チラシを配って積極的に仲間を集める(客席にチラシを配りにきます!)。ちょっとユニークなメンバーが現れる。メガネの奥の瞳がキラリ、すぐに格言を言う溝口 渉、見た目がとにかくビッグで「カレーは飲み物」と言う遠野浩司、通称”トン”、派手な服装で負けず嫌いな総一郎、通称“イチロー”、関西弁でファッションも関西テイストの弦 。何故、一馬はチアがやりたくなったのか、その理由は少しずつ明らかになってくる。そしてもう1人、徳川 翔も加わり、人数も揃ったところで学園祭に向けて特訓を始めるのだが……。
チアを始めて大切なものが出来たと語る一馬、それはたぶん他のメンバーも同じこと。やったことのないチアリーディングの稽古はかなりハードだ。一馬と晴希の独白でストーリーは進行していく。皆、コンプレックスや悩み、劣等感を抱えて人生模索中。そんなこんなをアニメ同様、カラッとした調子で全体をまとめる。ミュージカルのようにところどころナンバーが入る。映像も使うが、“ハイテク”なイメージはない。身体を張ったパフォーマンス、全体としては“ローテク”、早稲田大学男子チアリーディングチームSHOCKERSも加わって華やかで難易度の高い動きを見せてくれる。キャストの身体能力も高いが、それ以上に訓練を積んだ成果も見せる。