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【レポート】舞台「地獄楽」開幕!囲み取材での意気込みコメントをお届け!

2023年2月16日(木)ヒューリックホール東京にて、舞台「地獄楽」が開幕。
原作はマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」にてシリーズ累計発行部数400万部を突破した賀来ゆうじによる同名コミック「地獄楽」(集英社 ジャンプ コミックス刊 全13巻)。

江戸時代末期、かつて石隠れ最強の忍として恐れられた囚われの死罪人“画眉丸”が打ち首執行人を務める“山田浅ェ門 佐切”と共に不老不死の仙薬を探しに向かう忍法浪漫活劇で、美麗かつ悲壮感あふれるタッチで描かれる人間ドラマが読者からの高い反響を巻き起こし話題となりました。アニメ化プロジェクトも決定しており、MAPPAがアニメーション制作を担当することも発表されている人気作です。

かつて石隠れ最強の忍として恐れられた囚われの死罪人“画眉丸”を木津つばささん、打ち首執行人を務める“山田浅ェ門 佐切”を白本彩奈さん、作中で鍵を握る謎多き仙人”天仙”を高橋健介さん、そして“亜左 弔兵衛”を松島勇之介さん、“山田浅ェ門 桐馬”を田淵累生さんが演じ、名実兼ね備えた豪華俳優陣14名が出演。

囲み取材には、木津つばささん、白本彩奈さん、松島勇之介さん、田淵累生さん、高橋健介さんが登壇し、本作への意気込みを語りました。

初日を迎えての意気込みをお願いします

木津つばさ:カンパニー一同、いろんな事にチャレンジしながら作ってきました。それをやっと皆様にお見せできるという思いと、まだまだ登っていける階段があるなと感じています。本番の中で更に成長する舞台「地獄楽」を皆様に愛していただけるよう、精一杯頑張りたいと思います。

白本彩奈:本日こうしてみんなで初日を迎えることが出来て、とても嬉しく思います。私自身、殺陣の経験があまりなかったのですが、今回剣技に優れた佐切という役を演じさせていただけて、彼女から得られたことが本当に沢山ありました。罪人や同じ山田浅ェ門の方々から、成長のきっかけをいただきながら、佐切が大きくなっていく物語でもあると思うので、今日から佐切と一緒に成長していくつもりで初日を迎えたいと思います。千秋楽まで進化する地獄楽であれるよう、頑張ります。

松島勇之介:この作品は熱い戦いのシーンがとにかく多くて、まずは稽古の段階で誰ひとり欠けずにここまで来れたというのが、本当に奇跡のように感じています。一層気を引き締めて、千秋楽までお届けできるよう全力でみんなと力を合わせて頑張っていきたいです。

田淵累生:まずは、無事にここまで来れたことを本当に嬉しく思います。お客様に全力の熱量で、何かひとつでも持って帰っていただけるよう、明日の糧になるよう、頑張りますので応援のほどよろしくお願いします。

高橋健介:原作の美しく儚い世界観を舞台で表現できることを嬉しく思います。皆さんの目や耳など、いろんなもので体感できると思うので、是非最後の最後まで楽しんでいただけたらと思います。

役づくりや稽古で難しいと感じた部分はありますか?

高橋:みんなはペアが居るんですけど、僕は居ないのでずっと孤独でした(笑)。みんながペア同士で役作りの話をしていて微笑ましかったし、すごく羨ましかったです。僕はアンサンブルの皆さん9人と話し合っていました。なので、それぞれのペア感の違いとかを教えてほしいです。

松島:僕が兄で、累生くんが弟の役なんですけど、実際は逆なので稽古場でずっと「累生くん」「累生くん」って言って、僕が弟でしたよね。

田淵:完全に弟です。めっちゃ可愛い。逆に、舞台では僕が「兄さん」「兄さん」って言うよ(笑)。

松島:累生くんとは今回初共演でしたが、関係性を深めるのにそこまで時間は掛からなかったと思います。

田淵:勇之介は本当に優しくて、すごい愛を持って接してくれるので、弔兵衛と被るところが垣間見えました。勇之介について行こうって思いました。

木津:(白本さんとは)5歳差なんですけど、佐切と似ているところがあるので、ピッタリだなと思いながら途中から“オカン”みたいだなと(笑)

白本:つばさくんからは“オカン”と言われることも多かったですね(笑)。

ハードな殺陣が多いイメージですが、殺陣稽古を含め稽古中の様子を教えてください

白本:本稽古が始まる前に、事前稽古で1ヶ月半くらいずっと殺陣をやらせていただきました。常に刀と共に居たので、山田浅ェ門として、佐切としての自覚が生まれたのかなと感じました。

木津:本当に殺陣が多くて、2シーンに1回くらいで殺陣があります。天仙様は特殊な戦い方をしますしね。

高橋:舞台ならではの表現が結構あって、アナログな部分やデジタルな部分など、新しいエンターテインメントになっていると思います。

木津:僕は拳ひとつで大変だったんですけど、2人は場所は違えど通じ合いながら戦っているのを意識しながらやりました。難しかったですが本当に楽しみながらできています。

死罪人と執行人というだけでなく兄弟という間柄になりますが、演じられていかがでしょうか

松島:最初に比べて、田淵という男のこと自体を知りたくなりました。お芝居の中で僕がいろいろと新しいことをやってみたら、それを受けて返してくれる。どんどん信頼関係が出来ていると感じました。今となっては、本当に何をやっても許されるんだろうなというくらいの信頼関係を、稽古を重ねて得た気持ちだと思っています。

田淵:勇之介は、如何なる時でもチャレンジしようとするところが素敵な役者だと感じました。空き時間にアクションの練習をしたり、セリフをずっと練習していて。だからこそ、僕も全力でついていかないといけないし、置いて行かれないようにしようと思いながらやってきました。勇之介に引っ張られながら僕もできたと感じているので、2人の関係性を是非舞台上でしっかりみていただけたらと思います。

今まで敵役を演じることがあまりなかったと仰っておりましたが実際に演じてみていかがでしたでしょうか

高橋:みんなペアで役作りをしているんで、僕は普段結構明るい人間なんですけど、淡々と自分の仕事をやっていたら、松島くんと田淵君に「健介くんって、稽古場ではすごく静かなんですね」って言われて。大体役柄が固まってきて、みんなとの関係性が出来上がった後に、結構みんなとお話しました。
舞台上で敵として、脅威や恐怖をどうやったら出せるのか、スタッフさんや演出の臨王さんと沢山話して作ってきたので、それを舞台上で観てもらえると思うと嬉しいですね。

注目ポイントをお教えください

木津:本当に沢山あるので本作に関してはキャラクターそれぞれの物語を舞台上で描いていて、見どころが沢山あるので、自分で探してもらうのが一番いいのかなと思います。

松島:会場全体を巻き込んだ演出もありますし。臨場感たっぷりなので注目してほしいです。

田淵:本当に島に居るような感覚で、客席降りもあるので360度楽しめるかと思います。

白本:私は画眉丸と行動することが多いので、画眉丸からシンパシーを受けて熱くぶつかり合うところです。本当に魂をぶつけ合っていると言っても過言ではないくらい、痺れるくらい熱いと思います。画眉丸との戦いは佐切にとっても意味があるものなので、そこは注目してほしいですし、大事にしていきたいと思います。

公演を楽しみにしている方へメッセージをお願いします

白本:今日まで誰ひとり欠けることなくここに来ることができて、本当に嬉しく思います。今から本番ですが、まだ心の準備が出来ていませんけども、今日まで作り上げてきたものが間違いじゃなかったと思えるように、みんなでエネルギーご交換し合って、舞台上に残してあるエネルギーを拾いながら、全力で佐切として生きてまいりたいと思います。どうぞ、楽しみにしていてください。

木津:全力でやってきました。あとは板の上で表現するだけだと思っているんですけど、みんなが怪我なく無事にこの公演を負えられるように願いつつも、熱くこの作品に向き合っていきたいと思います。原作の「地獄楽」を観たことない方も、「地獄楽」が大好きな方も、誰でも楽しめる作品になっていると思いますので、是非劇場に足を運んでいただけたら幸いです。

イントロダクション

時は江戸時代末期ー
かつて石隠れ最強の忍として 恐れられた囚われの死罪人 “画眉丸”は
打ち首執行人を務める“山田浅ェ門 佐切”から無罪放免になるための条件を突きつけられる。

それは極楽浄土と噂される島 “神仙郷”から「不老不死の仙薬」を持ち帰ることー

画眉丸は最愛の妻と再会するため、佐切とともに島へ向かうことを決意するが、同じく無罪放免をかけ仙薬を求める死罪人たちが2人の前に立ち塞がる。

さらに島に潜む未知の化物や 謎多き仙人たちー”天仙”が彼等を待ち受けておりー

混沌渦巻く神仙郷で、画眉丸は仙薬を見つけ出し生きて帰ることが出来るのか—!?
永遠の生と死の狭間でもがき、彼らが手にする答えとは―⁉
生死を賭け、己が信条の為に戦う 忍法浪漫活劇、いざ開幕!

公演概要

舞台「地獄楽」

■原 作
「地獄楽」賀来ゆうじ(集英社 ジャンプ コミックス刊)

■演出
加古臨王

■脚本
Spacenoid Writers’ Room(月森葵、野ノ栖千晶、会沢青)

■出演者
【画眉丸】木津つばさ
【山田浅ェ門 佐切】白本彩奈
【亜左 弔兵衛】松島勇之介
【山田浅ェ門 桐馬】田淵累生
【杠】太田夢莉
【山田浅ェ門 士遠】中村太郎
【山田浅ェ門 典坐】飯山裕太

【ヌルガイ】吉浜あずさ
【民谷 巌鉄斎】郷本直也
【山田浅ェ門 付知】宮崎湧
【山田浅ェ門 仙汰】森さとる
【メイ】澤田理央・高乘蒼葉(Wキャスト)

【天仙】高橋健介
ほか

※出演者は変更になる可能性がございます。

■日 程
2023年2月16日(木)~26日(日)
※公演回数・日時は変更の可能性があります

■劇 場
ヒューリックホール東京(東京都千代田区有楽町2丁目5−1 有楽町センタービル 11F)

■チケット
9,900円(税込)

■会場&配信チケット発売中
千秋楽公演(2 月 26 日)は生配信も決定!!
各公演の会場チケット&配信チケット発売中!!
※2 月 26 日(日)12:00/16:30 両公演で生配信を行います

■スタッフ
音楽: 佐々木久夫(SeanNorth)
美術: 乘峯雅寛
技術監督:寅川英司
舞台監督: 横川奈保子
照明:大波多秀起
音響:前田規寛
映像:O-beron inc.
衣裳:雲出三緒
ヘアメイク:木村美和子(do:t)
小道具:平野雅史
アクション:船木政秀
演出助手:櫻井裕代
振付:富田 彩
宣伝美術:五島英一
制作:Office ENDLESS

■主 催
エイベックス・ピクチャーズ

■舞台「地獄楽」千秋楽公演の模様を収録した Blu-ray/DVD の発売が決定!!
特典映像には日替わりアフタートークダイジェスト集ほか豪華内容を収録!
詳細は公式サイトをチェック!

・特報PV︓https://youtu.be/5DkDxfE8PYw
・公式サイト︓https://jigokuraku-stage.jp/
・公式Twitter︓@jigokuraku_st

©賀来ゆうじ/集英社・エイベックスピクチャー

Rie Koike