田尾下:まあ、言わずもがな、ですが、本人達はキャラクターを知り尽くしている、そのキャラクターを愛している、体現するということをよくわかっているので、だから、何かコトが起きた時、本番だけじゃなくって稽古場でも“ちょっとこういうことが起きた”っていう時にアドリブだけじゃなくって、キャラクターとしてもそれが自然に表現出来るんですよね、対応出来る、反応出来る。“あ、流石、本物だな”、もう何も言うこと、ない!“完璧じゃん!”って(笑)。キャラクターとしての感情を備えているので、やっぱり凄いなと思いますし、この間の武道館のライブも観させて頂きましたが、常にお客様をお友達のように語りかけてしかも楽しませたいっていうサービス精神、“一番若くても20歳を超えちゃった”っていっても、でも皆が20代。ハードスケジュールの中でこれだけのエンターテイナーとしてやってる、歌って踊って芝居して、かつ自分たちのキャラクターを、自分自身のキャラクターもやりつつ……声優の力、いつもそういう話になるんですけど、やっぱりダンサーとか役者とはまた違った声優だからこその魅力!これだけ需要があるのは納得!!ですね。キャラクターを一番体現していると思います、声優の方がやっていない場合は、ちょっと自分流にやろうとすることで、ファンが求めているものとは変わっちゃう。そらみドレッシングのみんなはファンが求めている、ファンに愛されているものをやっているから、逆に、僕は教わりながら稽古している、珍しい現場(笑)ですね。