おそ松さん

【コラム】連載第179回 高浩美のアニメ・マンガ×ステージ評

ツキウタ

 新しいことに挑戦しつづける舞台、通称『ツキステ。』、第2弾は『2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ 第二幕 ~月歌奇譚「夢見草」~』。TVアニメ『ツキウタ。 THE ANIMATION』第4話の作中にて、卯月 新、皐月 葵、葉月 陽、長月 夜の年中組4名が出演した舞台「夢見草」をモチーフに、原作・ふじわらが書き下ろした完全新作ストーリーであった。「桜の章」「月の章」と芝居は2バージョンあったが、キャラクターの立ち位置を変えることによって同じストーリーでも変化を見せた。
 ショーの部分は、前回もそうであったが、歌はアニメの声優陣が担い、ダンスは俳優陣、というスタイル。早い話が“分業”されているのである。俳優陣は実際に歌わなくていいので、その分、ダンスに集中出来るメリットがある。例えば、人形浄瑠璃の人形遣いは台詞を発しない。この部分は義太夫が担っており、音楽は下座音楽、完全に“分業”されている。そういった見地で考えると、この『ツキステ。』のショーは日本的と言えるかもしれない。

ツキウタ

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