初音ミクと共演するコッペリウス役は、10歳でモーリス・ベジャール振付の『M』に出演し、その後ドイツ名門ジョン・クランコバレエ学校で学び、アメリカのタルサバレエ団を経て日本に活動の場を移した、新進気鋭のダンサー風間無限。振付は辻本知彦氏、コンテンポラリーダンサーとしても活躍し、日本人で初めてシルク・ドゥ・ソレイユにダンサーとして出演した経歴を持ち、ミュージカルの振付・演出でも活躍している。こういった世界レベルのアーティストが、この未知なる世界を演出する。指揮はオペラ、バレエの分野で目覚ましい活躍を繰り広げる渡邊一正、演奏は、渡邊氏が2015年4月からレジデント・コンダクターを務めている、東京フィルハーモニー交響楽団となる。
本公演では、『ドクター・コッペリウス』とともに、同じく初音ミクをソリストに起用したことで大きな話題となった、2012年初演の冨田勲氏の代表作『イーハトーヴ交響曲』も演奏、冨田勲の晩年の大作2作品を同時に演奏する貴重な公演となる。