舞台/映画/TV 等で活躍中の染⾕俊之さんが主演を務め、昨年から主演映画が⽴て続けに公開されている注⽬の⼥優吉⽥美⽉喜さん、今回映画初挑戦となる落語家・⽴川かしめさんら、豪華キャストが出演する、映画「パラダイス/半島」。
メガホンを取るのは、初監督作「君とママとカウボーイ」がシネマデジタルソウル国際映画祭など国内外の映画祭で上映、アピチャッポン・ウィーラセタクンに評価され、その後 2015 年に日本タイ共同製作作品「アリエル王子と監視⼈」で監督を務めた稲葉雄介さん。
左から:立川かしめさん、染谷俊之さん、吉田美月喜さん、稲葉雄介監督
本作の完成披露試写会トークイベントが、3⽉25⽇(⼟)に雷5656会館にて開催されました。
トークイベント<第1部>には、主演・染谷俊之さん、吉田美月喜さん、立川かしめさん、稲葉雄介監督が登壇。
トークイベントが始まり、今日初めて本作がお披露目されたことについて感想を聞かれると、本作で主演を務めた染谷さんは「嬉しいです。映画はお客様に観ていただいて、やっと成り立つものなので。公開はまだ先ですが、こうしてお披露目できたことを嬉しく思います」と、喜びを語りました。
吉田さんは「本当に映画を撮影しているのかなというくらい、リラックスしながらやらせていただいていたので、今日は変に緊張しています(笑)。どうだったかな?大丈夫かな?って思っていますが、観ていただけてすごく嬉しいです」と、立川さんは「僕も試写会を2階から観ていたんですけど、お客さんが観ていると緊張しますね。楽しんでいただけたらのなら良かったなと思います」とコメント。
そして稲葉監督が「この作品は自宅で撮影しているので、それがスクリーンに映し出されていろんな人に見られているのが非現実的で、不思議な感覚でした」と劇中の畑付き⼀軒家が自身のものであることを話すと、染谷さんは「だから撮影現場に入る時は『おはようございます』じゃなくて『お邪魔します』っていう感じで入りました」と撮影時の心境を語り、続けて立川さんも「監督が寂しいっていうから、ホテルを取ってあったんですけど、監督の家に宿泊させていただきました」と、そしてスタッフが機材を取りに来てもぐっすり眠っていたくらい安らげる場所だったと話しました。
3人は初共演ということで、共演をしてみての感想をきかれると、吉田さんは「染谷さんは、お美しい。かしめさんは、多分緊張されてて、最初はちょっと怖かったです(笑)」と、立川さんは「染さまは、共演が決まってからお写真を見させていただいて、お美しい方だなと。それからYouTubeを見たら、カッコイイだけじゃなくて可愛いもいける、そのことを自覚してるタイプなんだなと思いましたね(笑)。美⽉喜ちゃんは、目力がすごく強くて、すごく見入っちゃいました」と、笑いを交えつつ第一印象を語りました。
この作品をやろうと思ったきっかけについて聞かれた稲葉監督は「この3人に興味があったところから始まりました。物語については、染谷さんが演じる日吉真英はおじいちゃんが亡くなった家で暮らしているという設定があるんですけど、僕にとってもあの家で実際におじいちゃんが亡くなっていて、そういう実体験から出てきたものです。半島というのは面白くて、半島に入ると違う世界のような感覚があるんです。だからみんなが安心して逃げ込んで来れる場所なんだという感じがして、ここで何にも縛られることなく暮らしている人たちのストーリーを考えました」と、本作が出来上がった経緯を語りました。
俳優として、作中でも俳優を演じる染谷さんは「この作品を撮る前に、コロナなってしまい、療養で何も出来ない時期がありました。それが今作での役作りにすごく繋がっていたので、真英は等身大で演じることができました」と、役作りを振り返りました。
そして染谷さんの農作業のシーンについての話題になると、畑の持ち主である稲葉監督が「あの時期の畑にはサツマイモが植えてありました。サツマイモのつる返しや、雑草を刈ってもらったり、実際に働かせていました」と話し、それに対して染谷さんは「芝刈り機とか、監督はいつも使っているはずなのに電源の入れ方分からなくて(笑)。僕も分からないまま渡されているので、1回試させてくれよ!ってなりました(笑)」とツッコミを入れながらも「農作業楽しかったです」と撮影を振り返りました。
立川さんは「映像になると違和感ないんですけど、生でこれだけ顔が美しい人間がつなぎ服で農作業してるの不思議な感じですよね。あと、美⽉喜ちゃんは転んだりしたよね」と言うと、吉田さんは「畑に真英を呼びに行く時に、水で濡れていた石に滑って転びました。あんなに綺麗な『キャー!』って悲鳴、初めて出ました(笑)」と撮影時のハプニングについて語りました。
最後に稲葉監督は「今日は最速で本作をご覧いただき、ありがとうございました。夏ぐらいから劇場公開が始まると思いますので、お気に召された方は周りの方にすすめていただいたり、もう一度観に来ていただけるととても嬉しいです。」と、立川さんは「本当に素敵な映画だと思いますので、是非ひろめていただけたら嬉しいです」と、吉田さんは「映画「パラダイス/半島」は私自身も楽しい撮影でしたし、映画にもそのほんわかした雰囲気が出ていて、すごく心温まる映画になっていると思います」とコメントし、染谷さんは「一足先に皆様にこの作品を届けられて、とても嬉しく思います。公開になったら、何も考えずに観ていただいて、普段忙しい方やこれから忙しくなる方、忙しくて今は休んでいる方に、映画を観ていただいて何かを感じていただけたらと思います。公開になりましたら、是非劇場まで足をお運びください」と締めくくり、イベントは幕を閉じました。
【作品タイトル】
映画「パラダイス/半島」
【監督・脚本】
稲葉雄介
【出演】
染⾕俊之/吉⽥美⽉喜/⽴川かしめ/松村⿓之介/⻄村季⾥⼦/⾕川愛梨/藤⽥朋⼦ ほか
【製作】
「パラダイス/半島」製作委員会
【制作プロダクション】
MinyMixCreati 部
【配給】
トリプルアップ
【ストーリー】
有名俳優・真英は、積年の疲労を癒すため、畑付きの⼀軒家で長期休養中。
ゆとりある暮らしのおかげで、今では心身共にだいぶ回復を果たした。
新しい大作映画への出演も決まり、完全復帰も間近である。
そんな彼の元に、突然親友の⻯が訪ねて来る。
彼は、とある事件の冤罪で逮捕・勾留されている。
真英の紹介した弁護士と奮闘するも、結局起訴されることとなり、逃げてきたのだと言う。
⽴場上そんな⻯と関わりたくない真英は、彼を⼀晩だけ匿い、外に追い出す。
翌朝、暇を持て余した姪の⼣起が真英の家に滞在しに来る。
何も知らない彼女は、浜でばったり出会った⻯と意気投合し、彼を連れ戻してしまう。
心穏やかに暮らしたい真英の、憂鬱な日々が始まる──
【公式 HP】
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【公式ツイッター】
https://twitter.com/parahan2023(@parahan2023)
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