山崎洋平さんが主宰・脚本・演出を務める劇団「江古田のガールズ」が13周年を記念して2022年9月27日(火)よりMixalive TOKYO・Theater Mixaにて、演劇版『稲川怪談』が上演されます。
稲川淳二さん原作『稲川怪談』の初舞台化となる本作には、劇団員他、伊崎龍次郎さん、健人さん、山内優花さんら、様々な舞台で活躍する実力派俳優が出演。
この度、本作の公開稽古が行われ、その様子と取材会で登壇者よりいただいた、稽古の感想や本作の見どころコメントをお届けします。
最初は『稲川怪談』をどう演劇化するんだろうと、漠然とした気持ちで稽古場に来ました。演出の山崎さんがしっかりとしたビジョンを持っていて、「怖楽しい」をテーマに、怖いのが苦手な人でも楽しめる演劇作りをみんなでやっています。今の稽古段階では、怖い20％、楽しいが80％で、楽しいが大きくなりすぎているので、山崎さんも本番では半々になるように調整してくださっていると思うので、山崎さんを信じて、みんなで一丸となって『稲川怪談』初舞台化の良い一歩目を踏み出せるように頑張りたいです。
僕は実はホラー系が苦手なんですけど、いま凄く楽しみながら稽古をやらせていただいています。 いきなり脅かすような演出は無いので、怖いのが苦手な人も安心して観ていただけたら嬉しいです。原作『稲川怪談』の中のお話をいくつかやらせていただくんですけど、原作ファンの方も舞台ではこんな感じになるのかと楽しめると思いますし、知らない方もこの舞台を通して『稲川怪談』のお話を知ってから原作を読んでいただくといった楽しみ方も出来ると思うので、沢山の方に楽しんでいただけたら嬉しいです。
私が演じる役が、怖いのが苦手な女の子で、健人さんの演じる役も怖いのが苦手だったり。怖いのが得意な役もいれば、そうじゃない役など、いろんな登場人物がいるので共感しながら観てもらえるんじゃないかなと思っています。怖いだけじゃなくて、笑いの絶えない稽古場だと感じているので、観ているお客様にも楽しんでいただけるかと思います。あと、『稲川怪談』ではカップルが出来ると聞いたので、演劇版『稲川怪談』でもカップルが出来たら良いなと思っています。なので、良かったら好きな人と一緒に観に来てください！
僕は稲川淳二さんの大ファンで、いつか自分なりの形で『稲川怪談』をやりたいなとずっと思っていたのが、今回叶いました。今の稽古段階で、自分なりにとってもいい台本を書けたと思っています。出演者が12人いらっしゃるので、全員に見どころを入れたつもりです。どなたのファンの方が来ても「え、どこに出てたの？」ってならないように見せ場を入れさせていただきました。なので、そうした意味でも楽しめると思います。
見どころは、関西弁、標準語、地方弁と、様々な言語を使い分けているところです。基本は関西弁が流暢ですが、他の言葉も楽しんでいただけたら嬉しいです。
怖い話ではありますが、出演者12人で寄ってたかって怖がらせるのではなく、お客さんの間に立ちながら怪談をお届けしたいです。楽しい時間にできればと思います。
映像ではなく、活字や朗読を演劇化するので、今までは読み手の想像力で怖くなっていたかと思いますが、それを具現化することによって余計に怖くなるような、演劇版ならではの楽しみ方があるかと思います。そこを楽しんでいただけたら嬉しいです。
観たインパクトがあって、記憶に残る舞台になると思います。何年後かに思い返してもらえるような作品になりますので、是非とも演劇ファンの方、観に来てください。
お祭り気分で楽しめる作品にしたいです。いい夏の終わりに出来るよう、頑張っていきます！
一言で、頑張ります！
演劇化するにあたって、原作では細かく書かれていなかった会話の内容が新たに追加されています。『稲川怪談』が好きな方も、新たに楽しめるかと思いますので期待していてください。
僕も稲川淳二さんのファンで、『稲川怪談』が一番輝くのは本人の口から語られている時だとは思いますし、稽古をしていても、やっぱりホラーを舞台化するのは難しく、苦戦しております。その不自由さも、演劇のマジックで自由さに変われば、新たな『稲川怪談』をお見せできると思っています。これから稽古をして詰めていきますので、よろしくお願いします。
私の演じる役は、基本的には幽霊を信じていなくて、怖い話を怖がらない。幽霊を信じる信じないは千差万別だと思っていますし、どの角度から見てもそれぞれの楽しみ方があるんじゃないかなと考えています。怪談というのは怖い話ばかりではなく、中には温かい話や人間味があふれるものもあります。全員で楽しみながらこの作品を作っていますので、この楽しさを劇場でお客様と一緒に共有できたらと思っています。
『稲川怪談』の魅力について、山崎さんは「大きな魅力は稲川さんの語りです。演劇版になるとそれが無くなってしまうのですが、そことどう戦うかを、俳優さんやスタッフさんの結束力でうまく拮抗できないかなと。今回、それが僕自身のチャレンジです」、佐野さんは「魅力は、ただ怖いだけでなく情緒、関係性、暖かさにあると思います。そして、家に帰ったら、もしかしたら今日の語りに出てきた“何か”がいるんじゃないかと思わせるような、普段の生活との地続きな部分が、怖さを増長させる。それが『稲川怪談』の良さだと感じています」、伊崎さんは「台本を読ませていただいた時に稲川さんをすごくリスペクトしているなと、感じました。稲川さんの大ファンでいらっしゃるということで、ドアを開けるシーンでは稲川さんはすごく変わった擬音を使うんですけど、そうしたところにこだわりを持って演劇化していると感じました」と語りました。
最後の一言では、山内さんより「怖がりたい人も、楽しみたい人も、どちらも絶対に満足して帰れるようにするとをここに誓います！是非、遊びに来てください！」、健人さんより「老若男女、誰もが楽しめる作品になると思いますし、原作とまた違った表現になっている部分を楽しんでいただけたらと思います。是非、観に来てください」、伊崎さんより「恐怖と恋のドキドキは多分似てると思います。先ほど山内さんが言ってくれたように、この演劇版『稲川怪談』はきっと縁結びのパワースポットとして、後の世に語り継がれることとなるでしょう。演劇は非日常を味わえる場所であり、今回は怪談でもありますので、何か刺激が欲しい方にはピッタリな作品になっていると思います。また、ゲストも含めた日替わりシーンもありますので、楽しんでいただけたらと思います。劇場でお待ちしております」と、コメントをいただきました。
演劇版『稲川怪談』
日程・会場：2022年9月27日（火）～10月2日（日） 全11ステージ
Mixalive TOKYO Theater Mixa
原作：稲川淳二（『稲川怪談 昭和・平成傑作選』講談社刊）
脚本・演出：山崎洋平（江古田のガールズ）
出演
伊崎龍次郎
健人
山内優花
真心
塚原直彦
大西一希
角島美緒
佐野 剛（江古田のガールズ）
カトウクリス（江古田のガールズ）
山田瑞紀（江古田のガールズ）
桑田佳澄（江古田のガールズ）
高瀬あい（江古田のガールズ）
入場料金
●前売券
○特典付きS席（1階席）：8,200円（全席指定）
※特典：公演のメイキング映像（非売品・全3パターン＝A・B・C）
○S席（1階席）：6,800円（全席指定）
○A席：4,800円（全席指定）
●当日券
○特典付きS席（1階席）：8,400円（全席指定）
※特典：公演のメイキング映像（非売品・全3パターン＝A・B・C）
○S席（1階席）：7,000円（全席指定）
○A席：5,000円（全席指定）
チケット
●楽天チケット http://r-t.jp/inagawa-kaidan2022
●チケットぴあ https://w.pia.jp/t/inagawakaidan-stage/
●カンフェティ https://www.confetti-web.com/inagawa-kaidan2022
カンフェティチケットセンター：0120-240-540（通話料無料・受付時間平日10時～18時）
公式サイト：https://www.ekoda-no-girls.com
公式Twitter：https://twitter.com/ekoda_no_girls
企画と製作：演劇版『稲川怪談』製作委員会
問い合わせ
江古田のガールズ
MAIL：info@ekoda-no-girls.com
