【オフィシャルレポート】舞台「赤ひげ」キャストコメント&舞台写真が到着!

2023 年 10 月 28 日(土)から 11 月 12 日(日)まで明治座、12 月 14 日(木)から 12 月 16 日(土)まで新歌舞伎座で上演される『赤ひげ』。

山本周五郎の傑作小説「赤ひげ診療譚」の舞台化となる本作は江戸時代の小石川養生所を舞台に、武骨で謎めいた医師「赤ひげ」と青年医師、そして貧しい患者や市井の人たちとの魂の交流を描きます。
患者に医術を施すだけでなく、患者の抱える事情にも踏み込み献身的に面倒を見る新出去定(にいで・きょじょう)通称-「赤ひげ」-役は、名優・船越英一郎がつとめます。
脇を固めるメインキャストには長崎遊学を終え、小石川養生所に医員見習いとしてやってくる保本登役に新木宏典、同じく小石川養生所で医員として働いている若き医員津川玄三役に崎山つばさ、森半太夫役には猪野広樹と高橋健介がWキャストで出演します。
とある患者を献身的に看病する女中・お杉役には菅井友香、養生所で女中として働くお光役には過去テレビドラマなどで船越英一郎と多くの共演経験を持つ山村紅葉が決定。多彩なメンバーが揃います。

この度、公演の初日公開・合同取材会の様子が到着しました。

出演者コメント

・船越英一郎
今日は本当に足をお運びいただいてありがとうございます。感激でございます。わたくしごとではございますが、今日が初舞台でございまして、初舞台の初日にあんなにお客様たちから大きな暖かい拍手とスタンディングオベーションまでいただいて、カーテンコールもダブルまでは練習したんですけど今日あんなに何度も幕が開いて感激いたしました。ほんとに今日は良いお客様に恵まれて我々も気持ちよく舞台を務めさせていただくことができたと思います。まだまだ楽日までこのメンバーで頑張っていきたいと思います。
今日一番嬉しかったのは、ご覧になった皆様から出演者全員一人一人が印象に残ったって言っていただいたのが一番僕は嬉しかったです。一か月半ほんとに大変な稽古だったと思う人?(全員挙手)全員ですよ。ほんとに大変な稽古をみんなで乗りきりました。またアフターコロナという中で結構みんないろんなことを律しながら協力しあって初日を迎えることができました。そして、これは何と言っても医療ドラマですからね。我々が何か皆様の身体を治すわけにはいきませんけれども、ちょっとでもご覧になった方たちの心に何かあったかい種みたいなものを我々が植えつけられたらというのを、最後まで目標に向けて努めていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

・新木宏典
保本登役の新木宏典です。本日はありがとうございました。一か月半しっかり稽古してやっとこの作品の産声があがったようなそんな初日を迎えることができ感謝しております。
作品自体が医療ドラマなので命というものがどうしてもテーマに入ってくる作品だからこそ重くなってしまうのかなというところで、ずっしりとした空気のまま幕を終えるのかと思っていると、こんなにも暖かい拍手を作品を終えた後にいただけたことで、この作品は皆さんにとっても必要なものだったんだなということが拍手をいただきながら感じることができました。今日いただいた、この作品が終わった後のあの空気感というものを全公演いつ観に来ていただいてもお届けできるように最後まで精一杯努めてまいりたいと思います。本日はありがとうございました。

・崎山つばさ
津川玄三を演じさせていただきました崎山つばさです。稽古場から船越さんと紅葉さんがいてほんとに何かサスペンス的な事件が起こるかと思ったんですけど、何事もなく無事にこうして初日を迎えることができて本当に嬉しく思います。
個人的な事件としては船越さんに美味しいものをたくさん食べさせていただいたことと、紅葉さんのことをもみちゃんと呼べるようになったことが、これが個人的に一番事件だと思っています(笑)。このカンパニーの力や座長の船越さんの温かさについて行って最後まで怪我なく終われるように頑張りたいと思います。ありがとうございました。

・猪野広樹
森半太夫を演じました猪野広樹です。本日はお越しいただきありがとうございました。
初日が無事に終わりまして、本当に大変な一か月半の稽古だったんですけど、最後お客様の顔を見た時にやってよかったなと思いましたし、緞帳が下りた時にしばらくキャストが舞台の中に残ってたんですけど、その中で船越さんが「一生忘れられない日になりました」ということをおっしゃってくださったのがすごく嬉しくて、このカンパニーにいれることができて、そして赤ひげをやることができて本当に幸せだなと思いました。最後までダブルキャストではありましたけど、全員で乗り越えられるよう頑張っていきたいと思います。
本日はありがとうございました。

・高橋健介(※森半太夫 W キャスト)
改めてありがとうございました。高橋健介です。
僕は今日は立っていないので一観劇者として観させてもらったんですけど、やっぱり船越さんの初舞台の初日に一緒に立てなかったっていうのはですね、すごい広樹くんに嫉妬をしてるわけではありますけれども、逆に共演者の皆さんはお客さんの顔をいっぱい見ていたと思うんですけど、僕は袖から見た満面の笑みの船越さんの顔が正直本当に忘れられなくて、あれだけいっぱい稽古して最後は緞帳が下りてくるんで一歩下がってくださいって全員ね、子供たちも全員「はい!」って言ってたんですけど、船越さんだけは気持ちが行き過ぎて誰よりも前に船越さんが出られていて、ほんとにそれほどのすごい光景だったし、すごい素敵な場だったんだなと思うので、僕は明後日月曜日から初日になりますけども今日よりもさらに良いものを作れるように千穐楽まで頑張っていきたいと思いますので、皆様よろしくお願いいたします。

・菅井友香
お杉役を演じさせていただいております菅井友香と申します。今日は本当にありがとうございました。私にとっては本当に初めてづくしで本当に目まぐるしい日々のお稽古だったんですけれど、今日は船越さんに何度も「頑張ろう」って肩を叩いて言っていただいて、他の皆様にもたくさんたくさん声をかけていただいてなんとか今日走りきることができました。日々この赤ひげという作品に私自身も生きる力をいいただいているなと思っております。そしてたくさんの奇跡の連続で今日があるんだなというふうに改めて感じることができました。偉大な先輩方とともに私も精一杯食らいついて頑張って参りますので、最後までよろしくお願いいたします。

・山村紅葉
今日はお集まりいただき本当にありがとうございます。すごい大きな拍手とスタンディングオベーションをいただいて本当に感無量でございます。お稽古中は長いな、一か月半もやるのかと思ってちょっとどうなるんだろう、やめとこうかなと思ったんですが(笑)でも、もう長年船越さんとはお世話になっている仲なので、やっぱりお稽古場ではほんとに船越さんがみんなにも私にも気を遣ってくださって美味しい食べ物だけじゃなく声もかけていただいて本当に温かいお稽古場だったと思います。それが多分作品にも出たのかなとも思いますし、作品のテーマは病と貧困ということで重いですけど、今にも通じることだと思うので色々考えさせられました。本当に大きな拍手と皆さんにお集まりいただいたことで本当にやってよかったな、これからも千穐楽までとても楽しみだなとすごく今嬉しい気持ちでいます。ありがとうございました。

公演概要

明治座創業 150 周年記念 『赤ひげ』

原作:山本周五郎『赤ひげ診療譚』より
脚本:堤泰之
演出:石丸さち子

出演:船越英一郎 新木宏典 崎山つばさ 猪野広樹(W キャスト)高橋健介(W キャスト)/菅井友香/山村紅葉

【あらすじ】
江戸・小石川養生所の医長・新出去定(にいで・きょじょう)-通称「赤ひげ」-(船越英一郎)は、名医ではあるが武骨で変わり者である。貧しい者たちを救うため身を粉にして働き、時には経費削減を命じる公儀に逆らうことも厭わない。
新しく医員見習としてやってきた保本登(やすもと・のぼる)は、養生所に足を踏み入れた瞬間にこう思った。自分はこんなゴミ溜のような所にいるべき人間じゃない・・・長崎遊学を終え幕府の御目見医になるはずだった保本は赤ひげに反発する。
しかし同僚の津川玄三(つがわ・げんぞう)や森半太夫(もり・はんだゆう)、養生所を訪れる様々な患者たちと関わって行く中で、少しずつ保本の態度に変化が生まれて行く。医術とは何か?その問いに対する答えはあるのか?赤ひげと若い医者達の、戦いの日々は続く。

【東京公演概要】
○日程: 10 月 28 日(土)~11 月 12 日(日)
○開演時間: 12:00/17:00(※10 月 28 日のみ 14 時開演)
○料金(税込):S 席(1・2 階席)12,500 円/A 席(3 階席)6,000 円
○会場: 明治座(東京都中央区日本橋浜町 2-31-1)
○チケット発売中: 明治座チケットセンター 03-3666-6666(10:00~17:00)
インターネット予約「席とりくん」 https://web.meijiza.com
主催:『赤ひげ』製作委員会/後援:文京区/協賛:にしたんクリニック、アデランス
明治座公演 HP:https://www.meijiza.co.jp/info/2023/2023_10/
公式 X @akahige_stage

【大阪公演概要】
〇日程:12 月 14 日(木)~12 月 16 日(土)
○開演時間: 12:00/17:00
○料金(税込):S 席(1・2 階) 12,500 円/A 席(3 階) 6,000 円
○会場:新歌舞伎座(大阪市天王寺区上本町 6 丁目 5 番 13 号)
○チケット発売:一般発売 <インターネット・電話予約>10 月 7 日(土)10:00~
新歌舞伎座テレホン予約センター:06-7730-2222
新歌舞伎座 HP:https://www.shinkabukiza.co.jp/

主催:新歌舞伎座、読売新聞社

公演 PV はこちらから
https://youtu.be/Nr5MTACp_rs?si=VW7KzHyl7mUqn4Pf

Rie Koike