【インタビュー】ミュージカル「ROMALE〜ロマを生き抜いた女カルメン〜」ドン・ホセ役、松下優也さんインタビュー
「黒人文化が凄い好きですが、黒人も元々、差別されてきた、っていうのがあり……それと違えど、人種の越えられない壁、同じことだと思うんです」
--この作品はダンスに例えると、フラメンコに代表されるような世界観ですが。
松下:僕はどっちかというと僕がいままでやってきた音楽は、結構アメリカの文化のものが多いんですけど、ラテンとか結局はそういうノリのものは好きですね。なんで、自分自身、経験がなかったりはしますけど、興味はあるし。世界観としては凄く好きですね。
--ダンスシーンは?
制作:ダンスシーンは芝居絡みなところで……(ホセは白人だから)ガルシアとかに折りに触れて踊って頂く、たぶん、実際には作りながらやっていくので、たぶん、最初に踊って頂く事にはなるんだろうな、と。
松下:どういう演出になるのか楽しみですね。
制作:現場で作ることになるかと思います。
--謝先生のお言葉、「おかんと思って」って言われたそうですね。
松下:そうなんですよ~。だから、楽しみなんですよ、本当に。
--ストーリーはどっちかと言うと原作寄りですよね?
制作:“ノリ”としてはそうですね。人種の問題を描く、その象徴がカルメンとホセ。どうやっても人種の壁が越えられない……。
--ちなみにオペラの「カルメン」はご覧になったことは?
松下:出演が決まってから勉強として英語のは拝見しました。ただ、僕の思っていたのとはちょっと違う世界観でしたね。自分がやるからには、この「ロマーレ」をやらせて頂くからには、今までにもなく、これからもないだろうな、という役にしたい、そこが今回の頑張りどころかな?と思います。
--世間のイメージが、やはりビゼーの「カルメン」が強いかなとは思いますが、今回の作品は全く違うテイストですね。今、勉強していることは?
松下:今のところの現段階はホンは、読ませて頂いてて……僕らは日本人で、人種のことをやるのって、結構難しかったりする。僕は元々、そういうアメリカやブラックミュージックとか、黒人文化が凄い好きですが、黒人も元々、差別されてきた、っていうのがあり……それと違えど、人種の越えられない壁、同じことだと思うんです。僕らには元々持ってるものではないので、その部分の“差”みたいなものをわざわざ、僕らで感じさせなくちゃいけないですね。
--カルメンとの関係も単なる愛情だけじゃない……。
松下:そうですね。あとは稽古場に入るまでに……実は今迄、稽古前に舞台のために準備するってあんまりないんですよ。稽古が準備する場所と思っているんで……このベースが凄い大事やなと思うし、。だから稽古は楽しんで、色々考えながらやって、初日に間に合えばいい。でないと、色んな面白いこと、とか出来なくなっちゃうんですね。だから、稽古は楽しみにしています!
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