【3.0レポート】舞台『歌姫』

物語の出だしは現代のオリオン座、昭和な雰囲気漂うレトロな映画館、柱に貼ってあるポスターやソファ等、時代を感じさせる。もうすぐ閉館というこの映画館、ちょっと寂しげな雰囲気だ。そこに小泉ひばり（酒井美紀）と息子の小泉旭（宅間孝行）がやってくる。今、現在、オリオン座を切り盛りしているのは松中鈴の息子圭一郎（阿部力）、彼には娘がおり、名はルリ子（入山杏奈）と言う。そこから時が遡り、中央のカーテンが開き、一転して舞台は昭和30年代の真夏に変わる……。