【3.0レポート】舞台『歌姫』

キャストの着ている服装が、昭和30年代を彷彿とさせる。学生のお遍路・神宮寺くん(黒羽麻璃央)が映画館・オリオン座にやってくる。ここには館主・岸田勝男(斉木しげる)やその妻・浜子(かとうかず子)、勝男の次女・鈴(入山杏奈)、映画技師・四万十太郎(宅間孝行)がいた……。

皆、ひとくせもふたくせもあるキャラクターが次々と登場する。破壊力抜群の海女・鯖子(安田カナ)、化粧濃過ぎのBARのママ・メリー(樹里咲穂)に怪しい日本語をしゃべるメリーの情夫・ロシア(滝川英治)、上半身裸の漁師・ゲルマン(北代富士)等が賑やかに舞台を彩る。宅間孝行演じる四万十太郎(及川勇一)を中心にストーリーは進行していく。ここで織りなす人間模様、恋模様、優しく、そして時には怒濤の如くに展開される。皆、性根は心優しい人々だ。勝男の長女・泉(原史奈)に子供が生まれたり、とどこにでもある出来事、そんな中、鈴は太郎に心を寄せていた……。

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2.5news(編集部)

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