また、原作のスピリットを抽出し、新たな物語として舞台にした作品「ダニー・ボーイズ」(原作タイトルは「ダニーボーイ」)、元々は実在の人物をコミックにのせたものだが、そこから様々な“肉付け”を施し、ブロードウェイでショービジネスに情熱を燃やした若者たちの群像劇に仕立て上げていた。また、2015年に歌劇「ブラック・ジャック」が上演されたが、2016年は歌劇「BLACK JACK」と表記を変え、演出も変えて全く異なる舞台作品に。出てくるキャラクターは原作コミックに似ている訳ではない。また前年は本格的なオペラで重厚な舞台であったが、そのテイストを踏まえての前衛的な演出、手塚作品のテーマやスピリッツをきちんと伝えていたのが印象的であった。
2025年2月をもって、建て替…