小西成弥の渋谷有利は初役ではあるが、有利らしい正義感と真っすぐさを表現、兼崎健太郎、渡辺和貴、樋口裕太のコンビネーションもばっちり。特にグウェンダルの兼崎健太郎とヴォルフラム役の樋口裕太は初演から持ち役、当たり役とも言える。そして下村青も初演からアーダルベルト役を演じているが、肩の力がいい感じに抜けて、ますますパワーアップ、歌唱は流石で聞き惚れてしまう。小谷嘉一は2015年からギュンター役を演じているが、今回は初めてお城を出ることに。もう笑うしかないくらい、キレキレな動きで見入ってしまう。そして進藤 学の“特技”が全開するシーンは、もうセクシー過ぎるのがポイント(上腕二頭筋も)。
ストーリー展開やオチは、“お約束感”いっぱいだが、これが「今日から(マ)王!」のいいところ。このまま、突っ走って欲しい。