【3.0レポート】「木下グループpresents LOVE ON THE FLOOR 」
プロローグ、このビデオモノローグは高橋大輔、映像がかなり凝っていて、ただ顔が映し出されるだけでなく、パズルのピースのようなものがばらばらになったり、集まったり、印象的なビジュアルだ。それから舞台に白い衣裳を着た高橋大輔が1人登場したとたんに万雷の拍手が起こった。圧巻のパフォーマンス、動きが流麗で観客の目は釘づけだ。プロローグは「GLORY」と題されている。栄光、誉れ、誇り、賞賛、荘厳、いくつかの意味があるが、頂点に到達した高橋にふさわしいタイトルだ。「愛とは抽象的だ」と始まるこのモノローグ、形がないのが「愛」だ。出会い、散歩し、SCENE3は「雨に唄えば」、あの名シーンが脳内に甦るが、ここでは男性ダンサー陣が主体となって白と黒のモノトーンの傘を持って踊る、これがなんとも楽しく、ウキウキする場面だ。映像は土砂降りだが、心は軽やか、雨もまたいいもんだと思わせてくれる。愛の始まり、初デート、複数の男女が踊る、テーブルと椅子、街灯、オープンテラスのカフェのイメージ、シェリル・バークのどこか妖艶でそれでいながら年頃の若い女性のちょっと気まぐれさも表現、男性陣の女性の姿を追う目線やちょっと“ツンデレ”な仕草を見せたりする。これが親しみやすさとなってキュートに感じる。
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