音楽劇 『ライムライト』が、2024年8月3日(土)より、東京・シアタークリエにて開幕。
舞台人の儚い宿命と、残酷なまでに美しい愛の物語を、ノスタルジックに描いた映画『ライムライト』。
この不朽の名作を「チャップリン映画の”マイ・ベストワン”」と語る石丸幹二が、老芸人・カルヴェロ役に3度目の出演。
そしてカルヴェロを献身的に支えるヒロインのバレリーナ・テリー役に朝月希和、テリーに想いを寄せる作曲家・ネヴィル役に太田基裕という実力派キャストが新風を吹き込みます。
この度、都内にて公開稽古が行われ、2幕の冒頭約15分を披露。
公開稽古後の囲み取材には、石丸幹二、朝月希和、太田基裕が参加しました。
今回が初共演となる朝月の印象について、石丸は「宝塚歌劇専門チャンネル“タカラヅカ・スカイ・ステージ”で、彼女の舞台姿を拝見しておりました。とても踊りに秀でており、お芝居が熱い。いろいろなキャラクターを演じ分けられる彼女に会えることを、ワクワクしながら稽古初日を迎えたのを覚えています。稽古場でトゥシューズで踊り始めた時、本当に上手くて。プリマバレリーナそのものだなと感じました」と、そしてミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』での共演以来となる太田については「彼はこういう人だったんだなと、今回肌身に感じています。とってもチャーミングで、今までのネヴィルとは全然違うキャラクターで作っている。ご自身の中のものが役に上手く乗っかっていて、彼はこういう力を持っているんだなと、改めて実感しています。舞台上でどうなっていくのか、非常に楽しみです」と語りました。
朝月は「こうしてテリー役として出演できること、大変光栄で嬉しく、そして身の引き締まる思いでいます。素晴らしいキャストの皆様が、とても大きくいてくださるので、そこへもがきながらも飛び込んでいける。そのような稽古場を皆様が作ってくださっているので、今は毎日必死にお稽古をさせていただいております」と初出演の思いを述べ、「(メディアの)皆様の前で踊らせていただいて、本当のオーディションのようだなと思いましたし、本当のオーディションはこういう緊張感、胸の高鳴りやソワソワする感じを、今日こうして実感し、学ばさせていただきました」と、公開稽古を終えての感想を語りました。
太田は「幹二さんが演じるカルヴェロは、幹二さんと重なって見えるような、本物のような感覚があります。勝手ながら、一生カルヴェロをやってほしいなと思ってしまうくらいです。他の役者さんも、余白と余韻をすごく楽しんでいる方ばかりで、いい緊張感を持ちながらもその場の空気やシーンを楽しんで演じているのが伝わってきて。非常に勉強になりますし、その中で僕もネヴィルとして、どういうふうにこの世界感で楽しんで生き生きとやれるのかを、稽古をしながら模索しています」と、話しました。
原作・音楽:チャールズ・チャップリン
上演台本:大野裕之
音楽・編曲:荻野清子
演出:荻田浩一
出演
石丸幹二
朝月希和
太田基裕
植本純米
吉野圭吾
保坂知寿
中川賢
舞城のどか
ヴァイオリン 岸 倫仔
リード 坂川 諄
アコーディオン 佐藤史朗
ピアノ 荻野清子
製作:東宝