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【コラム】連載第178回 高浩美のアニメ・マンガ×ステージ評

高浩美のアニメ・マンガ×ステージ評 連載第178回

9月の初旬、アニメ放映中(9月迄)であった『ReLIFE』の舞台版が上演されたが、これは舞台ともアニメとも原作とも違う、という企画であった。アニメでは主人公・海崎新太は卒業していないし、原作でも卒業していない。ところが舞台では卒業してしまったのである。これは単なる原作やアニメの舞台化ではなく、コンテンツの舞台化と言えるのではないかと思われる。しかもアニメや原作が舞台と同じ結末を迎えるかどうかは今のところ、基本的に“シークレット”だ。ゲーム原作の舞台でマルチエンディングやダブルエンディングを採用する作品があるが、あくまでも舞台版だけに限られている。この場合は『ReLIFE』というコンテンツそのものでのマルチエンディング、そういった意味においては画期的だ。また舞台上の表現もやや抽象的で観客の想像力に任せるところも大きい。いづれにせよチャレンジが大きい作品であった。

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2.5news(編集部)

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