物語が進んでいくに従ってそれぞれが抱えている悩みやバックボーンが少しずつ明らかになっていく。心に響く台詞にゲームさながらの、いや生身の俳優と3D映像によってゲームより迫力のある戦闘シーンは見応えあり。本格的なミュージカルの形式で音楽が途切れない印象、効果音、シンフォニックな楽曲で盛り上がる。ソロあり、重唱あり、で変化に富んでおり、音楽だけでも聞き応えがある。中でも圧巻だったのが、ヴィータ・クロチルダ(RiRiKA)の場面、もう惚れ惚れするくらいの歌唱で、これだけでも大満足。
中央に傾斜をつけた舞台、それに3D映像を重ねて見せる。映像とアクションのタイミング、合わせるのに苦労したと思うが、その成果を十分に発揮、キャストも適材適所。テーマも友情、絆、と普遍的で、身分や育ちを乗り越えて9人がまとまっていく様子は観ていて清々しい。さて、この後、9人はどうなっていくのか、続きも観たい。
2025年2月をもって、建て替…