ゲネプロ前に囲み会見があった。登壇したのは石丸幹二(パーシー・ブレイクニー)、安蘭けい(マルグリット・サン・ジュスト)、石井一孝(ショーヴラン)、平方元基(ロベスピエール※Wキャスト) / 佐藤隆紀(LE VELVETS)(ロベスピエール※Wキャスト)、豪華な衣装で登場し、まずはフォトセッションの後、質疑応答となった。稽古がなかなか大変だったようで石丸は「気がついたら、明日、初日です!」とコメント。安蘭は「この衣装をまとって世界観が広がります」と語ったが、細部に至るまで衣装がしっかり、マルグリットは元女優らしい品の良いドレス、パーシーはイギリス貴族、赤いコートがかっこいい。宝塚時代にこの作品を経験している安蘭は「新しい『スカーレット・ピンパーネル』と語った。演出、台本はどんな風になっているのか、宝塚版を観劇している“スカピン”ファンはここは注目どころ。石井は挨拶代わりにダジャレを披露し、共演者や居合わせたマスコミ陣を笑わせた(堅物で真面目なショーヴランとの落差が!)。佐藤隆紀、平方元基、Wキャストでロベスピエールを演じるが、2人からこの公演のためにロベスピエールの新曲があるとコメント。この楽曲が迫力のあるナンバー、圧巻であった。
石丸と安蘭は今回、初共演で、この作品に関しては安蘭は“先輩”になる。「(初演の)あの頃は、マルグリットのことはあんまり考えてなかった、もうちょっと大切にしてあげればよかった」と語る。2008年のことなので、よもや2016年にマルグリット役を演じるとは想像してなかった様子。石丸はパーシー役を演じるにあたり安蘭から「たくさんアドバイスを頂きました!」さらに安蘭は「パーシーは改めてかっこいい!と思いました!こういう男性がいたらついていきたい!」とコメント、石丸は「どうも!」と返し、すでに息はばっちり合っているようだ。石丸は「マルグリットが素晴らしいんですよ……あっと驚くマルグリットが現れます!」と語った。ここは観てのお楽しみ。
最後に締めの言葉は石丸から「皆さんを夢の世界へ!」で会見は終了した。