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【レポート】ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」-Amour Eternal-

元の物語を知っていれば、結末はもちろん言わずもがな。そこに至るまでのヒューマンドラマ、誰のために戦うのか、それはセーラー戦士たちにとっても、彼女たちに敵対するアマゾントリオのタイガーズ・アイ(安藤千尋)、ホークス・アイ(立道梨緒奈)、フィッシュ・アイ(Yumi)、デッド・ムーンの頂点に立つ新月の女王・ネヘレニア(大月さゆ)、デッド・ムーンのNO2のジルコニア(坂井香奈美)らにとっても同じことだ。皆、自分なりの正義、理由がある。アマゾントリオらには夢があり、それは真の人間になることであった。最期はどうなるかは先刻承知であるが、やっぱり切ない。エリオス(平山ひかる)とちびうさの交流等、心に響く名場面も多く、見応えがある。もちろん、細かいギャグや笑える要素もたっぷり。2幕が始まる前に出来るだけ早めに席に戻ると、トリオの“漫才”風の掛け合いが楽しめるし、うさぎのダメダメぶりや美奈子のアイドル大好き暴走ぶり等は、なかなか笑える。2幕が始まった直後はデッド・ムーン サーカス団の華麗なショーもあり(身体能力、高い!)、エンターテイメント性もかなりアップ、良質の舞台に仕上がっていた。またネヘレニア演じる大月さゆの歌唱力も聴きどころ、全体としては1幕の幕切れのシーン、2幕のラストに向かってのセーラー戦士たちの戦いぶり等、全体の構成も観やすく、千秋楽に至るまでの“進化”が楽しみだ。

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2.5news(編集部)

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