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【インタビュー】舞台『鋼の錬金術師』ロイ・マスタング 役:蒼木 陣さん&和田琢磨さん

2023年3月8日(水)大阪・新歌舞伎座にて、舞台『鋼の錬金術師』が開幕を迎えました。

原作は2001年より2010年まで、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス刊)にて連載され、日本漫画界における歴史的名作となった荒川弘の代表作「鋼の錬金術師」。
『ハガレン』の愛称で親しまれ、錬金術を用いたバトルアクション、歴史や国家をまたにかけた壮大かつ緻密なストーリー、生き生きと描かれる個性豊かで魅力的な登場人物たちの姿に、老若男女問わず絶大な人気を博している。コミックスは全世界シリーズ累計部数8,000万部を超え、テレビアニメ、アニメ映画、ゲーム、実写映画と数々のメディアミックスを繰り広げています。

脚本・演出には、ミュージカルからストレートプレイまで様々な作品を手掛け、情熱的な演出、若手俳優の育成と、近年演劇界を牽引する存在である石丸さち子を迎えるほか、多様なジャンルのエンターテイメントで活躍するクリエイターとキャストが集結。
主演のエドワード・エルリック役(Wキャスト)を一色洋平さんと廣野凌大さん、アルフォンス・エルリック役を眞嶋秀斗さん、ウィンリィ・ロックベル 役を岡部 麟さん、ロイ・マスタング役(Wキャスト)を蒼木 陣さんと和田琢磨さんが務めます。

この度、ロイ・マスタング役をWキャストで務める蒼木 陣さんと和田琢磨さんに、合同インタビューという形で本作への意気込みを伺いました。

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ロイ・マスタング 役:蒼木 陣さん&和田琢磨さん

稽古の感想をお願いします。

蒼木:毎日演出の石丸さんから芝居についてはもちろん、人としての在り方にも繋がるようなアドバイスをいただいています。日々新しい発見があり、毎日課題も見つかります。
今ですと、大佐なので沢山の部下が居て、自分の一言で全体が動くような言葉の重みというのを、30歳の僕に出せるのだろうかという課題にぶつかっています。

和田:1月から稽古を始めていたので、全体像が見えてきてはいますが、まだまだ掘り下げていく部分も沢山あると感じています。皆さん個々での役作りは出来てきているので、これからは石丸さんが思い描いている「鋼の錬金術師」のイメージを役者全員で共有して、どこに向かって走っていくのかを定めていく時間が必要だと思っています。

Wキャストでロイ・マスタングを演じられますが、それぞれ演じ方が違うなと感じる部分はありますか?

蒼木:共演者の方からは「全然違うね」と言われます。

和田:「鋼の錬金術師」はコメディな部分もあるので、そこの描写はそれぞれ違うなと感じています。蒼木さんは、僕にはない柔らかい雰囲気を持っているので、演じているのを見ると心地よさを感じます。

蒼木:(和田さんが演じる大佐からは)元々ご自身が持っている大らかさと、その中にある芯の強さが滲み出る瞬間が多いなと感じています。ふとした時に笑顔になるのを見て、柔らかい気持ちになれますし、その幅の広さに演技の深みを感じます。

演じるうえで、1番大切にしていることをお教えください。

和田:ロイ・マスタングの『深さ』を表現したいです。深い強さ・深い愛をどこまでも掘り下げていくことを、初日までの目標にして稽古をしています。

蒼木:過去があってこその現在のロイ・マスタングだということを意識しています。彼は過去にイシュヴァール殲滅戦で人を殺めていて、そこを経て、今の国を変えなくてはと強い意志を持つに至っている。その強さと、人を包み込むような気持ちというのを出していきたいです。

キャラクタービジュアルが公開された時の感想をお願いします。

和田:自分がこれまで出演した作品にも携わっているスタッフの方々がヘアメイク・衣裳を担当してくださっているので、120%のものに仕上がっているなと感じました。あとは、自分のお芝居でどれだけロイ・マスタングに近付けるかだと思っています。

蒼木:ビジュアル撮影の時に、アレックス・ルイ・アームストロング役の吉田メタルさんとすれ違ったんですけど、仕上がってるなと思いました。
琢磨さんも言っていたように、プロフェッショナルな方々が担当してくださっているので、あとは自分の力でどれだけやれるかですね。

この作品の魅力をお教えください。

蒼木:命の重さ、人の欲からくる惨さが、人間が演じることによってより生々しく映るところが魅力です。それが舞台で人間が演じる意味だと感じていますし、その中でコミカルなシーンとかもあって、そうした緩急がハガレンの面白い要素のひとつだと思っています。

和田:エルリック兄弟の生き様が物語の軸になっていますが、彼らを取り巻く登場人物たちも迷いや葛藤をみんな持っていて、それぞれのストーリーがある。石丸さんは、そうした人間臭さを表現するのが得意な方なので、そうした部分を我々がしっかり表現できたらすごく良い舞台になると思います。

リアリティのある人間ドラマと、ファンタジーのバランスの良さがこの作品の面白い部分だと思います。

和田:「鋼の錬金術師」は昔読んでいましたが、お仕事を頂いてから改めてまた読んでみたら、より胸にぐっと来て、作品の深みを感じることができました。今の年齢でお話をいただけて良かったと思っています。

蒼木:現実世界ではありえないことが起こっている世界の話なので、純粋にワクワクします。それを舞台で生の人間が演じるので、お客様にもまた違った届き方をするのかなと。この作品の面白さをしっかり伝えたいです。

最後に意気込みをお願いします。

和田:本作はテクノロジーに頼らず、人力で表現する部分が多いので、ファンタジーの世界をあえて人の力で動かしていくエネルギーが、観ている方へのいい作用になるよう一生懸命稽古をしています。登場人物の生き様と演者のエネルギーを掛け合わせた舞台になるので、そこを楽しんでいただけたらと思います。

蒼木:石丸さんの演出である意味、人が舞台でやる意味、それがお客様にしっかり響く要素が沢山あります。あえて全員にいいストレスが掛かるような演出をしてくださっていて、役者のエネルギーが空気感でお客様に伝わると思うので、是非劇場で生で体感していただきたいです。

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公演概要

舞台『鋼の錬金術師』

原作 荒川 弘(掲載「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
脚本・演出 石丸さち子

音楽監督 森 大輔
作詞 石丸さち子 作曲 森 大輔

美術 伊藤雅子 照明 日下靖順 音響効果 天野高志 音響 増澤 努 映像 O-beron inc.
舞台監督 今野健一 ヘアメイク 馮 啓孝 井村祥子 衣裳 渡邊礼子 小道具 羽鳥健一 殺陣 新田健太
演出助手 髙野 玲 制作進行 麻田幹太 宣伝デザイン 山代政一 グッズデザイン 山代政一 石本寛絵
デザイン協力 石本茂幸 宣伝スタイリング 中西永人(JOE TOKYO) フォトグラファー TOBI

出演
エドワード・エルリック 役:一色洋平/廣野凌大(Wキャスト)
アルフォンス・エルリック 役:眞嶋秀斗

ウィンリィ・ロックベル 役:岡部 麟(AKB48)

ロイ・マスタング 役:蒼木 陣/和田琢磨(Wキャスト)
リザ・ホークアイ 役:佃井皆美
アレックス・ルイ・アームストロング 役:吉田メタル
マース・ヒューズ 役:岡本悠紀
ジャン・ハボック/ナンバー66(声) 役:君沢ユウキ
デニー・ブロッシュ/真理/イシュヴァールの少年 役:原嶋元久
マリア・ロス/パニーニャ 役:瑞生桜子

ティム・マルコー/ナンバー48(兄・声)/ イシュヴァールの老人 役:阿部 裕
ショウ・タッカー/ドミニク・レコルト 役:大石継太
イズミ・カーティス/トリシャ・エルリック 役:小野妃香里
ラスト 役:沙央くらま
エンヴィー 役:平松來馬
グラトニー/ナンバー48(弟・声) 役:草野大成

傷の男(スカー) 役: 星 智也
ゾルフ・J・キンブリー/リドル・レコルト 役:鈴木勝吾

ピナコ・ロックベル 役:久下恵美
グレイシア・ヒューズ/サテラ・レコルト 役:斉藤瑞季
ニーナ・タッカー 役:小川向日葵/尻引結馨(Wキャスト)

キング・ブラッドレイ 役:辰巳琢郎

真鍋恭輔 辻 大樹 田嶋悠理 三小田芳樹 榮 桃太郎 丸山雄也 島田隆誠 近藤 茶

スーツアクター アルフォンス・エルリック 役:桜田航成
バンドメンバー Band Master & Key.:森 大輔 Gt.:オオニシユウスケ Ba.:熊代崇人 Dr.:守 真人

日程・劇場
【OSAKA】2023年3月8日(水)~3月12日(日) 新歌舞伎座
【TOKYO】2023年3月17日(金)~3月26日(日) 日本青年館ホール

チケット情報
<チケット代金>(前売・当日共/全席指定/税込)
グッズ付S席 12,000円 ※劇場にて特典として【限定グッズ(非売品)】をプレゼントします。
A席 9,000円 ※公演および各席種の詳細に関しましては、公式HPをご確認ください。

<チケットスケジュール>
一般発売 2023年2月4日(土)12:00~絶賛発売中!
https://l-tike.com/stage-hagaren/

チケットに関するお問合わせ ローソンチケット:https://l-tike.com/contact/

公式HP https://stage-hagaren.jp/
公式Twitter @stage_hagaren
公式Instagram stage_hagaren_official

公演に関するお問合わせ マーベラス ユーザーサポート https://www.marv.jp/support/st/

協賛 DMM TV 協力 MBSテレビ(大阪公演)
主催 舞台『鋼の錬金術師』製作委員会

©荒川弘/SQUARE ENIX・舞台「鋼の錬金術師」製作委員会

Rie Koike

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Rie Koike