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【レポート】主演・阪本奨悟、音楽劇『まほろばかなた』開幕!

2022年10月28日(金)東京・天王洲 銀河劇場にて、音楽劇『まほろばかなた』が開幕。

本作は、西田大輔さんが作・演出を手掛け、『まほろば』を目指した志士たちの熱き群像・音楽劇。
主演の阪本奨悟さんをはじめとする“音楽”と“芝居”に熱意を持った俳優陣が集い、数多くの話題作を手掛けるYOSHIZUMIさんが音楽監督を担当。
舞台でしか味わえない迫力の音色で物語を奏で、決して希望を絶やすことなく戦い続けた夢追い人の浪漫活劇となっています。

本稿では、公演に先駆けて行われた囲み会見とゲネプロの様子をお届けします。

囲み取材 登壇者コメント

左から:廣野凌大、松田 凌、西田大輔、阪本奨悟、糸川耀士郎、和合真一

作・演出:西田大輔さん

俳優が変われば物語も変わるというのを常々思いながら演出をしてきました。今回、予想を上回るくらいの(初演と比べて)全く新しい音楽劇が出来ました。俳優たちと一緒に作ってきて、ある意味別作品になったような気がしています。このメンバーでひとつの物語や大地が見えるような、そんな作品になったと改めて感じているところです。ワクワクしています。
今回この5人を主要人物に選んだ理由は、高杉晋作を中心にすることで長州の地に生きる人々の群像劇を描きたいと思ったからです。そこから自然と選んだ感じがあります。この作品は、女性の方が格好いいんですよ。いろんな女性を通して見る視点もあったりするんですけど、それを含めて彼らがどうやって生きていたのか。その真ん中にいる晋作は、あまり口には出さないけど、非常に真っ直ぐで遥か先の意志を持っている。その姿に惹かれた人たちの物語といった視点で作りました。それを奨悟くんが自然体で演じてくれていると感じています。

高杉晋作 役:阪本奨悟さん

本作の高杉は飄々としていて、一見ちょっと掴みどころのないような雰囲気を持っているんですけど、内心ではすごく熱く『まほろば』を目指す気持ちに溢れていて、その気持ちが長州の面々に影響を与えて動かしていく。すごく興味深い役だと感じています。
この作品は激動の時代を描いていて、歴史に名を残す人物が多数登場し、長州や幕府それぞれの思想だったり、俯瞰で見てる女性陣の想いなどをいろんな角度から楽しめる群像劇になっていると思います。自分の思想を貫くために命をかけて戦いに出るということは、現代に生きる僕では考えもつかないようなことではありますが、すごく胸を打たれるものがあるので、こうした想いを現代の方々にも伝える重要なバトンを頂いたという気持ちでお届けできたらと思っております。

山縣狂介 役:糸川耀士郎さん

いろんなタイプの登場人物がいる中で、山縣はすごく真っ直ぐで猪突猛進なイメージがあります。純粋に気持ちでぶつかっていくような役なので、お客様も感情移入して観ていただけるんじゃないかなと思います。
泣ける作品は世の中にいっぱいあると思うんですけど、この作品は笑いながら泣けるような素敵なものになっています。観ていただいたら僕のこの言葉が理解してもらえると思います。観て、泣きながら笑ってもらえたらと思います。

大村蔵六 役:和合真一さん

大村蔵六役の、令和の和に合格の合、真実はいつも一つと書いて和合真一と申します。狂介とペアでいることが多く、非常に落ち着いているみんなの保護者的な役割を担わせていただいています。医者としての部分と、“陸軍の父”と呼ばれた軍師としての部分、その2面性をお楽しみいただけるかと思います。非常に真面目な役なので、和合真一を押し殺して演じている姿を観ていただければと(笑)。
みんなが大好きな幕末の世界で有名な登場人物がいっぱい出てくるんですけど、葛藤やラブロマンスなど沢山の人間ドラマが詰まっています。自分は今回ラブロマンスはないのですが、それ以外の部分で頑張っていこうと思います。それぞれのキャラクターに感情移入していただいて、ひとりひとりの立ち位置からの視点で楽しんでいただけたら嬉しいです。

伊藤春輔 役:廣野凌大さん

伊藤春輔は、一番自分の欲に忠実で、その欲を自分の地頭の良さや持ち前の対応力で、のちに初代総理大臣になります。自分も女の子が好きなので(笑)、そういういろんなものをリンクさせて作り上げました。愛すべきキャラクターになったと思います。
演じながら思ったことは、僕らの中にも受け継がれている”大和魂”のような、日本人特有の魂がこれでもかというくらい詰まっている作品だということです。先人たちの”魂”のおかげで僕らはいま生きているんだなという、生に対する感謝をしたくなるような素晴らしい作品だと思うので、是非お楽しみください。

桂小五郎 役:松田凌さん

自分が演じる桂小五郎は、幕末を生きた志士たちの中でも、こうした生き方をした人ってなかなかいないんじゃないかなと。彼の人生の中でもすごく濃密なひと時をこの作品で描いているので、桂の葛藤や苦悩などにも注目していただけたらと思います。彼自身も『まほろば』とはなんなのかという問いかけのもと、みんなの為に動いていたのではないかと思います。自分もそういうふうに板の上に立てたらなと思っています。
西田さんが言っていたように、女性がとても格好よく美しく描かれていたりもして、僕らが演じる偉人たちはどのようにして偉人になったのか、そして支えてくれる女性たちはどのようにしてそばにいたのかを観ていただけたらと思います。男女問わず、胸が打たれるような作品になっていると信じております。
桂は『死而後已』という言葉を残しており、それは死ぬまで努力を続けるなど様々な意味が込められていて、彼のその言葉に泥を塗りたくない一心で演じさせていただきますのでよろしくお願いします。

あらすじ

騒乱の幕末──
港に突如現れた異国の軍艦が二隻。
大混乱に陥る皆をよそに、三味線を抱えて『まほろば』について語るたいそう不思議な男がいた。
新たな時代を夢見る男の周りには「面白き こともなき世を 面白く」生きようとする者たちが集う。

この物語は──第二次長州征伐において、十五万の幕府軍をわずか四千人で勝利した長州藩士の五人、山縣狂介・大村蔵六・伊藤春輔・桂小五郎、そして高杉晋作の生き様を描いた物語である。

「ここでやらねば、『まほろば』は彼方のままだ。だから…籤引きといこうじゃないか。」

公演概要

◆公演タイトル 音楽劇『まほろばかなた』

◆作・演出 西田大輔 ◆音楽監督:YOSHIZUMI
◆公演日程 天王洲 銀河劇場 2022年10月28日(金)~11月6日(日)

◆キャスト
高杉晋作 役:阪本奨悟 山縣狂介 役:糸川耀士郎 大村蔵六 役:和合真一 伊藤春輔 役:廣野凌大/
勝海舟 役:根本正勝/お雅 役:富田麻帆 文 役:田上真里奈 おうの 役:本西彩希帆
すみ子 役:平井琴望 幾松 役:律/吉田松陰 役:中村亀鶴/桂小五郎 役:松田凌 ほか

◆チケット
S席(※非売品特典付き)(1階席)11,000円(税込/全席指定)
※S席特典として、劇場にて【A5クリアファイル(非売品)】をプレゼントします。

A席(2階席・3階席)9,000円(税込/全席指定)

見切れ席 9,000円(税込/全席指定)
※見切れ席とは、ステージの一部が見えにくい可能性のあるお席です。ご了承の上、お買い求めください。

一般発売(先着)
・ローソンチケット
https://l-tike.com/mahorobakanata/・銀河劇場チケットセンター
https://www.gingeki.jp/03-5769-0011(平日10:00~18:00)

◆公演に関するお問合せ マーベラス ユーザーサポート https://www.marv.jp/support/st/
◆チケットに関するお問い合わせ ※お買い求めいただいたプレイガイド宛にお問い合わせください。
・ローソンチケット https://l-tike.com/contact/
・銀河劇場チケットセンター TEL:03-5769-0011(平日10:00~18:00)

<ライブ配信>
■配信実施公演
2022年11月6日(日)14:00千秋楽公演

■ライブ配信(ディレイ配信付き)
【販売価格】
2,960円(税込)
※イベント割対象価格(通常価格3,700円から20%OFF!)
【販売期間】
2022年10月30日(日)12:00~11月13日(日)21:00
【配信期間】
ライブ配信:2022年11月6日(日)13:30~上演終了まで
ディレイ配信:2022年11月7日(月)18:00~11月13日(日)23:59

■アーカイブ配信
【販売価格】
3,700円(税込)
【販売期間】
2022年11月19日(土)12:00~12月2日(金)23:59
【視聴期間】
ご購入から7日間

■特典映像
配信限定公開‼ 初日公演 舞台裏潜入映像
【特典映像配信期間】
ライブ配信:11月6日(日)16:00〜11月13日(日)23:59
アーカイブ配信:ご購入から7日間

◆公式サイト https://www.marv.jp/special/mahorobakanata/
◆公式Twitter @mahorobakanata

©音楽劇『まほろばかなた』2022

Rie Koike