2024年10月3日(木)東京・新国立劇場 中劇場にて、『Come Blow Your Horn~ボクの独立宣言~』が開幕。
本作は小粋なセリフとハートフルな作風で日本でも人気が高い、アメリカを代表する劇作家ニール・サイモンが3年半の歳月をかけ何度も何度も書き直しを重ねて完成させたブロードウェイのデビュー作『Come Blow Your Horn』を原作とする傑作コメディ。
主演は、SixTONESのメンバーとして音楽活動も行いながら、俳優としての活躍も目覚ましく、今作が初の単独主演となる髙地優吾。兄に触発されプレイボーイに変わっていく控えめで内気な主人公バディ・ベーカーを演じます。
そして、プレイボーイで独身生活を謳歌するバディの兄アラン役に忍成修吾。アランの本命の恋人コニー役に岡本玲。女優志望でバディを誘惑するペギー役には、本作が舞台初出演となる松井愛莉。そして、バディとアランの母ベーカー夫人役に高岡早紀。バディとアランの父ベーカー氏役には羽場裕一と豪華な俳優陣が揃いました。
初日前に行われた囲み取材では、髙地優吾(SixTONES)、忍成修吾、岡本玲、松井愛莉、高岡早紀、羽場裕一が登壇し、意気込みを語りました。
忍成:遂に初日が来たなと。一番最初に登場する時、心臓がバクバクしすぎて「ちょっと待って!」という気持ちでした。皆さんに観てもらえるのが本当に楽しみです。
羽場:これは兄弟の成長の物語だと思っているので、しっかりと子供たちの壁になっていきたいと思っております。
高岡:兄弟を演じる2人が悩んでいる姿をパパ(羽場)と見守りながら、稽古を重ねてきました。こうして初日を迎え、2人が成長した姿を温かい目で見ながら、自分自身もお客様に楽しんでいただけるよう演じていきたいです。私自身、楽しみにしていますので、観に来てくださる方たちにも楽しんでいただけたらと思います。
岡本:この作品はコメディなので、「これってどういう意味だろう?」と考えることなく楽しんでいただけると思います。演じる私も楽しみながらやりますので、今ワクワクしています。お客様の反応や空気で、毎公演変わっていく舞台だと思うので、そこも楽しんでいただけたら。
松井:稽古が始まってから、あっという間に初日がきたなと思っています。今回が初舞台なので、楽しみながらできたらいいなと思っております。よろしくお願いします。
●稽古を振り返って
髙地:舞台セットの転換がなく、この家だけで繰り広げられるということで、ドアから入ってくる相手に対して瞬時にキャラクターを作って対応するのが難しかったです。2幕からはバディの雰囲気がガラッと変わって、プレイボーイになって登場するので、そこの演じ分けが自分としては結構大変でした。あとは、皆さん大人なので、毎日各々台本を読んでいたりと静かな稽古場で、本当にグループ(SixTONES)とは大違いだなという感じがしました(笑)。
忍成:アランというキャラクターを掴むのに、本当にずっと苦労していました。また、僕が出ていないシーンを稽古で見ることができたので、本当に楽しかったです。今日初日を迎えて皆さんに観ていただけるのはすごく楽しみです。
羽場:僕が演じる父親は、ずっと強面で難しいことを言っている。家でセリフを言っていたりすると、奥さんに「なんか言い方キツいよね」と言われたりして、ちょっと家庭不安がありました(笑)。稽古場では、ケータリングがとても充実していて美味しいものがたくさんあり、それが楽しみでした(笑)。
高岡:皆さんより遅く稽古に入って、そしたら皆さんもう台本を外してやっていたので焦りました。それでも毎日稽古をするのはすごく楽しくて、だんだんみんながファミリーになってきているのを感じました。
岡本:60年代の作品で、女性が社会進出していく狭間のお話。その中で、女性らしい喋り方として、今で言うぶりっ子になった方が面白くて魅力的。現代の作品だとあまり求められないので、そこがちょっと大変でした。
松井:私も最初は役作りに苦戦していて、ぶりっ子っぽく、もうちょっと可愛くしてほしいと言われ、そこまで持ってくるのが大変でした。でも、本当に皆さんが温かくて、たくさんアドバイスをくださって、すごく心が救われました。
●公演を楽しみにしているお客様へメッセージ
髙地:観ていただければ伝わると思いますが、本当にみんなで仲良く楽しく作り上げた作品です。ふらっとした気持ちで劇場に来て、笑って帰っていただければと思いますので、お待ちしております。
バディ·ベーカー(演:髙地優吾)は誕生日を期に、実家を出ることに決めた。両親に生活について指図されるのにうんざりしていたし、結婚相手すらも勝手に決めようとしていたからだ。バディと兄のアラン(演:忍成修吾)は、二人とも父(演:羽場裕一)の会社で働いているが、アランは何年か前に家を出て、一人暮らしをしている。アランは本命の彼女コニー(演:岡本玲)がいながら、複数のガールフレンドと付き合い、仕事もそっちのけで、気ままな独身生活を満喫している。家を出たバディは、アランのアパートに転がり込む。
社交的で女性にもてる兄と、実は内気なバディは、性格は似ていないが仲は良い。バディが親から独立するというバディの決心にアランは喜び、ガールフレンドのいないバディに映画女優志望のペギー(演:松井愛莉)を紹介する。部屋に来ることになったペギーを待っていると、訪ねてきたのは、なんと母(演:高岡早紀)だった。母は、バディの家出を知った父の反応が心配で、アパートを訪ねてきたのだ。今にもペギーが来そうなので、バディは何とか母を追い返そうと、タクシーを拾いに行っている間に、アランに電話がかかってくる。母が対応するも誰にも内容を伝えられないまま帰ってしまう。
バディがハリウッドの映画プロデューサーの振りをしてペギーと話していると、今度は父が訪ねてくる。バディは「台本作家が来た。大事な話がある」と言って、うまくペギーを追い払う。父は、バディを連れ戻しに来たのだ。アランが帰ってきて3人が対立しているところに電話があり、行き違いで顧客を失ったことが分かる。父は、バディとアランを二人ともクビにして、去っていく。
3週間後、父の横暴ぶりにうんざりした母が、息子たちと一緒に住もうとやって来る。父も母のあとを追ってくる。そこへコニーも現れ、アランのことは、きっぱりあきらめることにしたと告げる。アランは心を決め、コニーに結婚を申し込み、会社のために新規契約を結んだことも父に報告する。アランとコニーと両親はお祝いに出かける。バディが約束をした新しい彼女が訪れるのを待っていると、そこに現れたのは…。
『Come Blow Your Horn~ボクの独立宣言~』
原作:ニール・サイモン 翻訳:常田景子
演出:宮田慶子
出演:髙地優吾(SixTONES)、忍成修吾、岡本玲、松井愛莉、高岡早紀、羽場裕一
<東京>2024年10月3日(木)~10月20日(日) 新国立劇場 中劇場
●チケット取り扱い
【フジテレビダイレクト】https://fujitvdirect.jp
【チケットぴあ】https://w.pia.jp/t/comeblowyourhorn2024/ Pコード:528-26
【ローソンチケット】https://l-tike.com/comeblowyourhorn2024/ Lコード:34949
【イープラス】https://eplus.jp/comeblowyourhorn2024/
問い合わせ 0120-554430(open10:00~17:00) メール:comeblow@zaz.att.ne.jp
<大阪>2024年10月25日(金)~28日(月) 森ノ宮ピロティホール
●チケット取り扱い
【チケットぴあ】https://w.pia.jp/t/comeblowyourhorn2024/ Pコード:528-411
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【イープラス】https://eplus.jp/comeblowyourhorn2024/
問い合わせ キョードーインフォメーション 0570-200-888 (11:00~18:00 日祝除く)
主催:フジテレビジョン 東京グローブ座 new phase