舞台「憂国のモリアーティ」

【レポート】舞台「憂国のモリアーティ」開幕!

舞台「憂国のモリアーティ」
数学の教授として、ダラム大学で教鞭を執るウィリアム・ジェームズ・モリアーティ(演:荒牧慶彦)。
生活拠点をロンドンからダラムに屋敷を移し越して来た貴族である彼を、町の住民たちは敬遠していた。その理由は、住民たちも階級制度に縛られ、ダラムの町を治める貴族によって経済的に搾取され、苦しめられていたからだ。
しかし、権力を振りかざして威張ることなく、気さくに振舞うウィリアムの貴族らしからぬ様子に、住民たちは驚きつつも心を開いていった。
ウィリアムは、いつになっても、どこに行っても階級制度というものから逃れられず苦しい生活を強いられている人々の姿を見て、憤りを感じていた。それはモリアーティ伯爵家長男のアルバート・ジェームズ・モリアーティ(演:瀬戸祐介)と、ウィリアムの弟のルイス・ジェームズ・モリアーティ(演:糸川耀士郎)も同じだった。

舞台「憂国のモリアーティ」
舞台「憂国のモリアーティ」
彼らとは対局に、ダラムの町を治める領主のダブリン男爵は、住民たちを私腹を肥やす為の道具としか思っていない、横暴な性格をしていた。
ある日、ウィリアムはそんなダブリン男爵に病気の子供を見殺しにされ、恨みを抱いたまま町で生活を続ける夫婦の話を聞いた。数学教授だけでなく犯罪相談役としても活動している彼は、夫婦からの依頼でダブリン男爵を完全犯罪による殺害を実行する…。

物語の行く末は、是非劇場で自身の目で見届けていただきたい。

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