そしてカジモト役候補の3名、海宝直人、飯田達郎、田中彰孝。海宝直人はミュージカル『バイオハザード』で主要なキャラクターを演じたが、実は劇団四季とはつながりが深く、『美女と野獣』のチップ役で出演歴があり、若手ミュージカル俳優であるが、長いキャリアの持ち主。飯田達郎は『ジーザス・クライスト=スーパースター』や『キャッツ』で重要な役を演じ、『リトル・マーメイド』ではエリック役に抜擢、ディズニー作品はこれで2作目となる。田中彰孝は2005年に『ライオンキング』のシンバ役に選ばれ、なんと1500回以上演じている。
この『ノートルダムの鐘』、なかなかに手強い作品のようで、「ピュアで真っすぐで繊細、でもパワフルで……」(海宝)、「言葉を丁寧に伝えていきたい」(飯田)、「どの曲にもストーリーがある」(田中)とコメント。演出家は劇団四季について「俳優の“腕”が非常によい」とコメントし、さらに「世界に類を見ない劇団」と評した。
アニメ版も圧倒的な作品であるが、ミュージカル版もさらなる高い期待値、初日が待ち遠しい。