今回の舞台『マザーズ・イン・ヘヴン』、天国にマザールームという部屋があり、生前我が子を大切にしていたお母さんなら、そこで10年修行したら現世に降りて生きている我が子に1日だけ会えるという設定。しかし、10年も経てば子供は大きくなっている。しかし、我が子に会う時は自分が母親であることを伝えてはいけないというルールがあり、これを破ると輪廻転生が出来なくなってしまうのである。さて、10年経っていよいよ我が子に会える、見た目は変えられるが、さて、どんな姿で会えばいいのか、ここが当事者の悩みどころである。物語は3つのストーリーのオムニバス形式になっており、3人の母親がそれぞれ我が子と対面する風景が描かれる。またマザールームにいた間、母親たちは自分に都合のよいことばかりを天使たちに語っていたが、いざ、現世に降り立ったら状況は……ここが見どころポイント。