Categories: レポート

【レポート】舞台『鋼の錬金術師』製作発表会の様子をお届け!主演のエドワード・エルリック役は一色洋平&廣野凌大のWキャスト

原作は2001年より2010年まで、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス刊)にて連載され、日本漫画界における歴史的名作となった荒川弘の代表作「鋼の錬金術師」。
『ハガレン』の愛称で親しまれ、錬金術を用いたバトルアクション、歴史や国家をまたにかけた壮大かつ緻密なストーリー、生き生きと描かれる個性豊かで魅力的な登場人物たちの姿に、老若男女問わず絶大な人気を博しています。
コミックスは全世界シリーズ累計部数8,000万部を超え、テレビアニメ、アニメ映画、ゲーム、実写映画と数々のメディアミックスを繰り広げ、2022年夏には新作スマートフォンゲームをリリース。

連載20周年を迎えた同年、「鋼の錬金術師」の新たな展開として舞台化が決定し、製作発表会が10月24日(月)に都内にて実施されました。

上段左から:岡部 麟、蒼木 陣、和田琢磨、桜田航成(スーツアクター)
下段左から:石丸さち子、一色洋平、廣野凌大、眞嶋秀斗

製作発表会では公演概要の発表のほか、キャスト、配役、メインビジュアル、主題歌などがお披露目され、主演のエドワード・エルリック役をWキャストで務める一色洋平さんと廣野凌大さん、アルフォンス・エルリック役:眞嶋秀斗さん、ウィンリィ・ロックベル 役:岡部 麟さん、ロイ・マスタング役をWキャストで務める蒼木 陣さんと和田琢磨さん、そして脚本・演出の石丸さち子さんが登壇。出演にあたり、登壇者よりコメントをいただきました。

脚本・演出:石丸さち子さん
この企画を受けた時、私はまだ2.5次元作品を演出したことがなく、果たして私が適任なのだろうかと思っていました。それから漫画全巻、アニメ全話、一気に観ました。観終わる頃には私が一番適任だと思うようになりました。少年たちの心の旅が独創的に描かれており、誰かが作ったルールの中で大人になることを覚えていくのではなく、常識に囚われることなく、11歳という年齢で人体錬成という禁忌をおかしてしまった兄弟2人が罪を背負いながら自分を見つけていく旅。私も読んでいる間、観ている間もずっとその冒険を共にしていて「この冒険を是非とも私に作らせてください!」と、私の方から逆にお願いをしました。荒川先生が長い時間をかけて描いてきた大作に失礼がないように、演劇を愛する方、長らくこの作品を愛する方、そして俳優たちを愛する方にも、観に来てよかったと一生の記憶に残るような作品にしたいと思っています。

エドワード・エルリック 役:一色洋平さん(Wキャスト)
4か月に渡るオーディションをやり、出演が決まったと報告をいただいた時は、人生で初めて最寄駅から家までノンストップで走りました(笑)。湧き上がるものがあって走り出すというのは初めての経験で、本当に自分にとって忘れられない夜の街の光景でした。
石丸さんのオーディションはもう、稽古でしたね(笑)。このシーンを、このメンバーで作るぞっていう気概でやっていたので、人の汗で床が滑りそうになったり、汗だくでシーンを作りました。なので、オーディションですけどピリピリした感じもなく、いい空気感で戦ってきました。今こうしてエド役としてここにWキャストとして立っていますけど、オーディションにいたみんなのエドも背負ってやっていきたいと思います。よろしくお願いします。

エドワード・エルリック 役:廣野凌大さん(Wキャスト)
役者人生の中で一番考えたオーディションでした。一色さんが言ってくれたように、みんなの目から情熱が溢れていたので、そういった想いを背負っていきたいです。本当にオーディションがすごく長くて(笑)。普通のオーディションでは有り得ないくらいの長さで、稽古のようでもう言葉では言い表せない体験をさせていただきました。それが終わってオーディションの合否を待っている時は、やりきったから悔いはないなと思っていて、改めて決まりましたよって連絡をいただいた時に、初めて腰が砕けました。家族にも周りの人間にも感謝をして「やってやるぞ!」という気持ちで今ここにいます。見てますか皆さん!僕は頑張りますよ、みんなの想いを背負って!!以上です。

アルフォンス・エルリック 役:眞嶋秀斗さん
僕も4か月のオーディションを経てここに居るんですが、長い期間だということを忘れるくらい楽しくて、審査が終わる度にマネージャーに「今日も一日楽しかったです。次の審査も頑張ります」っていう連絡をしていました。こんな経験今までなかったなと。オーディション行く度に半日以上みんなで熱を注ぎ込んでやっているので、やっぱり身体や喉にもダメージが来るんですけど、そんなことどうでもいいくらい、この作品に出たい、絶対出てやるぞという気持ちでやってきました。壮大な世界観の中、2人の兄弟がどんな困難からも目を背けずに、希望の道筋を見つけに行くといった、この作品の凄さにオーディションを通して改めて気付かされました。

ウィンリィ・ロックベル 役:岡部 麟さん
私は、演出家さんとの面談があるときいて行ってみたら、面談じゃなくてオーディションだったという状況でした(笑)。部屋に入ったら石丸さんがいて、カメラも回っていて、瞬発力や今まで自分がいろんな舞台で培ってきたパワーをこの一瞬で出し切らなきゃ!という思いでやらせていただきました。皆さんと同じように稽古のような時間もあり、これからの期間でもっと沢山のものを吸収できるんじゃないかなと、楽しみにしています。
この作品は世界中の方から愛されているので、アイドルという肩書きの人間がしっかり演じられるのかと、厳しい目で見られることもあるかと思うので、それを跳ね除けるくらい皆さんのパワーに負けないくらい頑張りたいです。

ロイ・マスタング 役:蒼木 陣さん(Wキャスト)
演出が石丸さんだよと聞いた時に、絶対にやりたいという気持ちになりました。舞台の現場でご一緒したことはないんですが、数年前に1週間ほどワークショップをやっていただいたことがありまして、それこそみんながオーディションでやったのと同じような感じで鍛えていただいて、この方と作品をやってみたいという思いがずっとありました。なので、こうして作品で交わることができて嬉しいです。ロイ・マスタングという本当に多くの方に愛される役をいただいて、大きなプレッシャーがあり不安で夜眠れなかったりするんですけど、この旅を通して役者としても人としても大きく成長できる機会になると思うので、最後まで皆さんと精一杯頑張っていきたいです。

ロイ・マスタング 役:和田琢磨さん(Wキャスト)
漫画原作の作品に携わって13~14年くらいになるんですけど、いつ「鋼の錬金術師」が舞台化されるのかずっと気になっていた時に、今回こうしてお話をいただけたことをありがたく思います。主人公のエドと、僕らが演じるロイがWキャストということで、4人でふたつの役を作り上げていくような気持ちで高揚感が溢れています。沢山の方に愛されている作品なので皆さんの期待値も高いと思いますが、それ以上のものをお届けできるキャストが揃ったと思います。登壇していないキャストも素晴らしい方ばかりですので、座組一丸となって舞台『鋼の錬金術師』を盛り上げていけたらと思います、よろしくお願いします。

メインビジュアル


会場では公演告知映像も公開され、メインビジュアルのほか、登壇した主要キャスト以外の出演者も発表されました。

また、主人公のエドワード・エルリックをWキャストとして務める一色さんと廣野さんによる舞台版主題歌『鋼の絆』も披露。

フォトセッションでは桜田航成さん(スーツアクター)が演じる鎧姿のアルフォンス・エルリックも参加しました。

最後に、一色さんより「エドの台詞に『格の違いってやつを見せてやる』がありますが、最終巻では『俺たちとお前の格の違いを見せてやる』に変わるんです。主演としてどう引っ張っていけるかドキドキも不安もありますが、初日には舞台ハガレンチームとして『俺たちの格の違いを見せてやる』と言い放てる舞台を錬成したいです」と、廣野さんより「エドとアルが自分たちの答えを見つけたように、僕たちも舞台『鋼の錬金術師』の答えを提示したいと思います。応援よろしくお願いします」と、本作を楽しみにしている皆様へメッセージをいただきました。

↓↓演じるキャラの魅力や歌唱シーンは動画にてお届け!

公演概要

舞台『鋼の錬金術師』

原作 荒川弘(掲載「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
脚本・演出 石丸さち子

音楽監督 森 大輔
作詞 石丸さち子 作曲 森 大輔

美術 伊藤雅子 照明 日下靖順 音響効果 天野高志 音響 増澤 努 映像 O-beron inc.
舞台監督 今野健一 ヘアメイク 馮 啓孝 井村祥子 衣裳 渡邊礼子 小道具 羽鳥健一 殺陣 新田健太
演出助手 髙野 玲 制作進行 麻田幹太 宣伝デザイン 山代政一 グッズデザイン 山代政一 石本寛絵
デザイン協力 石本茂幸 宣伝スタイリング 中西永人(JOE TOKYO) フォトグラファー TOBI

出演
エドワード・エルリック 役:一色洋平/廣野凌大(Wキャスト)
アルフォンス・エルリック 役:眞嶋秀斗
ウィンリィ・ロックベル 役:岡部 麟(AKB48)
ロイ・マスタング 役:蒼木 陣/和田琢磨 (Wキャスト) リザ・ホークアイ 役:佃井皆美
アレックス・ルイ・アームストロング 役:吉田メタル マース・ヒューズ 役:岡本悠紀
ジャン・ハボック 役:君沢ユウキ デニー・ブロッシュ 役:原嶋元久 マリア・ロス 役:瑞生桜子
ティム・マルコー 役:阿部 裕 ショウ・タッカー 役:大石継太 イズミ・カーティス 役:小野妃香里
ラスト 役:沙央くらま エンヴィー 役:平松來馬 グラトニー 役:草野大成
傷の男(スカー) 役:星 智也 ゾルフ・J・キンブリー 役:鈴木勝吾
ピナコ・ロックベル 役:久下恵美 グレイシア・ヒューズ 役:斉藤瑞季
ニーナ・タッカー 役:小川向日葵/尻引結馨(Wキャスト)
キング・ブラッドレイ 役:辰巳琢郎 他

スーツアクター
アルフォンス・エルリック 役:桜田航成
バンドメンバー
Band Master & Key.:森 大輔 Gt.:オオニシユウスケ Ba.:熊代崇人 Dr.:守 真人

日程・劇場
【OSAKA】2023年3月8日(水)~3月12日(日) 新歌舞伎座
【TOKYO】2023年3月17日(金)~3月26日(日) 日本青年館ホール

チケット情報
<チケット代金>(前売・当日共/全席指定/税込)
グッズ付S席 12,000円 ※劇場にて特典として【限定グッズ(非売品)】をプレゼントします。
A席 9,000円 ※座席エリアは後日発表いたします。

<チケットスケジュール>
「鋼の錬金術師 MOBILE」アプリユーザー向け先行 11月1日(火)12:00~11月15日(火)23:59
※ゲーム内の「イベント&お知らせ」ページよりお申込みください
※「イベント&お知らせ」ページはゲームアカウントレベル7でご覧いただけます

月刊「少年ガンガン」先行 11月12日(土)12:00~12月12日(月)23:59
※詳細は11月12日発売の月刊「少年ガンガン」2022年12月号でご確認の上お申込みください。

一般発売 2023年2月4日(土)12:00
☆上記以外のチケット先行スケジュールは後日解禁予定です。

チケットに関するお問合わせ ローソンチケット:https://l-tike.com/contact/

公式HP https://stage-hagaren.jp/
公式Twitter @stage_hagaren
公式Instagram stage_hagaren_official
推奨略称 #舞台ハガレン

公演に関するお問合わせ マーベラス ユーザーサポート https://www.marv.jp/support/st/
協賛 DMM.com 主催 舞台『鋼の錬金術師』製作委員会

©荒川弘/SQUARE ENIX・舞台「鋼の錬金術師」製作委員会

Rie Koike