舞台「青の炎」

【オフィシャルレポート】舞台「青の炎」開幕!北村諒が3面舞台に囲まれながら完全犯罪を実行

2022年10月28日(金)こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて、舞台「青の炎」が開幕する。
1999年にミステリー小説家・貴志祐介によって発表された『青の炎』。2003年には巨匠・蜷川幸雄氏が演出を務めた実写映画も公開された、日本ミステリー史に残る感動作として知られるタイトルの初の舞台化作品。
今回は記念すべき初演の前日に行われたゲネプロの模様をレポートする。

「青の炎」は主人公である17歳の少年が家族を守るために完全犯罪に手を染める作品で、2003年には初の実写映画が公開され話題となった。主人公の櫛森修一は、母の友子と妹の遥香と3人で位していた。ある日、すでに離婚したはずの義理の父・曽根隆司が現れたことから家族の生活は一変する。かつて曽根と母の離婚調停を担当した加納弁護士の元を訪れ、曽根を何とか家から追い出そうと相談するもまだ17歳の自分ではどうにも出来ない現実を突きつけられてしまう。やがて曽根には警察も司法も及ばないと悟った秀一は、家族を守るために完全犯罪を画策するのだった。3面を観客とキャストに囲まれた中、やがて秀一の完全犯罪は実行される。
  
公開された、日本ミステリー史に残る感動作として知られるタイトルの初の舞台化作品です。
主人公の高校生である櫛森秀一を演じるのは、『僕のヒーローアカデミア』The “Ultra” Stageや「あんさんぶるスターズ オン・ステージ!」シリーズ等数多くの人気2.5次元作品に出演している北村諒。秀一の同級生で彼に心を寄せる女子生徒、福原紀子を演じるのは舞台「終末のワルキューレ ~The STAGE of Ragnarok~」で主演のブリュンヒルデを務めた飯窪春菜。秀一の幼馴染でありながら不登校になってしまった同級生の石岡拓也を「MANKAI STAGE 『A3!』」シリーズに出演している田中涼星が演じる。秀一が守りたい家族として描かれる妹の遥香は少年社中「天守物語」や舞台「四月は君の噓」に出演した松永有紗、母親の友子は、舞台「青の祓魔師」シリーズや舞台「四谷怪談」などで北村とも共演経験の多い田中良子。そして、秀一が最も憎む相手である母親のかつての再婚相手・曾根隆司を同じく北村とも数々の作品で共演した村田洋二郎が演じる。次々と起こる殺人事件を取り調べる山本警部補役にはミュージカル『刀剣乱舞』に源義経役として出演した荒木健太朗が名を連ねた。そして、演出は近年は俳優のみならず演出・演出補佐などでマルチに活躍している演出家・加古臨王。
演劇だからこそ表現できることを最大限に活かし、17歳の完全犯罪を舞台上で描き出します。

代表者コメント

舞台「青の炎」

櫛森修一 役 北村 諒

原作を知っている方はもちろん、知らない方にも楽しんでもらえるような作品創りをしてきました。
原作を知っている方は、小説の空気感をすごく大切に演出の加古さんが創って下さったので、小説のファンの方にもすごく楽しんでいただける作品になっているなと思います。20年ほどの時を経て、楽しんでいただけると自信を持ってお届けできる作品になっております。
そして役者としてこの作品に挑ませていただくというのはこの先の自分もそうですし、この作品に出演しているの皆さんの今後の役者人生を変えるような力を持った作品だと思いますし、観に来て頂けるみなさんの明日だったり、その先の人生が、意識が変わるようなメッセージ・パワーを持った作品だと思いますので是非劇場まで足を運んでいただけますと幸いです。

福原紀子 役 飯窪春菜

福原紀子役の飯窪春菜です。
原作と貴志祐介先生の大ファンなのでこの作品に出演させていただけてすごく嬉しいんですけど、約20年前に映画化されたときは先輩である松浦亜弥さんが同じ役を演じられていて、今先輩と同じ役を演じられるんだと縁を感じつつ、変にプレッシャーは感じないで私らしい福原紀子を演じたいと思っています。
この作品がすごく好きなんですけど、今後の人生でまたいつ中でこの「青の炎」が映画化されたり舞台化されたりするのかがあるか分からないから、自分が演じられる最初で最後のチャンスだと思って好きな気持ちを大切に演じたいと思います。

石岡拓也 役 田中涼星

石岡拓也役の田中涼星です。
キャストは全員で7人なので、7人8脚で挑んでいるなと思います。、スタッフさんを含めればもっと大きいカンパニーなんですけど、すごいスタッフ、キャスト一丸となって創っている舞台だなと感じます。
お客さんがこの作品を見ているときは多分ずっと試行し続けるんじゃないかなと思ってるので、それはこの作品の醍醐味であったり、その舞台の演出だったり、機構とかいろんなものを感じながら楽しんでいただければなと思います。
全員で頑張りたいと思います。

櫛森遥香 役 松永有紗

櫛森遥香役の松永有紗です。
今回、舞台セットもそうなんですけど、すごくシンプルで、7人というすごく少ないキャストではあるんですけど、シンプルなセットだからこそみんなで動かしてその場を作るのが今回強く感じる作品なので、1つが狂うと最後までずっと狂うだろうし、ずっと緊張感が続く作品なので一瞬を大切に丁寧に最後まで演じて、お客さまにも青の炎の世界観をお届けできるように頑張って行きたいと思います。
囲み舞台で観る場所によって、「こんな表情してたんだ」というような見所もたくさんあると思いますので、色々な楽しみ方をしていただきたいです。

櫛森友子 役 田中良子

小説の中にある風景とか、音とか、匂いとか、そういうものが沸き立つような創りになっていて、舞台って本当に面白いんだなぁって思っていただける作品になりました。
主人公の櫛森秀一を演じる北村諒くんに、最後どんなバトンを渡していけるのかと言うのが本当に大事だなと心から思うので、毎公演、一瞬も気を抜かず大切に大切に演じていきたいと思います。
よろしくお願いします。

曽根隆司 役 村田洋二郎

曽根隆司役を演じさせていただきます、村田洋二郎す。
私事の話にはなってしまうんですけど、この作品をやるにあたって僕の親友がこの作品をずっとやりたいと、ずっと十何年も前から言い続けていました。
その夢を形としてこの舞台「青の炎」が決定した時に、呼んでもらえたんです。
ずっと夢を語ってた人間がこうやって現実に、舞台としてできたことがすごく嬉しいです。
この作品を夢見てる人たちってとてもいっぱいいると思うんです。
だから僕たちは初めてこの舞台「青の炎」を見にきて、この作品って本当に面白いなって夢に描いてくれる人が増えるような、そんな作品にしたいなと想っています。
我々、この囲み舞台というのにあまり慣れてはいないんですけど、とにかく北村諒がずっといます。そして我々も周りにずっといます。
没入しすぎるとだめだし、集中しすぎてもだめだし、気を抜いてもだめな作品でして、いかにニュートラルな状態でこの舞台を迎えられるかなというのが難しいところではあるんですけど、絶対に成功すると思っていますし、小説知らない人が一回読んでみようとか、もう読んだ人ももう一回読み返してみようと思うような、作品になっていると思います!
よろしくお願いします。

山本英司 役 荒木健太朗

山本刑事を演じます、荒木健太朗です。最初このお話をもらったとき、ぼく自身が昔「青の炎」を読んでいたので、出演者7人でやると聞いた時は「どうやってやるんだろう」と思っていたところ、我々でこの世界を創っていく感じが、作品と相まってどういう溶け込み合いをするのかと思っていましたが、演出の臨王さんから「とにかく役者の生命力と熱量でこの芝居を魅せたい」と聞いていて、櫛森修一を演じる(北村)諒に対して助けてもいるんだけどいかにいじめるか、いかに追い込むか、それがこのチームを作ってる作品になると思います。
この囲みの中を見ていて、皆が息をするのが難しいくらい緊迫した空気がピーンと張っていると思うんですけど、それが最後の櫛森修一の表情や生きざまを見たときに、「ドッ」とできる時の僕らが、カーテンコールでどういう空気になっているのかは僕自身役者としてすごく楽しみです。
そして、それを僕らキャストだけでも、スタッフだけでもなく、ここにきている皆さんたちでいかにその空気を創れるのかがすごく楽しみになっています。
宜しくお願いします。
舞台「青の炎」

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舞台「青の炎」

公演概要

舞台「青の炎」舞台「青の炎」

【出演】
北村 諒/飯窪春菜/田中涼星/松永有紗
田中良子/村田洋二郎/荒木健太朗

【スタッフ】
原作 貴志祐介『青の炎』(角川文庫刊)
脚本 月森 葵
演出 加古臨王
主催 舞台「青の炎」製作委員会

【チケット】
◆チケット料金
S席:9,800円(全席指定・税込)
S席(サイド):9,800(全席指定・税込)
A席:7,800円(全席指定・税込み)※東京公演のみ
※当日券、当日引換券については公式HPの案内をご確認ください。

◆公式サイト: https://officeendless.com/sp/aonohonoo_stage/
◆公式Twitter:@aonohono_stage 
ハッシュタグ:#舞台青の炎

©舞台「青の炎」製作委員会

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