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【レポート】『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《どついたれ本舗 VS Buster Bros!!!》-Cinema Edit- 舞台挨拶の様子をお届け!

キングレコード EVIL LINE RECORDS が手掛ける音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」の舞台化作品『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage。
2022年秋に上演された《どついたれ本舗 VS Buster Bros!!!》を-Cinema Edit-として再編集し、映画館での大迫力のスクリーンと臨場感ある音響設備に合わせて、舞台映像を再編集した映画館限定のオリジナル編集版にて、舞台での感動と高揚感を再体験できる映画作品として上演。本作は通常上映に加え、「3面ライブスクリーン」にて期間限定で上映しています。

「3面ライブスクリーン」とは、次世代のエンターテイメントの発信を目指して松竹マルチプレックスシアターズ(以下略称、SMT)が開発した劇場スクリーン。可動式の3面スクリーンに常に映し出される迫力の映像とコンサートホール仕様のアレイスピーカー、カスタマイズされたデジタル音響システムで、これまで再現が難しかった舞台上の繊細な表情やダイナミックな躍動感、ミュージックライブの高揚感を、まるでそこにいるかのような臨場感で体感できます。現在、丸の内ピカデリー、熊本ピカデリーの2館に導入されています。

この度、映画公開を記念した舞台挨拶が東京・丸の内ピカデリーで開催されました。

左から:郷本直也、里中将道、荒牧慶彦、高野 洸、松田昇大、永島龍之介

舞台挨拶には、本作に出演している荒牧慶彦さん、里中将道さん、郷本直也さん、高野洸さん、松田昇大さん、永島龍之介さんら6名が登壇。
シリーズを通してキャスト同士の印象の変化や舞台で大変だったことなど、映画公開の感想と合わせて語りました。

舞台挨拶が始まり、3面ライブスクリーンで上演される長編映画として初作品となる本作を観た感想を聞かれると、荒牧さんは「舞台での臨場感をダイレクトに観ている人に届けてくれているので、舞台との親和性が凄く高いと思いました。舞台は全景映像になると顔がよく見えないし、かといって近くで見ると特定の人しか見えないんですけど、3面スクリーンだと痒い所に手が届くような、素晴らしいものだと感じました」と、そして荒牧さんと一緒に観ていたという里中さんは「目の前に本当に居るような、不思議な感覚でした。いろんな角度から映っていて、ドキドキワクワクしながら観ていました」と、3面ライブスクリーンならではの魅力を語りました。

また、本作はヒプステ初の映画化ということで、その感想を聞かれた高野さんは「映画化も3面ライブスクリーンも初ということで、嬉しかったですね。挑戦的で、すごい試みだなと。観るのも楽しいですし、迫力を体感できるっていう意味ではヒプステが本当にピッタリだと思うので、映画館だけどノってほしいなという思いがあります」とコメント。松田さんは「まさかこんなに大きなスクリーンで映画に出れると思っていなかったので、嬉しいです。反面、全面に自分の顔が映るんだなと考えると、撮影時は変な緊張感がありました」と、撮影時のことを振り返りました。

撮影時の心境を聞かれた郷本さんは「僕は常に緊張していましたね(笑)。毎日が緊張感の塊でした。特に、3面ライブスクリーンの撮影はこの日だよって言われた時は、これまでと違う異常な緊張感がありました(笑)」と振り返っている途中、なんの質問をされていたのか忘れてしまい、そこに荒牧さんが「なんで一人だけジャケット着てるんですか?っていう質問です」と、違う質問を割り込ませ「急に?!(笑)」とツッコミを入れて笑う一同。
一人だけ格好が違うことについて、郷本さんは「私服で登壇すると思って、オレンジ色のセーターを着て気合入れてたんですよ!それなのにTシャツで登壇って聞いて、えーーーっ!って言ってたら、皆さんが零っぽいからジャケット着ればって言ってくれて。多分、お客さんもずっと違和感あったと思いますが、着たがりなので(笑)」と明かし、観客を笑わせました。

そして永島さんは「映画や3面ライブスクリーン、2.5次元も全てが初めての経験で、良いんですか?という気持ちが大きくて、すごく恥ずかしかったです」と、照れた様子で本作を振り返りました。

また、荒牧さんが映画化ついて「映画化するなら日替わりネタもCinema Editにしようと思い、映画泥棒のネタをやらせていただきました。多分、劇場で観ていた方で、なんで映画泥棒のネタしてるんだろうって思った人もいたと思うんですけど、このためでした!」そう明かすと、会場からは大きな拍手が。

共演者について聞かれると、松田さんは「龍之介と初めてお芝居をやらせていただいた時に、自分が初めてヒプステをやった時の姿を見ているような感じがありました。若いっていうのもありますし、とにかく可愛いなと思いました」と、3年経って初舞台の子が入ってきてくれて嬉しいとコメント。
永島さんは「ヒプステを観ていたので、逆にこんなに優しい方々なんだと、全部が全部驚きでしたし、ヒプステを作っている過程を自分が知ることが出来て嬉しかったです。ラップに動きを合わせたり、映像と合わせて動くことがすごく難しかったんですけど、昇大くんが兄弟喧嘩のシーンとかで丁寧に教えてくれてのでとても助かりました」と、初出演となる本作を振り返りました。
そして高野さんが「稽古初日からずっと楽しかったです。でも稽古をしている内に、簓と絡むところの気まずさが半端ないなと。簓のボケがいつ飛んでくるのか、とか(笑)」と話すと、すかさず荒牧さんが「一郎に絡める、笑わせられるなと稽古場で思いましたので。一郎が困っている姿がすごく可愛く、愛おしく思えてきちゃったので、皆様にも知らない一面をもっと見せてあげたいと思い、洸に無茶振りを投げたりしました」と言って笑顔を見せ、高野さんは「これ本番やるんですか?って聞いたら、やるよって言って、日替わりも毎日メイクルームで30分くらいかけて詰めてるのを見て、凄い」と、稽古場でのエピソードを明かしました。

里中さんは「山田三兄弟が、稽古場で本当の兄弟のように教えたり一生懸命にやっている姿が本当に温かくて。それをオオサカの3人で見守って、俺たちも頑張ろうって思いました。温かい思い出しかないです」と、郷本さんは「龍は最年少ということで、本当に息子みたいな感じで、新キャスト同士という意味でもお互い色々と支え合えました。昇大は荒々しい役なので、最初喋るまではちょっとビビってました(笑)。将道もそうで、常に睨まれている感じで機嫌損ねたらどうしようって、稽古でそればっかり考えてました。でも2人ともすごく優しかったです(笑)。まっきーは、ほかの作品で父親役をやっていて、結構長い付き合いなので、そういう意味では一番家族感がありました。心強かったです。洸くんは、ほかの作品で共演した時にすごく穏やかで優しい子だなと思っていました。でも、今回初めてじっくり共演してみたら…凄い目で見てくるんですよ!直也さん、何してくれるんですか?っていう、挑戦的な目を常にしてくるんです!」と、全キャストの印象を笑いを交えながら語りました。

お互いのディビジョンの印象ついて、荒牧さんは「洸のラップがめちゃくちゃ格好いいなと。ライブで聴いてはいたんですけど、目の前にした時の、一郎ならではの気迫やビートのノリ方とかが絶妙で、ヒプノシスマイクを通して本当に心に攻撃されているような感覚を覚えました」と絶賛。
それに対して高野さんは「嬉しいです」と言葉を返すと、続けて「track.3とライブを通して観ていて、共演する前の最後の印象がライブのギラギラで華やかなイメージがありました。今回、みんなの悩みや内側の深いところが描かれていて、すごく胸に響きました。表では明るいけど、こういう裏があって、こうやってオオサカが出来ているんだな、いいチームだなと思いました」と、改めて感じたオオサカディビジョンの良さを語りました。


最後に、荒牧さんより「3面スクリーンになることで、舞台上で気付けなかった点などを新たに発見できたんじゃないかなと。ライブを楽しむ感覚で観ていただけたらと思います。ありがとうございました」と挨拶があり、舞台挨拶の幕は閉じました。

作品概要

劇場版タイトル
『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage
《どついたれ本舗 VS Buster Bros!!!》 -Cinema Edit-

公開日
全国映画館:2023 年 1 月 20 日(金)
3 面ライブスクリーン:2023 年 1 月 27 日(金)

上演時間 127分

原作 EVIL LINE RECORDS

演出 植木 豪
脚本 亀田 真二郎

キャスト
オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”
白膠木 簓:荒牧 慶彦
躑躅森 盧笙:里中 将道
天谷奴 零:郷本 直也

イケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”
山田 一郎:高野 洸
山田 二郎:松田 昇大
山田 三郎:永島 龍之介

ディビジョン・ダンス・バトル“D.D.B”
Toyotaka RYO gash! SHINSUKE HILOMU Dolton KENTA GeN KIMUTAKU

製作 松竹

配給 松竹 ODS 事業室/新領域コンテンツ室

劇場版公式サイト https://hypnosismic-stage-cinemaedit.jp/
劇場版 Twitter https://twitter.com/hm_rts_ce (@hm_rts_ce)

ヒプステ主催 『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage 製作委員会
ヒプステ公式Twitter https://twitter.com/hm_rtstage


▼ヒプノシスマイクとは
社会現象を巻き起こしている大人気コンテンツである『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』、通称ヒプマイは、キングレコード EVIL LINE RECORDS が手掛ける、音楽原作キャラクターラッププロジェクトとして 2017 年 9 月に始動。
当時無名だったプロジェクトにも関わらず第一弾ミュージックビデオが公開直後に YouTube 急上昇ランキングにランクインするや否や、その斬新な世界観や楽曲のクオリティの高さから瞬く間に音楽シーンを席巻し、HIP HOP 界の有名アーティストも作詞・作曲を手掛けた CD は常に音楽ランキング TOP10 にランクインするなど人気を確実なものとしている。

▼STORY
H歴。武力による戦争は根絶された。
争いは武力ではなく人の精神に干渉する特殊なマイクにとって代わった。
その名も「ヒプノシスマイク」。
このマイクを通したリリックは人の交感神経、副交感神経等に作用し、様々な状態にすることが可能になる。
H歴3年。
人々はラップを使い優劣を決する。
男性は中王区以外のイケブクロ・ディビジョン、ヨコハマ・ディビジョン、シブヤ・ディビジョン、シンジュク・ディビジョン、オオサカ・ディビジョン、ナゴヤ・ディビジョン等の区画で生活することになる。
各ディビジョン代表のMCグループがバトルをし、勝った地区は決められた分の他の領土を獲得することができる。
兵器ではなく言葉が力を持つことになった世界で今、男たちの威信をかけたディビジョンバトルが始まる。

Ⓒ『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage 製作委員会

Rie Koike