【インタビュー】ミュージカル「マギ」-バルバッド狂騒曲-、主人公・アラジン役：宮島優心さん(ORβIT)

東京公演 2023年6月9日(金)から品川プリンスホテルステラボールにて、大阪公演 6月24日(土)から森ノ宮ピロティホールにて上演される、ミュージカル「マギ」-バルバッド狂騒曲-。

「マギ」は、「週刊少年サンデー」にて連載され累計発行部数2500万部超の大高忍による人気漫画。アラジンとアリババ・サル―ジャの友情を軸にし、世界各地に突如出現した迷宮(ダンジョン)に眠る“秘宝”を求め旅する魔導冒険ファンタジーです。

2022年6月に、盗賊砦編までを描くミュージカル「マギ」第一弾を上演。
第二弾となる今作では、その後日譚を荒々しくも美しい”狂騒曲”としてお届けします。

この度、主人公・アラジン役を務める宮島優心さんにインタビューを実施。
初演を振り返っての感想や、今作で力を入れたい点などを語っていただきました。

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アラジン役：宮島優心さん　インタビュー

前作－迷宮組曲－が宮島さんにとっての初舞台でしたが、改めて感想をお願いします。

初演は本当に初めてのことだらけで、苦労もありましたけど、だからこそ、初めて聖宮の外に出て冒険を始めたアラジンと同じ気持ちを分かち合えたと感じましたし、アラジンに入り込めました。
周りのキャストの皆さんも、演出の方もスタッフの方も、すごく素敵な方たちと巡り会えたので、良い作品が出来たんじゃないかなと、心に残っています。

初めての舞台で、役作りはどのようにされましたか？

最初、役作りというものを誤解していて、何をすればいいのか分からず、もともと好きだった原作漫画のアラジンを壊さないようにしていました。
そのうえで最初は、声もアニメの声にも寄せて、作ったような声で稽古をやっていたんですけれど、アリババ役の(猪野)広樹くんに「寄せすぎず、絶対自分の声でやった方が心に伝わる演技が出来るよ」と教えてもらって、自分らしいアラジンを意識するようになりました。いいアラジンになったと感じています。

特に印象深かったことや、舞台で大変だったことなどをお教えください。

開幕してから上演回数を重ねるにつれて、自分の演技がどんどん変わっていって、初日と千秋楽とでは全然違うことに気付いたのが印象に残っています。
感じが方や見え方が変わって、また違ったアラジンが出てくるのが面白かったです。

どのような変化がありましたか？

歌も演技も結構変わったと感じました。演技で言うと、相手から受け取った言葉に対して、その時の感情で返せるようになりました。今までは、次この台詞を言わなきゃという気持ちがあったんですが、今日は相手がこれくらいの感情でぶつけて来るから、僕もそれに応えるような感情で返そうとか、徐々に考え方が変わっていきました。途中で演出の吉谷さんから「逆に慣れすぎて変な間が出来ちゃう時がある」と言われ…、それから気を付けるようにしたのですが、結構難しくて。Blu-rayを見返してみたら、確かにそうだったなと感じるところがあったので、今作ではもっと意識して動けるようにしたいです。

普段アーティストとして活動されていますが、ミュージカルとなると歌い方も変わりますか？

すごく変わりました。僕が今までやっていた歌い方は、結構喉の上の方で歌う感じで、細めの感じでした。ミュージカルはお腹から声を出すような感じで、太くなった感じですし、その歌い方に変えてから喉が疲れなくなりました。良い意味で、ミュージカル経験を経て昔の歌い方が出来なくなりました。なので自分のグループの活動にも活かせているなと、今回ツアーをやりながらすごく実感しています。

第二弾となる本作への出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

凄く嬉しかったです。出演者の方もスタッフの方も大好きな人たちなので、この作品でまた会えるんだという嬉しい気持ちが大きかったです。もちろん、緊張もあって、やると決まった時から、「また舞台に立つんだ」という喜びと緊張で寝られない日もありました(笑)。

台本を読んだ感想をお願いします。

やっぱり、ミューマギの脚本は良いですよね！もちろん原作が良いのもありますし、そのうえ感動する要素も沢山あって。前作では、アリババと握手できなかったシーンがあって、それが本当に切なくて印象に残っていたので、今作でそれがどうなっていくのか。僕の大好きな吉谷さんの演出で、どんな感じになるのかすごく楽しみです。きっと今回も泣けて、楽しめる作品になるんじゃないかなと。あと、歌もボリュームアップしているので、頑張りたいです！

前作では吉谷さんの演出はいかがでしたか？

最高です！吉谷さんのこと、本当に大好きです！キャラクターひとりひとりの見せ方が本当にすごくて、それぞれの見せ場がちゃんとあって、全員が主役なんです。どの役にもしっかりスポットライトが当たるのが素敵ですよね。あとは、映像だけに頼らず、ライトを使ってハイエナの目を表現したり、そんな表現の仕方は吉谷さん以外は誰も思いつかないんじゃないかと思います。こだわっているのがすごくよく伝わりました。今回、こうしてまた会えるのが本当に楽しみです。

今作ではどのようなところに力を入れたいと考えていますか？

前作は舞台が初めてだったので、いっぱいいっぱいだった部分もあったので、今回は新しい景色が見えてくると思うので、そうした部分を活かしながら演じていきたいです。あとは、前作では本当に周りの皆さんに支えられてやっていたので、今回は僕が皆さんに頼ってもらえるような現場を作っていきたいと思います。

今作の座長としての目標は？

前回、カシム役の(廣瀬)大介くんが「優心が座長で本当に良かった」と言ってくださったので、今回も座長だからといって力みすぎず、みんなでいいものを作っていきたいという気持ちを大事にしてやりたいと思います。

今作で注目してほしいところは？

歌に注目してほしいです。前作以降、イベントやツアーなど、全国のいろんなところで歌ってきたので、この一年でどれだけ成長できたんだろうと、僕自身すごくワクワクしているので、皆さんにも観ていただきたいです。あと、前作のBlu-rayを見直した時に、もっとこうすれば良かったなと改善点も結構あったので、今作では修正しながら演技の部分も磨いていきたいです。

「ORβIT」の後輩グループ「BUGVEL」のKOSHINさんとMINATOさんが、初舞台W主演で舞台に出演中です。※取材時
おふたりにインタビュー取材をさせていただいた際、宮島さんからアドバイスをいただいたとのことで、その後BUGVELの皆さんと舞台や演技について話すことはありましたか？

そうですね、僕が稽古の時にこれをやるだけで大分違うなというのがひとつあって。台詞の中にはある大事な言葉っていうのがあって、それをしっかり届けるように言うというのを大事にしています。前作で言うと『友達』『約束』という言葉など、大事な言葉を文から見つけ出してあげてお客様に伝えることを大事にしていたので、KOSHINとMINATOにそれを伝えました。
2人の舞台を観させていただいて、初舞台初主演ということで、やっぱりすごい大変だったとは思うんですけど、素敵な舞台になっていました。KOSHINやMINATOはこういう演技をするんだな、こういうやり方があるんだなと、勉強にもなりました。逆に、僕だったらどう表現しようかとか、そういう見方も出来たりして面白かったです。演出家の方が違うと結構色が変わってくるんだなと、いろんな作品を観ることの大切さも学びました。

「ORβIT」としての活動で得た経験を、お芝居に生かせていると感じることは？

グループの活動でダンスもやっているんですけど、練習を重ねていたらいつの間にか修正点を言われた際、言われたことを自然と頭と身体に記憶できるようになりました。その能力が、舞台でも活かせていたと思います。変更点がいくつかあった時に
勝手に身体が覚えてくれているのですぐ順応できていました。

今後やってみたい役はありますか？

可愛い役をやらせていただいているので、いつか僕もアリババくんみたいなカッコイイ役をやってみたいです！広樹くんから「まだまだ可愛い役でいけよ」って言われそうですけど(笑)。なので、沢山カッコイイ先輩を見て、勉強したいと思います。

最後に、本作を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。

ミュージカル「マギ」-バルバッド狂騒曲-、絶対に期待を裏切らない素敵な作品となっておりますので、劇場に来て生の演技や迫力を感じていただきたいです。損はさせないので、是非劇場でお待ちしております。

ヘアメイク：佐々木渚香　
スタイリスト：小林洋治郎(Yolken)

今回インタビューをさせていただいた、宮島優心さんの直筆サイン入りチェキを抽選で2名様にプレゼント！
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応募締め切りは2023年4月27日(木)23時59分です！沢山のご応募お待ちしております！

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