2017年4月、スクウェア・エニックスSQUARE ENIXと30-DELUXがタッグを組み、「ロマンシング サガ THE STAGE ~ロアーヌが燃える日~」を全国4都市で上演することが決まった。
「サガ」シリーズは、株式会社スクウェア(現:株式会社スクウェア・エニックスから発売されたロールプレイングゲームの総称で、初作品となる『魔界塔士 サ・ガ』は、1989年12月にゲームボーイ初のRPGとして発売され、スクウェア初のミリオンセラーを記録。携帯ゲーム用RPGの新境地を開いた。なかでも、代表的なシリーズがスーパーファミコン向けソフトの『ロマンシング サ・ガ』シリーズで、総数約300万本以上の大ヒット作品となり、同社の代表的ゲームである「ファイナルファンタジー」シリーズと肩を並べる人気を得ている。現在、シリーズは14作を数え、パッケージゲームの全世界累計出荷本数は990万本に達し、2016年12月15日、シリーズ新作となる「サガ スカーレット グレイス」が発売予定である。
この大人気ゲーム作品をステージで表現するのは、台詞と殺陣が一体となり、舞台上での演出効果を高めていく方法を構築、“アクションプレイ”と名付け、新たな演劇ジャンルを創造し、進化を続ける演劇ユニット「30-DELUX」。主に東京・大阪・名古屋・福岡の4都市を中心に公演を行い、年1~2本の本公演で、年間2万人以上の動員を誇り、ります。昨年は、ロンドン公演を成功させ、2017年に迎える結成15周年に向け、ますます目が離せない団体である。
注目のキャストには代表・清水順二をはじめとする30-DELUXのメンバーはもちろんのこと、緒月遠麻、中村誠治郎、馬場良馬、新垣里沙、そして佐藤アツヒロなど、実力派の役者が一堂に会す。なお、本作品の世界観監修・原案には、『サガ』シリーズの生みの親である「河津秋敏(かわづあきとし)氏」が参加する。
【ストーリー】
黒き星が太陽を蝕む―死食―。その年に生まれた命は、人も獣も魔物でさえも死に絶える。
三度目の死食に襲われてから十余年。すでに世界は魔界の王侯―四魔貴族―の侵入を許し、動乱の時を迎えていた。
そして今、救世の使命を負う者たちがロアーヌの地に結集する。
ひとりは領主としての責務を果たすため、ひとりは愛する妹を守るため…。
だが彼らの前に立ち塞がるは最強の魔貴族、天空の支配者ビューネイであった。