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【レポート】ミュージカル『SPY×FAMILY』製作発表会の様子をお届け!

原作は、遠藤達哉が2019年3月より「少年ジャンプ+」(集英社)で連載中のスパイアクション&ホームコメディ「SPY×FAMILY」。「スパイ&超能力者&殺し屋が互いの秘密を抱えたまま仮初めの家族になる」というユニークな設定とスタイリッシュでキュートなキャラクターたち、シリアスとコメディが絶妙にブレンドされた世界観、巧妙なセリフ回しとアクションとギャグを織り交ぜたストーリーテリング等により、連載開始直後から閲覧数・コメント数・発行部数における「少年ジャンプ+」最高記録を次々と更新し、読者の圧倒的な支持を獲得。
現在、シリーズ累計発行部数は2700万部を突破。本年4月には、テレビアニメ化(第二クールが放送中)され、欧米圏・アジア圏での放送及び配信の世界展開も スタート、国内外を問わず一大旋風を巻き起こしています。

そして超人気コミックが、満を持して2023年3月に帝国劇場で、ミュージカルとして初舞台化。そんな本作の製作発表会が12月7日(水)に都内にて実施されました。

製作発表会にはロイド・フォージャー役をWキャストで務める森崎ウィンさんと鈴木拡樹さん、ヨル・フォージャー役をWキャストで務める唯月ふうかさんと佐々木美玲さん(日向坂46)、ユーリ・ブライア役をWキャストで務める岡宮来夢さんと瀧澤翼さん(円神)、フィオナ・フロスト役:山口乃々華さん、フランキー・フランクリン役:木内健人さん、ヘンリー・ヘンダーソン役:鈴木壮麻さん、シルヴィア・シャーウッド役:朝夏まなとさん、そして脚本・作詞・演出のG2さんが登壇。出演にあたり、登壇者よりコメントをいただきました。

ロイド・フォージャー役:森崎ウィン(Wキャスト)

まだまだ経験が少ない中、こうして主役の一員としてお声がけいただけて、驚きと喜びが僕の中に混在していました。
純粋に身も心も引き締まるような思いでした。『SPY×FAMILY』の世界に飛び込める機会をいただけたことで興奮したりなど、いろんな気持ちが混在しておりました。
周囲の反応については、番組の撮影でイギリスに行く機会があり、その際にイギリスに住んでいる方にも「ウィンだよね!SPY×FAMILYに出るんでしょ!」と、言われたことが一番の驚きでした。
国境を越えて愛されている作品なので、ロイド・フォージャーを最後までしっかり務めたいです。

ロイド・フォージャー役:鈴木拡樹(Wキャスト)

話題の作品なので、それ相応の責任感を感じ緊張していました。それ以上に楽しみだったのが、ロイド・フォージャーはとても素晴らしいスパイで、なんでもこなせてしまう。自分は不器用な人間でそうした生き方が出来なかったので、最高のチャンスをいただいたなと思いました。舞台の上で演じている間は、完璧な人間として立っていたいですし、また、完璧な部分が崩れる瞬間もあってそこが笑いのポイントになってくると思うので、楽しみながら演じていきたいです。

ヨル・フォージャー役:唯月ふうか(Wキャスト)

ヨルはとても格好良くて、大人な色気のある印象だったので電話でヨル役に決まったと聞いた時は「私がヨルを演じるんですか?」という感じで驚きを隠せませんでした。そして電話を切った後、部屋で叫びました(笑)。
なかなか実感が沸かなかったんですけど、プロモーション映像や扮装で写真を撮ったりして、私はヨルなんだ。責任をもってしっかり演じていこうという自覚を持ちました。今は本当にワクワクしています。ヨルの格好よさと可愛らしい天然さ、その二面性をしっかりと表現できるように取り組みたいと思います。

ヨル・フォージャー役:佐々木美玲(Wキャスト)

お話を頂いた時は、本当に驚きました。コミックも読ませていただいていたので、まさか自分がヨルさんを演じるということが信じられなくて、想像がつかないでいました。(日向坂46の)メンバーからは「おめでとう!絶対観に行くよ」って言ってもらえましたし、今日の衣装は赤色なんですけど、実はこれ、事務所で衣装を選んでいる時にメンバーが「この色のドレスが似合うよ」って選んでくれたんです。なので、みんなの気持ちも背負って頑張りたいと思います。

ユーリ・ブライア役:岡宮来夢(Wキャスト)

お話を頂いた時、また帝国劇場に立たせていただけるということで、すごく興奮しました。
周りの反響としては、SNSでの反応がすごくて、本当に世界中で愛されている作品なんだなと実感しました。今、すごくワクワクしています。頑張ります。

ユーリ・ブライア役:瀧澤翼(Wキャスト)

出演が決まった時、僕はユーリのように理性を失うくらい喜びました!本当に嬉しくてたまらなかったです。元々『SPY×FAMILY』の大ファンで、推しがユーリだったので、自分が推しを演じれるんだという驚きと共に、新しい感覚に包まれながらこの先進んでいくんだろうなと思いました。
自分と照らし合わせて見てみると、ユーリ・ブライアの身長が179cmで、僕も179cm。僕もお姉さんが居て、ユーリは20歳。そして僕は初日公演を迎える1週間前くらいに20歳になるので、全くユーリと同じ状況になるんですよ!当日ユーリ・ブライアが完成させられる状態になるので、頑張ります。よろしくお願いします。

フィオナ・フロスト役:山口乃々華

私も出演が決まったという電話を頂いた時、ビックリしてフィオナの心の中のように喜びました。まさかこんなお仕事をやらせていただける時が来るなんて!という夢見心地な気持ちと、一生懸命に絶対に頑張ろうという気持ちがありました。
自分の見た目と、フィオナが全然違うので、扮装の写真を見た時はどこに居るのか分からないっていうくらい違いがあります。私は本音が顔に出やすいので、フィオナを演じる時は顔に出ないように気を付けて頑張っていきたいと思います。

フランキー・フランクリン役:木内健人

『SPY×FAMILY』という漫画・アニメがあるのは知っていたんですけど、まだ読んだことがありませんでした。フランキーはどんな役なんだろうと思い、いざ見てみたらアーニャと同じ感想で「モジャモジャ!」っていう印象でした。扮装写真を撮る時は、自分がモジャモジャになるという自覚があまりなかったんですけど、スタイリストさんに一生懸命巻いてもらっていたら意外とフランキーになるもんだなと(笑)。なので今は稽古で自分なりにフランキーを作って、皆様に観ていただけることがとても楽しみです。

ヘンリー・ヘンダーソン役:鈴木壮麻

この役を頂いた時、「エレガント!!」って自分の部屋で叫びました。自分の中で「エレガント」という言葉が、こんなに喜びを持つことなんだと意味を持った瞬間でした。
そしてコミックを読ませていただいて、なんて深い作品なんだろうと気付かされました。裏の顔がある役ばかりですが、僕は裏の顔を持たない教育者としてこの作品に参加できることを嬉しく思います。
いろいろ人生の中で経験してきたことを、ヘンリー・ヘンダーソンが質実剛健に吐露していくところも本作に加えられたら良いなと。お客様の期待が大きい分、良い作品ができたらと思っています。

シルヴィア・シャーウッド役:朝夏まなと

お話を頂いてからコミックを読んで、スピーディーで物語が本当に面白くてすぐにハマりました。
親戚がこの作品が好きで「もし出演するなら上官の良い人だろうね」と言われていて、これが当たっていたんですよ。周囲の方からも「ピッタリだね」と言われて、私自身もこの役を演じられるのが楽しみです。私は上官なのでロイドさんに指示を出す立場なんですが、私もアクションシーンをやれたら嬉しいですね。アクションがあるかないかは、お楽しみに(笑)。

脚本・作詞・演出:G2

(演出の際の醍醐味や工夫している点について)漫画原作でミュージカルが初めてに近いので、原作ファンを満足させながらミュージカルファンも満足させられるように毎日頑張っています。今は意見交換をしながらミュージカルを立ち上げていく準備作業をしているところです。原作が完全連続ものではなく、一回一回完結される良さがあるので、その流れが中断するようなことが起きないようにする。クライマックスの盛り上がり、ラストの感動をマックスに持っていきたい。ここは生身の俳優と音楽の力を使って盛り上げたいです。どこをクライマックスにするかを考えているところですので、あまりはっきりとは言えませんが、お楽しみにしていただけたらと思います。

また、作品にちなんで『こう見えて実は○○です』といった、ちょっとした秘密を聞かれると、

森崎さんは「旅客機が大好きです。一番好きな機体はA380。二階建ての機体で、エンジンが4つ付いています。飛行機が大好きです、以上です」
鈴木(拡樹)さんは「どう見えてるのか分からないんですけど、あんまり動かなさそうと言われるんですよ。でも結構身体を動かすのが好きで、日課がランニングです。幼稚園時代からランニングを欠かさず、趣味としてやっています。なので、体力面は少し自信があります」
唯月さんは「1人行動が好きです。焼肉屋とかも1人で行くので、基本1人で居ることが好きです。以上です。でも皆さん話し掛けてください」
佐々木さんは「こう見えて、節約家です。いろんなスーパーや薬局を巡って、あっちの方が10円安いなとか、そういうのが好きです。女の子はショッピングが好きだと思うんですけど、私はスーパー巡りが趣味です」
岡宮さんは「僕はこう見えて運転することがすごく好きです。車やバイクに乗っていますが、いずれは船舶やヘリコプターの免許も取って、陸海空制覇したいです」
瀧澤さんは「僕はこう見えて、家に20~30個ほど、ぬいぐるみがあります。ベッドの上にぬいぐるみを何個か置いておかないと寝れないです。“円神”というグループでリーダーを務めていて、初めて会った人から『しっかりしてるね』と言われるんですけど、家の中はすごくファンシーな世界です」
山口さんは「私は猫が好きで、飼っているんですけど実は猫アレルギーです。毎日アレルギーの薬を飲んでいます」
木内さんは「お酒が全く飲めないです。このご時世で、飲み会がなくなったことに関しては僕にとってはラッキーだなと思っています(笑)」
鈴木(壮麻)さんは「“551蓬莱”が大好きで、新幹線の中とかでも肉まんを5、6個食べちゃいます。なので前後左右の人から不思議な顔をされる時があります(笑)。兵庫公演が楽しみです」
朝夏さんは「背が高いので、運動部っぽいねと言われるんですけど、吹奏楽部に入っていました。中学校時代からこの身長で、吹奏楽部で一番大きい人が一番小さいピッコロとかを吹いてました」

と、それぞれ自身の秘密を語っていただきました。

また、製作発表会ではプロモーション映像も初公開されました。
こちらも是非ご覧ください。

公演概要

CAST(出演者)

ロイド・フォージャー(凄腕スパイ:コードネーム〈黄昏(たそがれ)〉
森崎ウィン/鈴木拡樹 *Wキャスト

ヨル・フォージャー(殺し屋:コードネーム〈いばら姫〉)
唯月ふうか/佐々木美玲(日向坂46) *Wキャスト

ユーリ・ブライア(姉のヨルを溺愛する、東国の秘密警察)
岡宮来夢/瀧澤翼(円神) *Wキャスト

フィオナ・フロスト(〈黄昏〉の後輩スパイ、コードネーム〈夜帷(とばり)〉)
山口乃々華

フランキー・フランクリン(〈黄昏〉に協力する情報屋)
木内健人

ヘンリー・ヘンダーソン(アーニャが入学を目指す名門イーデン校の教諭)
鈴木壮麻

シルヴィア・シャーウッド(〈鋼鉄の淑女〉の異名を持つ〈黄昏〉の上官)
朝夏まなと

楢木和也(ドミニクほか)

新井海人、大津裕哉、小倉優佳、鎌田誠樹、栗山絵美、桑原柊、柴田実奈
島田彩、丹宗立峰、堤梨菜、般若愛実、福田えり、深掘景介、藤岡義樹
湊陽奈、宮野怜雄奈、武者真由、元榮菜摘、山野靖博、ユーリック武蔵、LEI’OH

ストーリー

男はスパイ×少女は超能力者×女は殺し屋、世界の平和はこの3人に託された!?
《普通の家族》を知らずに育った3人の、ちょっと変わった《仮初めの家族》の物語。

世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた東西冷戦時代。隣り合う東国〈オスタニア〉と西国〈ウェスタリス〉では、十数年間にわたる仮初めの平和が保たれていた。西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属の凄腕スパイであるコードネーム〈黄昏(たそがれ)〉は、高い諜報能力を駆使して幾度も東西両国間の危機を回避させてきた。そんなある日、〈黄昏(たそがれ)〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、極秘任務を命じられる。その名も、オペレーション〈梟(ストリクス)〉。任務の内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入し、デズモンドに接触せよ”というもの。〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作るため《娘》と《妻》を探すことに。彼が出会った《娘》候補のアーニャは心を読むことができる超能力者、《妻》候補のヨルは殺し屋という裏の顔を持っていたが、3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。案の定、変わった素性を持つ3人の《仮初めの家族》の日常はおかしなことだらけ。時には大事件に巻き込まれ、それぞれの敵や難問に立ち向かいながらも、とにかく《普通の家族》を装うために全力を尽くす3人に、世界の平和は託されたのだった・・・。


ミュージカル『SPY×FAMILY』

CREATIVES
原作:遠藤達哉(集英社「少年ジャンプ+」連載)
脚本・作詞・演出:G2
作曲・編曲・音楽監督:かみむら周平

TICKETS&SCHEDULE
帝国劇場
公演日程:2023年3月8日(水)初日~3月29日(水)千穐楽
チケット一般前売日:2022年12月24日(土)
チケット料金(税込):S席15,000円、A席10,000円、B席5,000円
【帝劇公演に関するお問い合わせ先:東宝テレザーブ 03-3201-7777】

全国ツアー公演
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール
公演日程:2023年4月11日(火)初日~4月16日(日)千穐楽
チケット一般前売日:2023年2月11日(土)
チケット料金(税込):S席15,000円、A席10,000円、B席5,500円、C席3,500円
【兵庫公演に関するお問い合わせ先:梅田芸術劇場 06-6377-3800】

博多座
公演日程:2023年5月3日(水)初日~5月21日(日)大千穐楽
チケット一般前売日:2023年3月11日(土)
チケット料金(税込):A席15,000円、B席10,000円、C席5,500円
【福岡公演に関するお問い合わせ先:博多座 092-263-5555】

ミュージカル『SPY×FAMILY』公式サイト
https://www.tohostage.com/spy-family/
ミュージカル『SPY×FAMILY』公式Twitter
https://twitter.com/spyfamily_stage
「SPY×FAMILY」集英社公式サイト
https://www.shonenjump.com/j/rensai/list/spyfamily.html
アニメ「SPY×FAMILY」公式サイト
https://spy-family.net/

製作:東宝 

©遠藤達哉/集英社

Rie Koike