公演は来年の1月なので稽古はもちろんまだ始まっていないが、今から気合い十分。蕨野友也は「長年愛されてきた作品を舞台化するということで、私自身、非常に緊張感を感じています。周りの舞台経験者の先輩の胸をお借りして、無事に終えたいなと思います」と気を引き締める。また仮台本は出来ているそうであるが、読んだ時点での見どころという質問に対しては「原作の第1章を舞台化するのですが、原作読まれている方は“ここは絶対に欲しい”っていうポイントはしっかり押さえてある内容で、もちろん、最後の一騎打ち含めてリィとの旅、小説からほぼ引用しているので、来て頂いたお客様に満足頂けるような内容だと思います」と太鼓判。また「演出家の先生が児玉明子さん、数々の有名な作品を手掛けてきた方なので、2.5次元と言われていますが、そういうところでは迫力のあるものが出来るのではないかと期待しています」とコメント。またアクションの稽古についてはこれからだそうであるが、「気持ち勝負でいきたい」と発言しつつ自身、気合いを入れている様子であった。また「初めて来られるお客様にどう説明したらいいか考えているのですが、ただの“国取り合戦”ではない、ということは伝えたい。僕が演じる役のお父さんが誰なのか、そういう真相も含めて皆さんと一緒に旅をする気持ちでこの『デルフィニア戦記』、最後まで国を取り戻す意志で」とコメントした。また、「長年愛されている原作、“デルフィニアファン”、その方たちの期待を裏切らないためには何をすればいいのか、っていうのは、このお話を頂いてからずっと考えていました。今、色々と模索している最中です。その中、今日、たくさんの方が足を運んでくれているお客様がたくさんいらっしゃってるのを目の当たりにして、やらなきゃな、と、色んな意味で期待を裏切らないように」また「僕自身の、僕の人生で迷っている答えの部分をウォルと一緒に見つけられればいいな、と解釈で……」とコメントしてくれた。