【レポート】作・演出：⼩沢道成×主演：八乙女光(Hey! Say! JUMP)『Bug Parade』本日開幕！

2025.04.14

2025年4⽉14⽇(⽉)東京グローブ座にて、『Bug Parade』が開幕を迎えます。

本作は、2023年8⽉上演「我ら宇宙の塵」において第31回読売演劇⼤賞の優秀作品賞/優秀演出家賞を受賞し、今もっとも注⽬を集めるクリエイター⼩沢道成による書き下ろしの新作オリジナルストーリー。
いつも選択を間違えてしまう⻘年・春翔のとある1⽇の物語を描きます。
春翔の⼈⽣に影響を与えた⼈物たち、現実とも空想とも⾔える世界を⾏き交う⼈々・・・俳優たちが場⾯ごとにさまざまな役柄を演じていく⾮常に演劇的な⼿法で物語が展開。そして舞台には、LEDディスプレイなどのテクノロジーと演劇的なアナログ表現とを融合させる⼩沢道成らしい世界が⽴ち上がります。

本作の主⼈公の春翔役を、Hey! Say! JUMPのメンバーで、⾳楽活動のみならず、ドラマ、舞台、バラエティ番組など幅広く活躍する八乙女光が務めます。
共演には、数々の舞台で活躍し演出家たちからの信頼も厚い伊勢佳世、演劇活動と並⾏してモデルとしても活躍する⻑井短、少年忍者のメンバーで、俳優としても今後の活躍が注⽬されている内村颯太、ダンスカンパニーコンドルズのメンバーで舞台を中⼼にドラマや映画でも活躍するぎたろー、蜷川幸雄率いる演劇集団「さいたまネクスト・シアター」で活動、舞台を中⼼に活躍する竪⼭隼太、中性的な役や悪役など、変幻⾃在の演技派俳優として唯⼀無⼆の存在感を放つ篠井英介ら、若⼿からベテランまで個性豊かな実⼒派キャストが集結。約70役の登場⼈物を演じわけます。

本稿では、初日前に行われた取材会での開幕コメントと併せてゲネプロの様子をお届けします。

上段左から：ぎたろー、⻑井短、竪⼭隼太、内村颯太
下段左から：⼩沢道成(作・演出)、篠井英介、⼋⼄⼥光、伊勢佳世

開幕コメント

⼋⼄⼥光：通し稽古は何度もやってきたのですが、毎回7人のパワーの出し方が違うので、違う楽しみが毎回あります。今日のゲネプロでも、ステージ上から客席へのパワーがすごく溢れていて、初日も素敵な舞台になるなと感じました。
このビジュアルを見て、「どういう舞台？！」ってびっくりすると思いますが、きっと劇場に来ていただければ数分で見た目なんてどうでもよくなるような、ストーリーにどんどん入っていけるような作品になっています。1人の人間の感情とかが、どんどん目まぐるしく変わっていく。それがたった1日の話かと、終わった瞬間に思うかもしれないですし、1回じゃ物足りないだろうなと思うので、2度3度と観ていただけたら。この作品だからこそそう思いますし、1回でもちゃんとした満腹度で帰れますので、観に来ていただけたら嬉しいです。

篠井英介：沢山の役をやらせていただいております。できれば客席から観たいという気持ちもありますし、観ているお客様はすごく楽しいだろうな、心にくるだろうなと思っています。

伊勢佳世：稽古場の時とは全然雰囲気が違っていて、楽しい部分もあれば、まだ緊張していて慣れていない部分もあるので、もっとこれから慣れていき、みんな自由にやれるのが楽しみです。

竪⼭隼太：この芝居は、全員野球という言葉がぴったりなんじゃないかなと。キャストもスタッフも含め、お芝居が好きな人たちが集まってひとつの作品を作れることが嬉しいですし、これから初日を通してどんどん成長していく座組だと感じています。皆さん是非観てください。

⻑井短：すごく楽しいゲネプロで、少しはしゃぎすぎちゃったなと。本番も楽しみです。

内村颯太：14役くらいやらせていただきます。頑張るので、応援よろしくお願いします！

ぎたろー：ゲネプロを終えて、とても楽しかったです。僕もはしゃぎすぎてしまったので、途中ウィッグが取れそうになったりもしましたが、本番は心を落ち着けて臨みたいと思います。

⼩沢道成：ヘアメイクや衣装、映像、照明、舞台美術の全てに、日本でなかなか見れないような要素が沢山詰まっているなと感じました。物語としては、春翔という青年が抱えてしまったものを、7人の俳優で1人の人間の人生を描く。これは演劇でしかできないことかもしれないなと、ゲネプロを観ながら何度も思いました。これからお客さんが入ってどうなっていくのか、とても楽しみです。