他のメディアとの連動型では、舞台「男水!」、舞台とTVドラマは同じ俳優が演じるが、舞台に先立ってTVドラマは2017年1月より放映開始となる。部活ものでも題材は競泳、これをどう舞台で表現するのか、こういった点においても興味は尽きない作品だ。
また、2017年では最大級になるであろう「進撃の巨人」の舞台化が発表になっている。また大人気のミュージカル「刀剣乱舞」の新作、本格高校ラグビー漫画 「ALL OUT!!」の舞台化、「ALL OUT!! THE STAGE」、演出は西田シャトナー、萩尾望都原作「エッグ・スタンド」の舞台化、 第二次世界大戦中におけるドイツ占領下のパリを舞台に繰り広げられる物語で萩尾望都作品の舞台化で知られるスタジオライフの新作、舞台版「ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)」再演、スクウェア・エニックスSQUARE ENIXと30-DELUXがタッグを組み上演される「ロマンシング サガ THE STAGE ~ロアーヌが燃える日~」、TOKYO MX にて好評放送中の人気アニメ「TRICKSTER」が早くも2017年の4月に舞台化が決定、と2017年も話題作ばかり。2017年の後半は、まだ未発表であるが、2016年同様におよそ100作品ぐらいにはなるであろう。
アニメ・コミック・ゲーム原作の舞台化(演劇化)、ライブエンターテイメントの中においてひとつのジャンルをほぼ確立したと思われる。今後は質の向上、例えば何も予備知識がない外国人が初見でも十分楽しめて、しかもライセンス輸出が出来るようにする、という点においては発展途上ではあるが、海外にタイトルが浸透している一部の作品は日本人キャストで海外で上演されるようになったのは一歩前進。来年はどのくらい“進化”するのか、舞台のテクニカル部門の開発もさることながら、従来の“マンパワー”での表現の挑戦、舞台化出来ない作品はない、と言われているが、それをどこまで実証するかは、クリエイティブ側の創意工夫、そしてプロデュース側にかかっている。それを支えるのは観客である。
2009~2021 年に「別冊…