舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」稽古場レポートが到着!

2026年1月23日(金)から2月1日(日)まで、銀座・博品館劇場にて舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」が上演される。原作は今村翔吾の代表シリーズ「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」(祥伝社)。江戸の下町を舞台に、火消しとして命を懸けて生きる男たちの“誇り”と“絆”を描く物語だ。
脚本・演出を手掛けるのは吉村卓也。数々の小説舞台化を担ってきた手腕で、本作の熱量ある群像劇を劇場へ落とし込む。音楽はロックバンドFLOWのギタリストTAKEが担当。芝居の熱をさらに押し上げるように作品をドライブする“音”にも注目したい。

今回見学したのは初の通し稽古。本番仕様の仮組みセットが立ち上がった稽古場は、開始前から独特の緊張感に包まれていた。だがその空気は張り詰めたものではなく、座組が同じ方向を見て集中していく“静かな熱”のようでもある。鳥越新之助役として本作が初舞台となる山根航海も、和やかな雰囲気の中で緊張している様子が見え、その姿がキャスト陣に温かくいじられていたのが印象的だった。こうした距離感そのものが、“ぼろ鳶組”の関係性を稽古場でも感じさせる。

舞台の幕開けは秀助役・高士幸也が不穏な空気をまとい、一気に作品世界へ引き込んでいく。そこからオープニングでは、松永源吾役の橋本祥平、山根航海、彦弥役の古幡亮(WATWING)、加持星十郎役の中村太郎、寅次郎役の室田真宏が登場し、空気が一段変わる。作品の始まりから熱が立ち上がり、観客を一気に江戸の火消たちの世界へ連れていく勢いがある。舞台ならではの笑いも織り込まれており、熱さ一辺倒ではない緩急が心地よく、物語をより立体的に見せていた。

主人公・松永源吾は、江戸一番の火消「火喰鳥」として数々の火事場で活躍していたが、ある事件をきっかけに火消を引退する人物。橋本祥平が演じる源吾は圧倒的な熱量で舞台を牽引しつつ、仲間を見つめる目にはやさしさや愛が宿っている。御頭としての誇りと責任を背負い、火消しとして葛藤を抱える姿があるからこそ、物語はただ熱いだけでは終わらない。人は誰しもが強いわけではない。それでも前に出る覚悟がある。“弱さを知るものが強い”という言葉が、源吾の生き様から胸に迫ってきた。

鳥越新之助はムードメーカーでお調子者であり、一度見たものを忘れない超記憶能力の持ち主でもある。通し稽古を通して、山根航海の芝居が役として立ち上がっていく過程がはっきりと見えた。“初舞台の今”を劇場で目撃できるのも本作の魅力だ。さらに山根は初舞台にして初の殺陣にも挑戦し、日頃の活動を活かした動きで存在感を見せていた点も見どころのひとつになりそうだ。

寅次郎は心優しき元力士で、四股名は「荒神山」。怪力の持ち主で意外とマメというギャップが愛おしく、室田真宏のフィジカル的な演技が人物像を強く立ち上げる。彦弥は纏持ちで、江戸で人気の軽業師「山彦」。驚異の跳躍力を持つ彦弥を、古幡亮がアクロバティックな動きで躍動させ、舞台にスピード感と迫力を加えていた。加持星十郎は“風読み”で、本職は天文学者。心理学にも通じ人の心を読む知性派だ。中村太郎の低く素敵な声と派手な見た目が舞台映えし、物語に彩りをもたらす存在感が際立つ。源吾の妻・深雪は「勘定小町」と呼ばれるほど数字に強く、資金面から火消組再興にも貢献する。山本望叶が演じる深雪は、一歩下がって支える妻としてキャラクターがしっかり立っており、源吾の人間ドラマに厚みを加えていた。

さらに源吾のライバルとして立ちはだかるのが、大音勘九郎。中島弘輝はステージングキャストとしても出演しつつ、大音勘九郎としても出演しており、普段声優としても活動しているからこその声の迫力と存在感で舞台に新たな緊張を持ち込む。そして火付盗賊改方頭・長谷川平蔵(松田大輔)が登場することで江戸の空気がぐっと引き締まり、物語の熱をさらに強くする。

なお、この日の稽古では映像演出は入っていなかったが、本番では映像も加わる予定だという。すでに通し稽古の段階で作品の熱量は十分に立ち上がっていたが、そこへ映像が重なることで、江戸の火事場の迫力や世界観の広がりがさらに強く体感できるはずだ。

そしてFLOWのTAKEが作る音楽も、劇場で体感したい要素のひとつだ。芝居と音が噛み合った瞬間の高揚感は、舞台ならではの体験になるだろう。キャラクターとキャスティングが噛み合い、“ぼろ鳶組”が舞台上に確かに存在していた。ぜひ博品館劇場で、その炎を目撃してほしい。

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

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舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

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舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

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舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

公演概要

舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

2026年1月23日(金)~2月1日(日) 東京・博品館劇場

【原作】
「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」(祥伝社)
今村 翔吾

【脚本・演出】
吉村 卓也

【音楽】
TAKE(FLOW)

【キャスト】
橋本祥平
山根航海
古幡 亮(WATWING)
山本望叶
中村太郎
室田真宏
伊崎龍次郎
高士幸也
松田大輔(東京ダイナマイト)

【ステージングキャスト】
中島弘輝
仙波好基
飯山真衣
福田 麗
安居佑馬
髙木一哉

【アフタートークスケジュール】
1月23日(金)18:00公演
橋本祥平
山根航海
古幡 亮(WATWING)

1月24日(土)18:00公演
山根航海
山本望叶
中村太郎

1月25日(日)13:00公演
古幡 亮(WATWING)
中村太郎
伊崎龍次郎

1月26日(月)18:00公演
今村翔吾
吉村卓也
山根航海
古幡 亮(WATWING)
高士幸也

1月29日(木)18:00公演
橋本祥平
山根航海
吉村卓也

1月30日(金)14:00公演
橋本祥平
山本望叶
中村太郎

【チケット】
・S席:¥12,000(A列~H列 / キャスト選択制非売品ブロマイド付き)
1/23(金)~1/26(月) :非売品ブロマイドAパターン
1/28(水)~2/1(日) : 非売品ブロマイドBパターン

・A席:¥8,000(I列~S列)
※当日券 各券種+¥500
※S席特典はご購入時にキャストアンケートで選択されたキャストが対象となります。
なお、お申込完了後の選択キャストのご変更は出来ませんのでご注意ください。

<一般販売(先着)>
販売期間:12月26日(金)19:00~1月19日(月)22:59
入金締切:1月19日(月)23:59

<当日引換券>
販売期間:1月19日(月)23:00~各公演前日23:00
入金締切:各公演前日23:59

【販売URL】
カンフェティ https://www.confetti-web.com/@/hikuidori

【スタッフ】
原作 「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」(祥伝社) 今村 翔吾
脚本・演出 吉村 卓也
音楽 TAKE(FLOW)
プロデューサー 熊坂 涼汰
主催 Tie Works

【チケットに関するお問い合わせ】
カンフェティ https://www.confetti-web.com/contact
【公演に関するお問い合わせ】
Tie Works MAIL:info@tieworks.jp

【公式HP】https://hikuidori-stage.com
【公式X】@tie_works_(ハッシュタグ #舞台火喰鳥)

©今村翔吾・祥伝社/舞台「火喰鳥-羽州ぼろ鳶組-」

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