【レポート】劇団スタジオライフ公演『DAISY PULLS IT OFF/デイジープルズ イット オフ』

ちょっとした背景を出演者が演じるのもみどころ。ロッカールームのロッカーになったり、図書館の本棚になったりと忙しいが、これがコミカルで、表情豊かに“物”を演じているので思わず笑ってしまう。また“エアークリケット”も楽しく、出演者の生き生きとした試合運びぶり、思わず笑みが出てしまう。
舞台の最初に「4年生の演劇」と言うが、つまり物語が“入れ子”状態になっている。演劇自体が虚構であるが、その中に“学園祭の催し物である演劇”という仕掛け。舞台ならではの設定、演劇らしい演劇とも言える。

デイジーは親友との友情を育み、周囲もまた、デイジーのおかげで成長する。デイジーはいわゆるお嬢様育ちではないので、ある意味“異なる文化”を持ったキャラクターだ。圧倒的多数のお嬢様たちがデイジーの出現で何かが変わる。

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2.5news(編集部)

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