真と共にレポートしていく。
【ゲネプロダイジェスト映像】
ゲネプロレポート
舞台はデンマーク。
先代の国王が急死するところから物語は始まる。
王座を手に入れ、先代の妻であるガートルードまでも我が物にしたクローディアス。
冒頭は、影絵を使った繊細かつ大胆な表現で、幕開けから作品に引き込まれていく。
先王が逝去してから1月という短さで叔父と婚姻を結んだ母に対する気持ちと、「デンマークのため、先王のため」という言葉の間で葛藤しつつも何もできない自分にうなだれるハムレット。
身分違いのため家族に反対されながらも、ハムレットとの恋仲を貫くオフィーリア。
その姿を見て、妹を応援するハムレットの友人レアティーズ。
この間、中村誠治郎は門兵から叔父クローディアスから友人レアティーズ。法月康平は門兵から親友ホレイショからオフィーリア。など。
この舞台では、通常の舞台での誰がどの役を演じるといった決まりはない。
しかし、その「役者の違い」を意識することはほとんどない。違和感のない場面運び、演じ分けによって先ほどの人物と「同じ人物」なのだと思わされる。
親友ホレイショに前国王の亡霊が出るという噂を聞き、共に父の亡霊に会いに行くハムレット。
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