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春のめざめ

【オフィシャルレポート】舞台「春のめざめ」製作発表会

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
「春のめざめ」

2017年5月5日(金・祝)から23日(火)まで、KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演される舞台「春のめざめ」の製作発表会及び、2017年度のKAAT神奈川芸術劇場のラインナップ発表会が本日実施されましたのでご案内します。

昨年から芸術監督に就任した白井晃が2年目となる2017年度で初演出する舞台「春のめざめ」は、かねてから上演を熱望していたドイツの劇作家、フランク・ヴェデキント作の名作戯曲です。新たな才能の発掘と育成を目指し、主要キャストには注目を集める若手俳優を起用するとともに、昨夏から秋にかけて実施したオーディションからも複数の若手俳優を選抜しました。

「春のめざめ」製作発表会には、構成・演出の白井晃のほか、主演となる志尊淳、大野いと、栗原類が参加し、それぞれ作品に向けての意気込みや白井演出作品に出演する期待感などを話してくれました。

春のめざめ

<コメント>

 

志尊淳(メルヒオール役)

今回、初ストレートプレイで初主演という中で、さらに初めて白井さんとご一緒できることをとても嬉しく思っています。僕自身久しぶりの舞台なので、プライドは捨て、白井さんの胸に飛び込むような気持ちで挑戦したいです。作品で描かれている思春期の葛藤について考えながら、自分の内側から掘り下げていく準備をしておきたいと思います。誰しもが通る道であり、同世代で共通する感情や、親世代は性についてどう対応したらいいかなど、人それぞれ、環境によってもこの舞台の感じ方は違うと思います。白井作品に出たことのある知り合いの方から、白井さんは上品だけれど演出は厳しいと聞いていますが、なんとか距離を詰めたいと思っています
し、稽古が楽しみです。皆さんにも是非劇場に足を運んでいただき、この作品を感じで欲しいです!
  

大野いと(ヴェントラ役)

春のめざめは、120年前に性について取り扱った作品で、この作品に出演できることに誇りをもって挑みたいと思います。ドイツの当時の文化や、どういった生活を送っていたのかをまず理解し、14歳の女の子が悩むこと、親との関係性などにも理解を深め、自分の中に落とし込み、納得して作り上げていきたいです。前回の白井さんの演出作品(注『マハゴニー市の興亡』)を観させていただいたとき、演出にユーモアがあり、お会いした白井さん自身もとても魅力的でした。ご一緒できることをとても嬉しく思います。志尊さんも栗原さんも、役にピッタリの方だと思うので素敵な舞台になると思います。足を引っ張らないよう、頑張ります!
 

栗原類(モーリッツ役)

2014年に『春のめざめ』の朗読劇をやらせていただいたことがあります。でも、今回ストレートプレイでの上演キャストという、自分でも初めての関わり方になるので、不安は大きかったです。オーディションの時も、はたして自分の作品解釈で合っているのかどうかとても不安でしたので、役をいただけて本当によかったと思っています。モーリッツ役は、観に来ていただく皆さんに最も近い、思春期・成長期にぶつかる”普通”の男の子です。子供らしい仕草や表情など、過去の自分を振り返りつつ、動きを作っていきたいです。不安はありますが、挑戦の作品だと思っていますので、1つ1つの積み重ねを大事にしたいです。僕のすべてをこの舞台にささげて、観に来てよかったと思っていただけるよう頑張ります。
  

白井晃(構成・演出)

昨年から芸術監督に就任させていただき、2017年第1弾の作品が「春のめざめ」となります。若者がどうやって社会と対峙しながら生きていくのか、現代の視線に置き換えて、若者たちの姿を描き読み解いていきます。ストレートプレイでの上演ですが、音楽とともに肉体を使う表現なども取り入れようと考えています。KAAT神奈川芸術劇場の大スタジオという、この濃密な空間を利用して、社会の見えない壁、人間の成長などを描いていきたいと思います。3人に稽古までに準備しておいてほしいことは、原作をまず3回は読んでもらって、自分の役について十分考えておいてほしいです。この本を3回も読むのは大変ですけどね(笑)技術は努力すればついていくものなので心配していません。今だからこそ、3人だからこそできる表現をしてもらえると嬉しいと思っています。

春のめざめ

■舞台「春のめざめ」リリース情報
https://stagenews25.jp/?p=8742
https://stagenews25.jp/?tag=春のめざめ

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